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更新日:2023年11月26日

県広報紙「ひばり」12月号【特集2】

今が旬!霞ヶ浦北浦のダイヤモンド「シラウオ」

ヶ浦北浦は、ワカサギ、シラウオ、エビなどの水産資源に恵まれ、古くから多種多様な漁業が盛んに行われています。
回は、全国第二位の漁獲量を誇る、今が旬のシラウオについてご紹介します。

シラウオは鮮度が命

ヶ浦北浦で獲れるシラウオは、明治から昭和にかけて行われた「帆曳(ほび)き網漁」により漁獲されていましたが、現在は、動力漁船で網をひく通称「トロール」と呼ばれる漁法で行われています。
冬から年末にかけて行う漁は「寒曳(かんび)き」と呼ばれ、夜明け前の真っ暗な中、ゆっくりとした速度で網をひいていき、漁獲後はすぐに氷を加えて鮮度を保ちます。
れたてのシラウオは透明で美しく、キラキラと輝いていることから、地元漁師には「ダイヤモンド」と呼ばれており、寒曳きの時期は特に魚体が大きくなるので、食べ応えも抜群です。

寒曳きイメージ写真トロール説明イラスト

 

シラウオってこんな魚

シラウオ

  • 淡白ながら甘みとほど良い苦み
  • 脂肪が少なくヘルシー
  • 生で食べればプリっとした食感
  • 火を通せばふんわりした食感

シラウオの漁獲時期
旬の時期(7月~12月)

解禁直後のシラウオ
解禁直後(7月下旬)のシラウオ

寒曳きのシラウオ
寒曳きのシラウオ(12月)

 

シラス?シラウオ?

シラスはイワシ類の子どもなので、成長するとカタクチイワシやマイワシになりますが、シラウオは同じ形のまま大きくなります。

鮮度を保持した製造技術を開発

ヶ浦産シラウオは、煮干しや佃煮などに加工されるほか、生食用としても人気があります。しかし、生食用の流通には、漁獲直後の透明感の保持や、漁獲シーズンに限定されない安定した供給が課題となっていました。
こで県水産試験場と地元漁協が協力し、適切な曳網(えいもう)時間の設定や徹底した鮮度管理を行うことで、漁獲直後の透き通るような透明感と鮮度を保持する製造技術を開発しました。
後は、この技術を活用し、透明感とプリプリ食感を楽しめるシラウオの商品化を進めていきます。

 

新技術で生産されたシラウオ
新技術を活用して生産したシラウオ

簡単!シラウオ料理「シラウオの卵とじ」

  1. シラウオ(200g)を水洗いし、水気を切る。
  2. 鍋で沸かしためんつゆ(適量)に1を入れる。
  3. すぐに火が通るので、溶き卵(2個)を回し入れ、お好みの固さになったら完成。

シラウオ料理

 

霞ヶ浦北浦の魚が買えるお店・食べられるお店

霞ヶ浦北浦の地域水産業の発展などを目的に活動する霞ヶ浦北浦水産振興協議会(外部サイトへリンク)では、シラウオなど水産物を購入できるお店や、食べられるお店を紹介しています。ぜひご利用ください。

いばらきの地魚取扱店ロゴ

 

この記事に関するお問い合わせ

県霞ケ浦北浦水産事務所
☎029(822)7270

 

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〒310-8555 茨城県水戸市笠原町978番6

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