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更新日:2023年9月27日
“豊穣の地“茨城県。
農業大県としてよく知られていますが、実は関東屈指の酒どころでもあります。
今年の10月1日「日本酒の日」は、茨城の地酒を楽しんでみてはいかがでしょうか。
茨城県は関東屈指の酒蔵数を有しており、酒造りが盛んです。 その昔、物流手段が主に水運だった頃、多くの茨城のお酒が江戸へ運ばれました。 肥沃な大地で美味しく育った米、久慈川水系、那珂川水系、筑波山水系、鬼怒川水系、利根川水系と豊かな5つの水系から採れる水、おおらかな自然が育んだ美味しいお酒が、各蔵元の個性で磨かれて誕生しています。 味も絶品揃い!近年、茨城の地酒がおいしいと評判を呼び、全国新酒鑑評会をはじめ、各鑑評会で多くの蔵元が賞を獲得しています。 |
久慈川水系(福島県の八溝山麓が水源) |
岡部合名会社/株式会社剛烈酒造/檜山酒造株式会社/株式会社家久長本店/根本酒造株式会社/合資会社井坂酒造店/嶋崎酒造株式会社/森島酒造株式会社/菊乃香酒造株式会社/合資会社椎名酒造店 |
那珂川水系(栃木県の那須岳が水源) |
吉久保酒造株式会社/株式会社月の井酒造店/明利酒類株式会社/株式会社木内酒造1823 |
筑波山水系(筑波山を中心とした八溝山地南端部が水源) |
須藤本家株式会社/稲葉酒造/株式会社笹目宗兵衛商店/合資会社浦里酒造店/磯蔵酒造有限会社/来福酒造株式会社/合同会社廣瀬商店/村井醸造株式会社/府中誉株式会社/株式会社西岡本店 |
鬼怒川水系(栃木県の鬼怒沼山東斜面が水源) |
株式会社武勇/株式会社山中酒造店/野村醸造株式会社/株式会社竹村酒造店/結城酒造株式会社 |
利根川水系(群馬県の丹後山と平ヶ岳付近が水源) |
愛友酒造株式会社/株式会社田中酒造店/株式会社岡田酒造店/青木酒造株式会社/金門酒造株式会社/萩原酒造株式会社 |
「ピュア茨城」とは、県内初の酒造好適米である「ひたち錦」と県産の酵母、そして茨城の仕込み水からできた、純茨城産のブランド日本酒です。
平成15年に始まり、現在は17の蔵が参加しています。
蔵ごとに受け継がれる伝統の技術や使う水の違いが、味に個性を生み出します。
口下手だけど、ほのぼのとした味わいのある、茨城気質そのままの酒」というピュア茨城のキャッチフレーズにまさにピッタリ!
(ピュア茨城は主に「吟醸酒」「純米酒」「本醸造酒」の3種に分類される特定名称酒です。)
「全国新酒鑑評会」は、全国規模で開催される唯一の清酒鑑評会です。
令和4酒造年度では、茨城県から10蔵が入賞し、その内4蔵が金賞を受賞しました。
浦里酒造店(つくば市)
商標名:霧筑波
HP:https://www.kiritsukuba.co.jp/(外部サイトへリンク)
流行に左右されず、一貫して小川酵母が醸し出す、すっきりと軽快な味わいの日本酒を大切に造っています。
青木酒造(古河市)
商標名:御慶事
HP:https://aokishuzou.co.jp/(外部サイトへリンク)
11代将軍家斉の時代に、渡良瀬川と利根川の交わる古河に創業し、古河で唯一の地酒として愛飲されています。
明利酒類(水戸市)
商標名:副将軍
HP:https://www.meirishurui.com/(外部サイトへリンク)
自社開発の小川酵母(日本醸造協会十号酵母)の特性を活かしたすばらしい芳香と酸の少ないまろやかな味わいのお酒。
廣瀬商店(石岡市)
商標名:白菊
HP:https://shiragiku-sake.jp/(外部サイトへリンク)
かつては霞ヶ浦の水運の拠点として栄えた常陸高浜で、伝統にもとづき、飲み飽きないうまみ味を守っている。
