ここから本文です。

更新日:2023年9月28日

県広報紙「ひばり」8月号「特集3」

災害の時、あなたは「いつ」「どこへ」避難しますか?

近年、日本各地で様々な水害が発生しています。昨年は、5つの台風が日本に上陸したほか、西日本を中心に大規模な水害も発生し、甚大な被害をもたらしました。本県でも平成27年に関東・東北豪雨に見舞われたことは記憶に新しいところです。

一方で、台風などによる水害は、気象や河川の情報などにより洪水や土砂災害の危険性を事前に把握することができる災害です。これらの情報を事前に確認し、適切に避難することができれば、地震や家族の身を守ることにつながります。

県では、皆さんが適切な避難行動をとれるよう、1.マイマップ、2.マイ・タイムライン、3.災害・避難カードの3つの作成の支援を行う「住民避難力強化事業」を実施し、普段からできる災害対策の促進をしています。

 

 

適切な行動を取るために

適切な避難行動をとるためには、いつ、どこへ、どのように避難するかを事前に考えておくことが大切です。平時から近くの避難所や安全な経路、避難するタイミングを考えておきましょう。

今年2月に県内全世帯へ配布した「防災タウンページ」では、地域の避難所や非常持ち出し品の例を掲載しています。

 

水害・土砂災害の防災情報の伝え方が変わります

災害の危険度を直感的に理解できるよう、避難情報や防災気象情報などが5段階の警戒レベルに整理されました(下表参照)。警戒レベルに応じて、適切に避難行動をとりましょう。

 

避難情報など

警戒レベル 避難行動など
あなたが取るべき行動
避難情報など
警戒
レベル5
既に災害が発生しています。命を守る最善の行動をとりましょう。
災害発生情報1
(市町村が発令)

警戒
レベル4

全員避難

速やかに安全な場所へ避難しましょう。
避難勧告・避難指示(緊急)2
(市町村が発令)

警戒
レベル3

高齢者などは避難

避難に時間を要する人(ご高齢の方、障害のある方、乳幼児など)とその支援者は避難をしましょう。その他の人は、避難の準備を整えましょう。
避難準備・高齢者等避難開始
(市町村が発令)
警戒
レベル2
避難に備えて、ハザードマップなどで、自らの避難行動を確認しましょう。
洪水注意報・大雨注意報など
(気象庁が発表)

1災害が実際に発生していることを把握した場合に、可能な範囲で発令
※2地域の状況に応じて緊急または重ねて避難を促す場合などに発令

 

防災気象情報

【警戒レベル相当担当(例)】

警戒レベル5相当

氾濫発生情報、大雨特別警報など

警戒レベル4相当

氾濫危険情報、土砂災害警戒情報など

警戒レベル3相当

氾濫警戒情報、洪水警報など

これらは、住民が自主的に避難行動をとるために参考とする情報です。
(国土交通省、気象庁、県が発表)

内閣府避難勧告(外部サイトへリンク)」で検索

 

 

地域で避難力をアップしよう

どこへ?
1.マイマップを作る

マイマップとは?

地域の災害危険箇所や避難所などの避難先、そして避難先までの安全な経路などを自ら考え記載した地図のことです。普段の生活の中で気が付いた点を書き込んでいくことで、いざ避難する際に、より安全な避難を可能とする地図が完成します。

県では、同じ地区の方々に集まっていただき、その地域に関する危険箇所や避難先までの安全な経路を話し合うワークショップを実施しています。

他の人と話し合うことで、大雨の際に水が溜まりやすい場所や安全な高台など自分の知らなかった情報を得たり、地域の課題を共有することができ、一人でマイマップを作るよりも多くの情報を書き込むことができます。

完成した地域オリジナルのマイマップは参加者に配布され、今後の防災活動に役立てることができます。

 


マイマップ作成の様子

 


マイマップの一例
状況に応じた適切な避難経路を確保しておきましょう

 

いつ?
2.マイ・タイムラインを作る

マイ・タイムラインとは?

台風など災害発生の恐れがある時の個人の行動を、時系列に整理したスケジュール表のことです。

円滑に避難するためには、どのタイミングで避難するかだけでなく、持ち物や服装など避難に対する準備も大切です。また、高齢者など避難に時間を要する方がいる世帯では、早めに準備や避難を行うことなども検討しておかなければなりません。マイ・タイムラインを作成しておけば、慌てることなく行動に移ることができます。

県では、国が作成した「逃げキッド」という教材を用いて、皆さんがマイ・タイムラインを作成する支援を行っています。

「逃げキッド」のダウンロードは下館河川事務所ホームページから(外部サイトへリンク)

 

 

マイ・タイムライン(イメージ)
時間 避難情報・防災気象情報 自分の行動
3日前 台風予報   台風情報の収集
      避難時の携行品を準備
1日前     家族の今後の予定を確認
半日前     川の水位をインターネットで調べる
5時間前 氾濫警戒情報
避難判断水位情報

【警戒レベル3】
避難準備・高齢者等避難開始

おじいちゃんと一緒に早めの避難開始
3時間前 氾濫危険情報
氾濫危険水位情報
【警戒レベル4】
避難勧告
避難指示(緊急)
避難所へ避難完了
災害発生 氾濫発生情報 【警戒レベル5】
災害発生情報
 

夜間に台風などが接近する場合は、明るい内に避難しましょう。

 

3.災害・避難カードを作る

災害・避難カードとは?

災害ごとの避難の合図となる情報やとるべき避難行動、災害時の連絡先などを記載するためのカードです。

 

県では、マイ・タイムライン作成支援に併せて災害・避難カードを配布しています。必要な情報を記載し、携帯しておけば、いざというときに慌てず避難行動がとれます。

本年度は、洪水時に特に注意が必要な箇所を中心に、県内約20カ所でマイマップやマイ・タイムライン作りのワークショップを実施する予定です。お住まいの地域で募集案内がありましたら、ぜひご参加ください。

 

インタビュー  

三浦伸也さん


 

国立研究開発法人防災科学技術研究所主幹研究員、自然災害情報室長。社会情報学が専門で、災害情報を活用した防災の推進に取り組んでいる。

災害の被害を減らすために重要なのは、まず「敵を知り、自分を知る」ことです。

「敵」とは災害のことで、住んでいる地域に起こりうる災害の種類や規模、発生頻度などのことです。
「自分」とは自宅周辺の災害の危険性や住んでいる町の規模や年齢構成、地域の連携力などのことです。
これらを県や市などの情報を基に把握します。
この2つを押さえた上で、災害時、自分に何ができるかを考え、防災に取り組みましょう。

次に、地域の住民同士で助け合う「共助」です。

「自らの命は自らが守る」という意識を持ち、個人個人が防災に取り組む「自助」も大切ですが、一人で災害に対応することはできません。
特に発災直後は、行政などの救助活動や物資の提供などの「公助」より、「共助」が有効であることが明らかになっています。
いざという時、助け合える環境を作るために、祭りなど地域のイベントに積極的に参加し、近隣の住民との関わりを作っておくことが重要です。

平時から、災害時の状況をあらゆる角度から想定し、災害に備えましょう。

 

この記事に関するお問い合わせ

県防災・危機管理課
☎029(301)2880

 

戻る

次へ

このページに関するお問い合わせ

営業戦略部営業企画課戦略・広報

〒310-8555 茨城県水戸市笠原町978番6

電話番号:029-301-2128

FAX番号:029-301-3668

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

質問:このページの情報は役に立ちましたか?

質問:このページは見つけやすかったですか?