地域資源を活用した「光一点」(2013年1月)

美浦村
JA稲敷光一点生産組合

収穫前の水田で一列に並ぶ部会の皆さん

(写真1:部会の皆さん)

光一点の生産地、美浦村は茨城県県南部に位置し村北部を霞ヶ浦に臨んだ水田地帯です。当村は、日本中央競馬会のトレーニングセンターがある「トレセンのまち」としても知られています。当部会は地域資源を活用し生産者・関係機関が一体となり村おこし、産地活性化に取り組んでいます。

トレセンの敷きワラ完熟堆肥で土づくり

水田地帯に建設された太陽光乾燥施設の外観写真

(写真2:太陽光乾燥施設)

光一点は、敷きワラ堆肥を利用し化学肥料と農薬を極力減らして栽培した特別栽培米コシヒカリで、JA稲敷のブランドになっています。お米にやさしい乾燥方法として、天日乾燥に近づける為に太陽光乾燥施設を導入しています。

年3回の現地検討会では、毎回生産者全員の圃場を巡回し、活発に情報交換、意識統一を図っています。土づくりを重視した環境保全型の「いばらきエコ農産物」として、食味を重視した米づくりを心がけています。

馬が餌を食べている様子

(写真3:美浦村日本中央競馬会トレーニングセンター)

"WeThinkE、MIHO"

美浦村では「E」で始まる三つの言葉をキーワードに"WeThinkE、MIHO"を村のキャッチフレーズに決めています。
これは村民と行政がスクラムを組んで「地域の『永続性』ある発展を可能にするために、『環境』を重視した住民活動を身近なところから、一つ一つ『誠実』に実行していこう」という誓いです。

  • Eternity(=永続性)
  • Environment(=環境)
  • Earnest(=誠実)

その活動の第一に挙げられるのが、農産品のブランド化です。ブランド化に関しては、農業の基本は「土の持つ力」ということから光一点のほか、イチジクやマッシュルームなどの村の特産の農産品に「土の玉手箱」というブランドネームがつけられています。

コンバインで稲を刈るようす

(写真4:現地検討会(左)敷きワラ堆肥散布(右)の様子)

生産者が産地を積極的にPR

当部会では、生産者が消費者の方々に直に接したPR活動に積極的に取り組んでいます。

ポケットファームどきどきつくば牛久店での試食販売や、船橋競馬の協賛サラブレッドレース「がんばっぺ茨城!!美浦の吟しゃり光一点」に参加するなど活動は活発です。
光一点の活動はブログでも紹介しています。http://ameblo.jp/hikari-ituten/

収穫した米を販売してPRをするようす

(写真5:販売促進PRの様子)

稲敷普及センター

2012年12月26日