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ページ番号:71123
更新日:2025年2月3日
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看護学を志望した当初より、予防医療や公衆衛生学に携わりたいと思っていました。特に、大学で精神科病院の実習を行った際、精神保健福祉に関わる県の施策や仕組みづくりについて興味がわき、県の保健師を目指すのであれば、漠然と生まれ育った茨城県で働きたいと考えたのが理由です。
保健指導課で結核対策を担当しています。結核と診断された方を対象に、患者調査を実施し、最後まで服薬が継続できるよう家庭訪問等の服薬支援をしたり、接触者健診の企画・調整・採血等を行ったりしています。また、地域の医療機関との情報共有や、施設向けの研修会の計画など普及啓発の事業にも取り組んでいます。
今まで精神保健、母子保健、介護に災害保健…と様々な経験を積ませていただきました。関わる住民の方それぞれの背景があり、自分自身の気づきや想像力、経験値がとても重要になると思っています。業務を続ける中で、自分の経験の点と点が線となり、必要な支援や事業に繋げられたときに「やりがい」を感じます。
外国人の結核患者の支援をする中で、関係機関と連携して母国への帰国を支援したケースが印象に残っています。多剤耐性菌や言語の壁等がありましたが、帰国後にも「ありがとう」のメッセージをいただき、治療が継続できているお話も伺うことができました。外国人の結核支援に関する地域課題を考えるきっかけにもなり、とても印象に残っています。
自分と相手の時間を大事にすること、分からないことをそのままにせず好奇心をもって学ぶこと、何か困ったときに声をかけたいと思ってもらえるようなコミュニケーションを大切にしています。
ギャップを感じるほどイメージができていなかったのが正直なところですが、感染症や精神保健の緊急対応、それに伴う事務手続きなど、講義で受けただけの知識と実務は全く違うと感じ、入庁当初は衝撃を受けることが多かったです。
未就学児がいるため、時差出勤で勤務をしています。1時間だけ有休をとったり、テレワークをさせてもらったりなど、業務や家庭の事情に合わせた柔軟な働き方ができるため、とても働きやすいと感じます。
2014-2016 | 水戸保健所 (精神保健、ひきこもり対策) |
2016-2023 |
土浦保健所 |
2024- | 竜ケ崎保健所 (結核業務) |
勤務前 |
5時30分 起床 7時00分 出発 8時10分 職場到着 |
午前 |
8時15分 勤務開始 メール、回覧物の確認 8時30分 研修会資料の作成 9時00分 結核患者のDOTS(家庭訪問、医療機関への電話連絡等) 11時00分 接触者健診の企画、相談等(所内) |
昼休み |
12時00分 自席又は外で食事 |
午後 |
13時00分 感染症診査協議会の準備 13時30分 感染症診査協議会の実施 14時30分 答申書、患者票等の作成 16時00分 メールチェック、ToDoリスト整理 17時00分 退勤 |
勤務後 |
18時00分 保育園迎え 18時30分 帰宅 19時00分 夕食 20時00分 風呂 21時00分 寝かしつけ 21時30分 家事、自分時間 22時30分 就寝 |
茨城県の保健師は、多職種の人と一緒に働くことができる環境のため、自分自身の成長にもつながります。何をしているか分からないと思うこともあるかもしれませんが、興味を持ったらぜひ、その好奇心を大事にしてみてください。様々な業務に携わることで見えてくるものが必ずあると思います。