笠間市
JA常陸笠間地区栗部会
笠間の栗グレードアップ会議
(写真1:まもなく収穫です)
笠間市は、全国有数のクリ産地です。平成21年に「笠間の栗グレードアップ会議」を設立し、クリ生産者、JA、加工業者、飲食業者、行政機関が一体となり、「笠間の栗」のブランド化を目指して活動しています。
品種別出荷の推進で産地評価の向上
(写真2:貯蔵の様子)
JA常陸笠間地区栗部会では、平成17年から品種別出荷に取り組んでいます。
クリを品種別に出荷するためには、品種が混ざらないように収穫する必要があるため、手間がかかりますが、品質の揃った良質なクリが出荷でき、産地評価の向上につながっています。
「貯蔵栗」の商品化と販売推進
クリは、1か月程度0~マイナス1℃で冷蔵貯蔵することにより、糖含量が収穫直後の2~3倍に高まります。JA常陸では、品種別出荷されたクリの一部を冷蔵貯蔵し、「貯蔵栗」として販売しています。なかでも、大粒の3Lサイズは「笠間の栗極み」として、贈答用商品として百貨店等で販売しています。
一方、2LおよびLサイズは、量販店向けに販売しています。また、平成24年には量販店と「笠間貯蔵栗研究会」を立ち上げ、関係機関が連携して、貯蔵栗の販売推進活動を行っています。またイベントでは、貯蔵栗を使った焼き栗を販売しています。「手軽に食べられて、甘くておいしい」とお客さんに好評です。
(写真3:「笠間の栗 極み」パンフレット)
イベントや飲食店等と連携したPR活動
9月中旬にJR水戸駅で開催している「いばらきオータムフェスティバル」、10月はじめに笠間市内で開催している「かさま新栗まつり」など、クリを中心としたイベントを開催し、生栗や焼き栗、クリを使ったお菓子のなどの販売を行い、「笠間の栗」のPRを行っています。
また、市内の栗商品を扱っているお店を掲載した「笠間てくてく栗図鑑」の作成・配布や、市内の飲食店において、栗づくしの料理を味わう「秋の美食」を開催しています。
(写真4:「笠間の栗」のPR)
笠間普及センター