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ページ番号:12403
更新日:2023年12月24日
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利根川水系では、水需要の多い夏季に少雨になると、流量の減少や上流ダム群の貯水率の低下が生じ、取水制限が実施される場合があります。
那珂川や久慈川では、農業用水の取水が増える春季に少雨になると、流量が減少し、塩水が遡上することによって、下流部で取水障害が発生する場合があります。
このように、少雨傾向が続くと渇水が発生するおそれがありますので、日頃から、限りある貴重な資源である「水」を大切に使うように心掛けましょう。
県では、渇水時における円滑かつ迅速な対応を図るため、茨城県渇水対策連絡会議を設けています。
また、渇水により重大な被害が発生し、拡大することが予想されるときには、茨城県渇水対策本部を設置する体制をとっていきます。
流域では、農業用水や水道用水、工業用水等として大量の水が利用されています。夏季に降雨が少ないと、流量の減少や上流ダム群の貯水率の低下が生じ、渇水になる傾向にあります。
主に取水制限や節水の呼びかけ、自己水源の増量等で対応しています。
流域には農地が多いことから、田植等の農作業がピークを迎えるゴールデンウィークを中心に、降雨が少ないと流量が減少し、塩水の遡上によって取水障害が発生する傾向が高くなっています。
那珂川においては、主に、河口に近い取水施設で、上流地点からの振替取水や、潮見運転(取水のためのポンプの運転を塩分濃度が高い水が海から遡上する時間帯に停止する)などの対応をしています。
また、久慈川においては、河口に近い取水施設で、河道内に仮締切堤を設置するなどの対応をしています。
両河川とも流況がさらに悪化したときは、取水制限が実施される場合もあります。
利根川及び鬼怒川上流ダム群の貯水状況は、国土交通省関東地方整備局のホームページで確認できます。
利根川上流8ダムの貯水状況
http://www.ktr.mLit.go.jp/river/bousai/river_bousai00000077.htmL
鬼怒川上流4ダムの貯水状況
http://www.ktr.mLit.go.jp/river/bousai/river_bousai00000076.htmL