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更新日:2021年1月1日

県広報紙「ひばり」1月号「新年のごあいさつ」

新年のごあいさつ

新年あけましておめでとうございます。 皆様におかれましては、新春を健やかにお迎えのこととお慶び申し上げます。

今なお、新型コロナウイルス感染症の流行により国内外が未曽有の危機に直面する状況が続いております。医療現場の皆様をはじめ、多くの方々の献身的なご努力、県民の皆様の感染症対策へのご理解ご協力に対し、改めて感謝申し上げます。  

感染状況は刻々と変化しておりますが、引き続き、感染拡大防止と社会経済活動の両立に向け、感染対策の徹底と医療提供体制の確保、県民生活および県内産業への支援などにスピード感をもって全力で取り組んでまいります。

さて、人口減少や少子高齢化など社会情勢が急速に変化する中、私は「これからの10年間」が極めて重要との強い思いのもと、一貫して「挑戦」「スピード感」「選択と集中」の三つの基本姿勢を県庁全体で共有しながら、困難な政策課題にも明確な目標を設定し、躊躇せず取り組んでまいりました。

その結果、最も重要な施策の一つと位置付けた医師確保は目標数達成の見通しが立つとともに、企業誘致は2年連続全国トップの実績を上げ、農産物の輸出額は3年間で5倍に拡大いたしました。

最新の平成29年度県民経済計算の推計結果においては、名目・実質の経済成長率が全国第1位となり、民間調査による都道府県電子化推進度ランキングも全国第1位、さらに長年最下位だった魅力度ランキングは全国第42位となり全国的に大きな話題となったところです。

多くの挑戦により結果を出し、「茨城県はやればできる!」といった潜在能力の高さが証明され、本県に対する評価は着実に変わってきていると思っております。

本年は「飛躍」の一年であります。

新型コロナウイルスの影響によって、社会情勢や人々の価値観が大きく変わる変革期にこそ、これまで培ってきたチャレンジ精神が活かされるものと考えております。

感染症対策と社会経済活動の両立にしっかりと取り組みながら、東京オリンピック・パラリンピックなどを契機に茨城の魅力を世界に発信するとともに、デジタル社会の構築や力
強い産業の創出、教育環境の充実、次世代を担う人財の育成など、未来への投資につながる施策に積極的に取り組みます。

茨城の未来のために、ウィズコロナ・ポストコロナの時代において、前例踏襲・横並びではなく、自ら未来を切り拓ける新しい茨城づくりに、県民の皆様とともに果敢に挑戦してまいりますので、なお一層のご支援、ご協力をお願い申し上げます。
 皆様にとりまして、本年が実り多き素晴らしい一年となりますことを心よりお祈り申し上げます。

 

令和三年一月一日
茨城県知事大井川和彦

 

 

 

 

 

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