日立の果樹を地域で支えて(2021年9月)

                                   中里ぶどう生産部会
中里レジャー農園サポーター協議会

写真1:収穫間近のブドウとリンゴ

 

日立市西部に位置する中里地区では、約50年前にブドウ、約40年前にリンゴの栽培が開始されました。
地域にはJA常陸里川西特産果樹生産部会(部会員18名)と中里ぶどう生産部会(部会員6名)があります。
この地域一帯は「中里フルーツ街道」と呼ばれ、観光果樹園として多くの観光客が訪れます。

(写真1:収穫間近のブドウとリンゴ)

 

 


 

写真2:目揃会のようす

高品質果実生産とPR活動


里川西特産果樹生産部会では、リンゴの高品質生産のため、生育ステージに合わせた栽培講習会を開催しています。
本格的な開園を迎える前には、目揃会を開催し、各園から持ち寄ったリンゴ果実の品質を部会員が自ら調査し、熟期の確認やサビ、傷など、販売にあたって留意すべきことを確認し合います。

(写真2:目揃会のようす)








写真3:JR日立駅前でのリンゴ無償配布のようす

 

また、JR日立駅前のリンゴの無償配布やリンゴ園を会場にした「リンゴ園コンサート」など、市内を中心とした消費者を呼び込む取り組みを積極的に行っています。

(写真3:JR日立駅前でのリンゴ無償配布のようす)


 

 

 


(写真4:配付されたリンゴ)
   写真5:サポーターが摘果作業をしているようす

労働力が不足する生産者を支援

中里地区では果樹生産者の高齢化・後継者不足による労働力確保が課題となっていました。
そこで、平成22年に生産者、JA、市、普及センターなどにより「中里レジャー農園サポーター協議会」が設立されました。
援農ボランティア(サポーター)を募集し、労働力が不足する生産者の栽培管理作業を支援しています。

今年度は日立市内在住の方を中心に37名がサポーターに登録され、受入農家のもとで活動しています。
また、講習会には、リンゴやブドウの栽培について初心者のサポーターも参加し、ベテラン生産者から技術を学ぶ良い機会になっています。


(写真5:サポーターが摘果作業をしているようす)

 

 

さらに、サポーターの皆さんの日ごろの活動に対する感謝と受入農家との交流を深めることを目的に交流会を開催しています。

(写真6:2019年の交流会のようす
     年に1度農家とサポーターの交流会を開催しています。
     現在は、新型コロナウイルスの影響で実施していません。)

 









                                                            県北農林経営・普及部門

2021年08月30日