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ページ番号:11248
更新日:2023年3月7日
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いのちへの優しさとおもいやり~臓器提供意思表示カード(ドナーカード)を携帯してください。
私たちの身体は心臓や肺、肝臓、腎臓などの様々な臓器が調和して機能することによって維持されています。しかし、これらの臓器の機能が何らかの原因によって失われ、正常な働きができない状態になることがあります。そのような状態を『臓器不全』といい、心臓や腎臓などの機能が低下した心不全、腎不全などの臓器不全に苦しんでいる患者さんが多数おられます。『臓器移植』とは、これらの患者さんの不全状態にある臓器を、血縁者の方々から又は臓器提供者(ドナー)の死亡後に摘出、提供された健康な臓器と入れ替え、機能を回復させる治療法です。
「臓器の移植に関する法律」に基づいて、心臓、肺、肝臓、腎臓、膵臓、小腸、眼球(角膜)などの臓器がそれぞれの病気や治療のために移植に用いることができます。
臓器を提供する人を『ドナー』、移植を受ける人(あるいは受けた人)を『レシピエント』といいます。臓器の提供を待っている人が数多くいますが、これらの方のほとんどが移植を受けられないのが現状です。それは、臓器移植には「免疫」という大きな問題があり、ドナーとレシピエントとの間で白血球の型が一致しないと、移植された臓器が体内で異物とみなされ激しい拒絶反応を起こしてしまうからです。そしてそのような相性のドナーがなかなか見つからないのが現状です。
ですから、できるだけ多くの人が臓器移植について正しく知り、理解し、臓器提供の意思を表すことが、患者さんにとって大きな救いとなるわけです。
臓器提供病院 |
茨城西南医療センター病院 |
透析施設 |
茨城西南医療センター病院、古河赤十字病院、総和中央病院、古河クリニック |
「私は臓器を提供したい」などの臓器提供の意思表示は未成年の方でも、15歳以上であればでき、臓器提供の意思の有無を示す『臓器提供意思表示カード(ドナーカード)』は全国の保健所、県庁や市役所など各地地方自治体、運転免許試験場(センター)、一部のコンビニエンスストアなどに置いてあります(インターネットによる申込(外部サイトへリンク)も可能です)。
ドナーカードに必要事項を漏れなく記入し(記入方法はこちら(PDF:238KB))、なるべく財布や定期入れなどに入れて、常に携帯するようにしてください。また、できればご家族にも意思表示していることを伝えておいてください。
『臓器移植』や『臓器提供意思表示カード(ドナーカード)』について、もっと詳しく知りたい方は下記の関連サイトをご覧ください。
(社)日本臓器移植ネットワーク・ホームページ(外部サイトへリンク)
「臓器移植の情報サイト」トランスプラント・コミュニケーション(外部サイトへリンク)