ホーム > 広報・お知らせ > 広報 > 広報紙「ひばり」 > 県広報紙「ひばり」 > 平成27年度 > ひばり2016年2月号 > 県広報紙「ひばり」2月号「コミュニティいばらき」

ここから本文です。

更新日:2016年1月31日

県広報紙「ひばり」2月号「コミュニティいばらき」

私たちの郷土いばらきを知ろう!

コミュニティいばらき私たちの郷土いばらきを知ろう女性特派員レポート

県では、中学2年生を対象に、本県の伝統や文化などを楽しんで学ぶことができるよう、独自の郷土検定を実施しています。
今回は、その取り組みを取材しました。

写真岩本恵美子
いばらき女性特派員
岩本美子
【プロフィール】
筑西市在住
趣味:語学

いばらきっ子郷土検定とは?

県生涯学習課鈴木猛社会教育主事にお話を伺いました。

この検定を始めた背景には、子どもたちが郷土の伝統や文化に接する機会が少なくなってしまったことや、地域のつながりの大切さが見直され、郷土意識や地域社会の連帯意識を醸成することが求められたことにあります。
このため、本県の伝統や文化などを楽しみながら学ぶことができる独自の取り組みとして、全国でも例のない「中学2年生全員」を対象にした「いばらきっ子郷土検定」を実施しています。
出題される問題は、本県の良さがわかる内容が基本となっており、歴史や文化、生活、各産業などバランスを考慮して選ばれます。
検定には、正答数に応じて認定証が交付される個人部門と代表校が競う団体部門とがあり、団体部門は、市町村大会を経て12月に45校(44市町村の代表校と国立・県立・私立の代表1校)が決定し、2月に県大会が実施されます。

認定証の画像

このような認定証がもらえます

大会2連覇を目指して

昨年度の優勝校・県立日立第一高等学校附属中学校の宇佐美毅教頭先生と細貝雅之先生に、今大会にかける思いと取り組みについて伺いました。

開校4年目の本校は、科学教育と国際教育を大きな柱としていますが、同時に郷土愛を育むことも重要視しており、郷土検定に積極的に取り組んでいます。
2連覇のかかる今年度も、まず市町村大会を勝ち抜かなくてはなりません。
盛り上がる会場や先輩の頑張る様子を撮影した前回大会のビデオを見せ、生徒の志気を高めるとともに、小テストやクラスでの早押しトーナメント大会の開催など、ゲーム感覚で覚えられるよう工夫をしました。
また、校長先生自らが日立市の歴史について講義してくださったことで、より深く理解できたのではないかと思います。
こうした取り組みと生徒の頑張りがあり、良い成績で県大会出場を決めることができました。
県大会に出場する5人は、昨年度と同様、理科の先生お手製の早押しボタンを使い、前回の優勝メンバーの特訓により、本番さながらの練習をします。
『先輩が後輩を指導する』という、学年を越えた良い関係がこれからも続いていくことを願っています。どんなチームになるか、今大会を楽しみにしています。

早押しイラスト

県大会に向けての意気込み

それぞれ部活動を頑張りつつ、小テストなどで好成績を収め、県大会に出場する5人の生徒さんにお話を聞きました。

写真:質問に答える生徒たちの様子
岩本女性特派員の質問に答える生徒たち

まず、この検定についてどう思っているかを尋ねると、「自分の住む地域はもちろん、地域以外のことも知ることができてよかったし、面白い」「より深く学べたこと、自分の身の回りにもいろんな歴史があることを知り、いっそう茨城が好きになった」という答えが返ってきました。
勉強方法については、配られた練習問題を何枚もコピーして繰り返す、インターネットの過去問や暗記カードを利用する、図書室で調べる、自分なりにまとめて関連付けて覚えるなど、それぞれが工夫をこらし、意欲的に取り組んでいるそうです。
そんな5人の、学校の代表に決まったときの気持ちと、県大会に向けての意気込みを紹介します。

秦野くんの写真
秦野くん「うれしかったことと、どうして僕なんだろうという驚きもあった。キャプテンとしてチームを引っ張っていけるよう頑張る。」

安藤さんの写真
安藤さん「うれしかった反面、頑張らないとというプレッシャーを感じる。キャプテンを支えていけるよう頑張る。」

福島さんの写真
福島さん「自己採点があまり良くなかったので選ばれるとは思っていなかったが、うれしいしプレッシャーもある。先輩たちが優勝しているのでそれに続けるよう頑張る。」

神吉くんの写真
神吉くん「社会が好きだったので選ばれてうれしかった。2連覇にむけてのプレッシャーは大きいが、キャプテンを支えられるよう頑張る。」

渋谷くんの写真
渋谷くん「選ばれた時は驚いたが、今は2連覇のプレッシャーがある。分からない問題もあると思うが、チームの足を引っ張らないよう頑張る。」

2月13日の県大会は、白熱した試合が繰り広げられることでしょう。

取材を終えて

私も郷土検定にチャレンジしてみました。
惜しくも認定証には届きませんでしたが、意外な歴史や文化を知ることができ、面白かったです。
何度でもチャレンジできるので、きちんと勉強をして再度チャレンジしてみようと思います。
県大会に出場する中学生の皆さん、2月13日は最高のパフォーマンスができるよう、頑張ってください!
そして、中学生以外の皆さんも、ぜひチャレンジして郷土茨城について知っていただきたいと思います。(岩本恵美子)

市町村大会を勝ち抜いた45校が競う
平成27年度第3回いばらきっ子郷土検定県大会日程

日時:2月13日(土曜日)10時~15時40分
会場:県立県民文化センター大ホール(水戸市千波町東久保697)
参加校:44市町村の代表校1校(44校)と、国立・県立・私立の代表校1校の計45校
出場者:各中学校5人
実施内容:クイズ形式のトーナメント方式

  • 1回戦5校の対抗戦により、1位校が準決勝に進出(記述式3問、早押し2問の計5問により正答数を競う)
  • 敗者復活戦1回戦敗退の36校を3ブロックに分け、上位2校、計6校が準決勝に進出
  • 準決勝5校の対抗戦により、1位校が決勝に進出(記述式1問、早押し式4問先取)
  • 決勝3校の対抗戦により、順位を決定(早押し式、5問先取)

入場無料ですので、ぜひ会場に足を運んでみてください!

郷土検定のウェブサイトから、どなたでもチャレンジできます!

クリックすると郷土検定ウェブサイトへ(外部サイトへリンク)

県教育委員会ホームページに、「郷土検定」のウェブサイトを開設しています。ウェブサイトでは、自動で採点することができ、認定証も印刷できます。

平成27年度事前練習問題から…

問1.県内で標高が一番高い山は何でしょう。
1.筑波山2.加波山3.高鈴山4.八溝山

問2.本県の海岸線の距離はどのくらいあるでしょう。
1.約150キロメートル2.約190キロメートル3.約230キロメートル4.約270キロメートル

問3.本県2回目の開催となる国民体育大会は何年に開催されるでしょう。
1.2017(平成29)年2.2018(平成30)年3.2019(平成31)年4.2020(平成32)年

【答え】
問1.42.23.3

この記事に関するお問い合わせ

県生涯学習課029(301)5322


 

戻る

次へ

このページに関するお問い合わせ

営業戦略部営業企画課戦略・広報

〒310-8555 茨城県水戸市笠原町978番6

電話番号:029-301-2128

FAX番号:029-301-3668

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

質問:このページの情報は役に立ちましたか?

質問:このページは見つけやすかったですか?