目的から探す
ページ番号:71106
更新日:2025年2月3日
ここから本文です。
母が介護職の仕事に携わっており、その姿を見て福祉分野に興味を抱きました。福祉の勉強を重ねていく中で児童領域への関心が高まり、様々な悩みや課題を抱える児童や家庭にかかわることができる児童相談所で働くことを志すようになり、茨城県をしました。
現在は筑西児童相談所で働いており、主に施設や里親で生活している児童やその家族に対する支援を行っています。様々な要因で施設や里親のもとで生活する児童やその家族と面接を重ね、家族再統合や自立に向けた助言や指導等を行うことで、児童や家族が悩みや課題を解決できるように尽力しています。
児童や家族と協働しながら家族再統合や自立に向けて面接を重ね、実現に至った時に「ありがとう」との言葉をいただくことができたときにやりがいを感じます。様々な障壁にぶつかり大変さを感じることもありますが、時間を掛けながら一つ一つ丁寧にかかわることの重要性を学ぶことができました。
里親と児童の間で特別養子縁組が結ばれた時のことが印象に残っています。家族として児童を迎え入れる里親の覚悟を目の当たりにしたり、里親の家族の一員となる児童の喜ばしい顔をみることができたことで、今後は更に真剣に、更に丁寧に仕事に向き合っていきたいと思える出来事でした。
自分の主観的な視点や考えに縛られず、まずは児童目線で物事を考えることを大事にしています。『自分がこの子のだったらどう考えるかな?』、『自分がこの子だったら何を望むかな?』など、まずは自分が児童の立場になって物事を考えることで、支援のきっかけが見えてくることがあります。
入庁前は8時から17時までの勤務というイメージでしたが、児童相談所では家族の仕事が終わる夜の時間からの家庭訪問や面接、夜間に緊急で児童を保護する対応など、不規則的な勤務になりやすいことがわかりました。自分の生活リズムをしっかりコントロールする力が必要だと感じました。
休暇がとりやすい環境だと思います。職場全体として休暇をとりやすいように声掛けがあったり、急な体調不良などでも周りのサポートがしっかりしているので休暇をとりやすい雰囲気ができています。また、業務や私生活との兼ね合いで時差出勤やテレワークなどを選択できることも働きやすさの一つだと思います。
2014-2021 | 中央児童相談所 (一時保護児童支援業務) |
2022- | 筑西児童相談所 (施設入所児童/里親委託児童支援) |
午前 |
9時00分 関係機関と電話連絡 10時30分 家庭訪問 |
昼休み | 12時00分 帰庁、昼休み |
午後 |
13時30分 里親宅訪問 |
勤務後 |
18時00分 退勤 19時30分 帰宅、夕食、入浴 21時00分 自由時間 22時30分 就寝 |
福祉職全般、『大変』というイメージが強いかもしれませんが、その分やりがいも大きく感じることができる職域だと思います。児童虐待を中心とした相談は年々増加しており、それに伴い児童相談所の業務も増加しています。健全な児童の成長を支援することにほんの少しでも興味がある方、一緒に仕事ができる日を待っています。