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更新日:2020年1月1日

県広報紙「ひばり」7月号「特集2」

自然災害と感染症に備える

近年、日本各地でさまざまな水害が発生しています。昨年は5つの台風が日本に上陸し、その中でも10月に本県を通過した令和元年東日本台風(台風第19号)によって、甚大な被害がもたらされたことは記憶に新しいところです。
水害などを含む自然災害が発生した際の避難所では、3密(密閉、密集、密接)が起こりやすく、新型コロナウイルスをはじめとする感染症の拡大が心配となります。
今回は、災害時の心構えや避難所での感染症に備えるためのポイントをご紹介します。

ひばり7月号自然災害と感染症に備える

 

日頃の備えが命を守る

台風などによる水害は、気象や河川の情報などにより洪水や土砂災害の危険性を事前に把握することができる災害です。これらの情報を事前に確認し、早い段階で適切に避難することができれば、自身や家族の身を守ることにつながります。

逃げ遅れゼロへ!

日頃からどのタイミングでどのように避難するかを決めておくことが重要です。警戒レベルは5段階に分けられ、それぞれの段階で皆さんが取るべき行動が示されています。「自らの命は自らが守る」意識を持ち、適切な避難行動を取りましょう。

 

避難情報など

警戒レベル 避難行動など
あなたが取るべき行動
避難情報など
警戒
レベル5
既に災害が発生しています。命を守る最善の行動をとりましょう。
災害発生情報 ※1
(市町村が発令)

警戒
レベル4

全員避難

速やかに安全な場所へ避難しましょう。
避難勧告・避難指示(緊急)※2
(市町村が発令)

警戒
レベル3

高齢者などは避難

避難に時間を要する人(ご高齢の方、障害のある方、乳幼児など)とその支援者は避難をしましょう。その他の人は、避難の準備を整えましょう。
避難準備・高齢者等避難開始
(市町村が発令)
警戒
レベル2
避難に備えて、ハザードマップなどで、自らの避難行動を確認しましょう。
洪水注意報・大雨注意報など
(気象庁が発表)

※1災害が実際に発生していることを把握した場合に、可能な範囲で発令
※2地域の状況に応じて緊急または重ねて避難を促す場合などに発令

 

防災気象情報

【警戒レベル相当情報(例)】

警戒レベル5相当

氾濫発生情報、大雨特別警報など

警戒レベル4相当

氾濫危険情報、土砂災害警戒情報など

警戒レベル3相当

氾濫警戒情報、洪水警報など

これらは、住民が自主的に避難行動をとるために参考とする情報です。
(国土交通省、気象庁、県が発表)

内閣府避難勧告(外部サイトへリンク)」で検索

 

今すぐできる備え

「マイ・タイムライン」を作ろう

マイ・タイムラインは、水害に備えた自分自身の行動計画表です。
台風の接近などで、川の水位が上昇する時に自分自身が取る防災行動を、あらかじめ時系列に整理し、作っておくことでいざというときの避難に役立ちます。

 

マイ・タイムライン(イメージ)
時間 避難情報・防災気象情報 自分の行動
3日前 台風予報   今後の台風の進路などを確認、避難時の携行品を準備(マスクや消毒液も準備)、家族の今後の予定を確認、川の水位をインターネットで確認
  大雨洪水注意報  
半日前    
5時間前 氾濫警戒情報
避難判断水位情報

【警戒レベル3】
避難準備・
高齢者等避難開始

体温を測定
早めの避難開始
3時間前 氾濫危険情報
氾濫危険水位情報
【警戒レベル4】
避難勧告
避難指示(緊急)
マスクを着用して避難
避難所へ避難完了
災害発生 氾濫発生情報 【警戒レベル5】
災害発生情報

 

世帯に応じた4つの作成例も掲載中。マイタイムライン作成方法などはこちら

 

非常持ち出し品を準備しておこう

ひばり7月号P5非常持ち出し品

非常持ち出し品はひとまとめにし、いつでもすぐに持ち出せるよう、目に付く所に備えましょう。また、定期的に食品の消費期限のチェックを行うことも大切です。
避難所での感染症に備えるため、マスクや消毒液・体温計・上履き(スリッパ)といった感染対策に役立つものも準備しておきましょう。

 

持ち出し品チェックリストはこちら(外部サイトへリンク)

感染症が流行している場合でも、
災害時は、危険な場所にいる人は避難をすることが原則です。

知っておくべき5つのポイント

  • 避難とは「難」を「避」けることです。
    安全な場所にいる人まで避難場所に行く必要はありません。

  • 避難先は、小中学校・公民館だけではありません。安全な親戚・知人宅に避難することも考えてみましょう。

  • マスク・消毒液・体温計が不足しています。できるだけ自ら持参してください。

  • 市町村が指定する避難場所、避難所が変更・増設されている可能性があります。災害時には市町村ホームページなどで確認してください。

  • 豪雨時の屋外の移動は車も含め危険です。やむを得ず車中泊をする場合は、浸水しないよう周囲の状況などを十分確認してください。

 

外国人の方向けに多言語で紹介しています。
内閣府防災情報ページ(外国人向け)(外部サイトへリンク)

 

あなたが取るべき避難行動は?

ハザードマップ(外部サイトへリンク)は、浸水や土砂災害が発生する恐れの高い区域を着色した地図です。

 

【画像】あなたが取るべき避難行動についてのチェックシートです。ハザードマップのQRコードも表示されています。 

 

 避難所生活でのポイント

 避難所での感染症に備えるため、次の点に注意しましょう。

  • 避難者間の距離を1~2m空けましょう。
  • 手洗いや咳エチケットなどの基本的な感染対策を徹底しましょう。
  • 定期的な換気やこまめな清掃を心掛けましょう。
  • 発熱や咳があるなど、体調が優れないと感じたら、すぐに係員に伝えましょう。その後、指示に従い、専用スペースなどへ移動しましょう。

この記事に関するお問い合わせ

県防災・危機管理課
☎029(301)2880

 

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