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更新日:2024年3月1日

業務概要・沿革・組織 -茨城県水産試験場内水面支場-

 茨城県の内水面には,全国第2位の面積を有する霞ヶ浦北浦(220k㎡)の他に,涸沼や牛久沼など湖沼,利根川や久慈川,那珂川など大小210余の河川があります。
水産試験場内水面支場では,内水面における水産業の振興及び漁場環境の保全を図るため,以下の5つを柱に調査研究を進めています。

1.  在来有用魚種の生態調査や資源量調査を行い,資源を有効に利用する管理方策を明らかにするとともに,資源量の減少した魚種について資源の回復技術を開発する。
2.  魚病研究など養殖技術の改善・開発に関する研究,養殖業からの汚濁負荷を削減するための研究,新たな養殖対象魚種の開発を行う。
3.  内水面水産業における重要魚種について,産卵場調査,保護水面調査,種苗の放流試験などを行い,増殖技術の研究開発を行う。
4.  内水面水産業・養殖業に関わるさまざまな環境について調査を行い,漁場環境の維持保全や改善に関する技術について研究する。また,魚の産卵場・育成場になるほか,水質浄化に役立つ水生植物帯の調査研究を行う。
5.  在来有用魚種の食害種あるいは餌の競合種とされるブルーギル,チャネルキャットフィッシュ(アメリカナマズ)等外来種の生態調査を行い,在来種への影響を明らかにするとともに,駆除方法等の対策を研究する。

 

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水産試験場内水面支場の全景

 

 

明治34年(1901) 土浦市に水産試験場の付属機関として手野養魚場を開設
昭和13年(1938) 霞ヶ浦北浦水産振興場として独立
昭和33年(1958) 県の機構改革により霞ヶ浦北浦水産事務所となり,行政及び研究業務を行う
昭和43年(1968) 試験研究部門が行方郡玉造町(現・行方市玉造甲)に,内水面水産試験場として独立
庶務,養殖,資源,環境部の4部体制とする
昭和44年 皇太子殿下(現 上皇陛下)行啓
昭和50年 久慈郡里美村(現・常陸太田市)に,冷水性魚類を対象とした内水面水産試験場里美養魚場を設立
昭和51年 栽培漁業センター設置
昭和57年 魚病指導総合センター設置
昭和60年 皇太子殿下(現 上皇陛下)「霞ヶ浦の水産について」御聴取
昭和61年 皇太子殿下(現 上皇陛下)行啓
平成元年 文仁親王殿下(秋篠宮皇嗣殿下)お成り
平成3年 里美養魚場にバイオテクノロジー飼育実験棟設置
平成7年 本場を庶務,増殖,湖沼,河川部に改組
里美養魚場を里美支場に改組
平成17年 里美支場を県北支場に改組
平成23年(2011)

内水面水産試験場と水産試験場を統合し,水産試験場内水面支場となる
内水面水産試験場県北支場を廃止

令和2年(2020)

研究棟及び魚類飼育実験棟整備

令和5年(2023)

秋篠宮皇嗣同妃両殿下 お成り

 

 

 

茨城県水産試験場内水面支場について About us
「魚の目」で調査研究に取組んでいます。

茨城県の内水面には,全国第2位の面積を有する霞ヶ浦北浦の他に,汽水性の涸沼を始めとする湖沼,さらには那珂川や久慈川など大小210余の河川があります。
これら豊かな自然環境のもと本県は,全国有数の漁業生産をあげるとともに,遊漁においても多様な魚族の生息により人気のある地域となっています。
このようななか,当場では,内水面水産業が将来にわたって持続的に発展していくために,資源管理方策,魚病研究,養殖・増殖技術開発,漁場環境の保全,在来有用魚種の食害など,各種の調査研究を進めています。

From the fish’s point of view!

In Ibaraki prefecture, there are many inland waters, such as 2nd largest lake in Japan “Kasumigaura and Kitaura”, brackish water pond “Hinuma” and about 210 many rivers, “Naka, Kuji, Tone, and others ”

 

Ibaraki prefecture is blessed with a rich natural environment, and in addition to being one of the nation's leading fishery producers in inland waters, it is also a popular area for recreational fishing due to the variety of fish that can be found.

 

This institute is engaged in a variety of research themes such as fishery resources management measures, aquaculture techniques, conservation of water environment to ensure that the inland water fisheries industry will continue to develop in the future.

 

 

 

支場長  

増養殖部

3名
(魚病指導センター)

1 霞ヶ浦・北浦の網いけす養殖技術に関する耐病性や高成長性を有するコイ種苗の作出技術,漁場環境に配慮した養殖技術に関する研究および新魚種の養殖技術開発
2 内水面の主要魚種であるヤマトシジミやワカサギ等の種苗生産技術や増殖技術の開発研究およびその普及指導
3 コイヘルペスウイルス病や冷水病等の各種魚病に関する魚類防疫対策

内水面資源部

4名

1 内水面の主要魚種であるワカサギやテナガエビ,アユ,シジミ等の資源動態やその維持および保全手法に関する研究
2 水域の基礎生産量に関するプランクトン調査等による内水面の漁場環境の保全に関する研究
3 水産有用資源に影響を及ぼすブルーギルやチャネルキャットフィッシュ等の外来魚の駆除・管理手法に関する研究
県北支場(廃止) 県北支場は平成23年4月より廃止となり,その業務の一部は増養殖部に移行しました。

 

このページに関するお問い合わせ

農林水産部水産試験場内水面支場

〒311-3512 茨城県行方市玉造甲1560

電話番号:0299-55-0324

FAX番号:0299-55-1787

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