安全・安心な米づくり「特別栽培米みずほちゃん」(2013年11月)

常陸太田市
JA茨城みずほ常陸太田地区水稲生産部会

写真:豊かな自然に囲まれた環境で栽培しています

(写真1:豊かな自然に囲まれた環境で栽培しています)

常陸太田市は、古くからおいしいお米の産地として知られています。平成16年、「特別栽培米の生産部会を立ち上げ、環境に優しい栽培方法を取り入れながら、食味値のより高いコシヒカリを生産していこう。地域オリジナル米として育て、常陸太田の米の良さを広くPRしていこう」と、農協部会が立ち上がりました。現在、「JA茨城みずほ常陸太田地区水稲生産部会」として、24名で「特別栽培米みずほちゃん」の生産を行っています。

写真:販売されている米袋

(写真2:化粧袋入りで地元直売所、スーパーなどで販売しています)

環境に優しい取り組み

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(写真3:堆肥散布実演会や土づくり講演会で学び合っています)

常陸太田市は、酪農や繁殖和牛、肥育牛経営も盛んで、平成21年より、地元産牛ふん堆肥を活用した米づくりに取り組んでいます。この動きを受け常陸太田市では、事業を活用して、堆肥散布作業を受託する(有)みずほ農援にマニュアスプレッダを整備したり、地元産牛ふん堆肥利用時の助成制度を創設するなど、積極的なサポートを行っています。

また毎年、全農茨城や普及センターの土壌診断結果に基づき、適正な施肥に努めています。共同作業で種もみの温湯消毒を行い、部会で指定した資材のみを用いることで、化学合成チッソを10アール当たり3.2キログラム以内、化学合成農薬の使用を延べ6成分に抑えた栽培を実施しています。

品質向上のための取り組み

「より品質の高い米を生産していこう」との考えのもと、部会結成当初から、出荷ロットごとに農協が食味計と品質判定機を用いてタンパク、食味値、玄米外観品質を普及センターが玄米水分と千粒重を測定し、栽培改善に役立てています。

技術向上のための取り組み

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(写真4:圃場巡回講習会の様子)

毎年、展示圃での栽培結果などを基に、役員会や全員会議で新たな資材の導入に関する検討を行っています。また、中干し期と幼穂形成期には圃場巡回講習会、総会時には次年度に向けての講習会等を開催しています。

(写真5:研修会の様子)

さらに、近隣の高品質米産地への研修や、全国レベルのコンテストで連続上位入賞を果たしている先進産地へ出向き、栽培や技術向上の工夫について学んでいます。

常陸太田普及センター

2013年10月30日