新規栽培者を中心にネギの生産拡大中!(2020年1月)

つくば市
JAつくば市ねぎプロジェクト

(写真1:出荷するネギ)

つくば市のネギ栽培は、昭和50年代から行われ、平成8年にはJAつくば市ネギ部会が青果物銘柄産地に指定されています。また、JAつくば市では平成26年から「ねぎプロジェクト」(以下 プロジェクト)を立ち上げ、新規栽培者を募り、ネギの生産量拡大や普通作経営体の複合品目としての導入を目的に支援しています。新規にネギ生産に取り組みやすいように、生産から販売までの支援を行っており、ネギ生産者の増加と産地拡大が進んでいます。

ネギ栽培の入り口を広く、手厚く

(写真2:圃場巡回(右)出荷前にみなで確認します(左))

プロジェクト参加者には以下四つのメリットがあります。

  • 育苗・調製作業のJAへの委託支援
  • 専用管理機のレンタル
  • 講習会等による栽培技術指導
  • 販路の確保支援

ネギは、育苗期間が長く、収穫まで6か月以上かかり、その労働時間の大半が出荷調製作業になります。プロジェクトでは、県事業(いばらきの園芸産地改革支援事業)を活用して、半自動根葉切り皮むき機(ベストロボ)等を導入し、JAで調製作業を請け負うほか、育苗センターも整備するなど、新規ネギ生産者の労力を軽減しています。
さらに、ネギ栽培で使う簡易移植機やネギ用土あげ管理機を3地区の営農経済センターに配備して、初期投資を軽減して、容易に栽培を開始できる体制を整えています。
栽培技術指導については、JAつくば市と全農いばらき、普及センターが連携し、適期の講習会の開催や先輩生産者圃場での研修、個別圃場巡回によるきめ細やかな指導体制により技術習得を図っています。
プロジェクトは二名(0.2ha)でスタートしましたが、新規就農者や定年帰農者、水田複合経営者と多様な経営体が参加し、現在は41名(栽培面積約15ha)に拡大しました。

経営体の所得向上のために

秋冬ネギの栽培技術習得後には、栽培面積を拡大し、自ら育苗・調製を行う生産者も出てきています。普及センターでは、所得率が高い初夏・夏ネギ栽培の導入を推進し、周年栽培につながるように支援しています。
普及センターでは所得向上のために、ネギ栽培を経営の柱とした「新規就農者向けの経営発展モデル」や「初夏ネギの収量改善モデル」、機械化体系と雇用を導入した「規模発展モデル」を作成し提案しています。
これからもプロジェクトを通して、儲かる経営体の育成とネギ産地の発展を支援していきます。

 

茨城県県南農林事務所 つくば地域農業改良普及センター

2020年01月17日