稲葉酒造(つくば市)
商標名:すてら
HP:http://www.minanogawa.jp/(外部サイトへリンク)
江戸末期創業の筑波山の麓の酒蔵。筑波山の湧き水と厳選した酒米だけを使い、手間暇かけた手造りの酒を造っています。
武勇(結城市)
商標名:武勇
HP:http://www.buyu.jp(外部サイトへリンク)
紬の里、結城において、江戸時代・慶応年間より創業。
蔵元自らが酒造りの先頭に立ち、納得のいく酒造りをモットーに取り組みます。
木内酒造1823(那珂市)
商標名:菊盛
HP:http://www.kodawari.cc(外部サイトへリンク)
創業200年。
酒「菊盛」にはじまり、梅酒、常陸野ネストビール、ウイスキー、ジンなどその土地ならではの酒を造る。
椎名酒造店(日立市)
商標名:富久心
HP:https://fukugokoro.com/(外部サイトへリンク)
納得する酒を造りたいと蔵元自ら酒造りを始めたのが平成。
今は若き跡取り杜氏が意思を継ぎ、酒造りに当たっています。
森島酒造(日立市)
商標名:富士大観
HP:https://morishima-sake.jp/(外部サイトへリンク)
太平洋までは裏門からなんと70歩。
日立市北部の海岸街で醸す、創業1869年の造り酒屋。
野村醸造(常総市)
商標名:紬美人
HP:http://www.tsumugibijin.co.jp/(外部サイトへリンク)
酒質はやわ口で、すっきりと切れが良いのが特徴です。
特に現代の肉や油っぽい料理との相性を考え、生酛や山廃造りも。
開催期間:2023年11月1日(水曜日)~5日(日曜日)
「いばらき地酒バー水戸」は、JR水戸駅改札口から徒歩10秒、水戸駅茨城県内35蔵の地酒を日本酒サーバーにて提供する地酒のアンテナショップです。
リニューアルオープンから1周年を迎える11月1日から、周年記念祭が開催されます!
地酒3種呑み比べおつまみセット(1,000円)をご注文の方に樽酒を1杯サービス。
さらに、地酒バーオリジナル升をプレゼント。(各日先着50名様)
普段はサーバーに入れないプレミア酒を期間中にサーバーにてご提供します。(1杯300円)
何の銘柄が入るかは当日のお楽しみ♪
1回500円でガチャを回すと地酒(300ml)がランダムで当たります。
プレミア酒などの大当たりもありますのでぜひチャレンジしてみてください。(お1人様1回限り)
いばらき地酒バー水戸 郵便番号:310-0015 |
酒造業界で高い権威を持つ「南部杜氏自醸清酒鑑評会」。
第104回の今年、吟醸酒の部で、森島酒造が1位、浦里酒造店が3位に入賞、純米酒の部で、浦里酒造店が2位、森島酒造が3位に入賞しました。
上位3位以内に2蔵ずつ選出されたのは、本県史上初の快挙です。
出品状況:計25道府県の延べ227酒蔵から、計596点の酒が出品された。
吟醸酒の部:283点/純米酒の部:313点
太平洋から蔵まで70歩と、波音と潮風に包まれる中、日本画の巨匠、横山大観の名を持つ「大観」(現・富士大観)と、自身のブランド「森嶋」をお届けするため、基本に忠実に、かつ理想の味わいを追求し続ける日立市のつくり酒屋です。
蔵元杜氏を中心に社員一同が研鑽し合い、「フレッシュ・軽快・透明感」を心がけた酒づくりをしています。
森島酒造株式会社 郵便番号:319-1411 |
1869年創業の森島酒造6代目蔵元。幼いころから父の後を継ぐことを考え、酒造りの道を目指す。
東京農大卒業後、滋賀県の蔵元で修業、蔵に戻る。
2011年東日本大震災で蔵が被災したことをきっかけに、改めて酒造りへの情熱が高まり、復興と飛躍を誓う。
「ていねいな酒づくり」「シンプルでクラシックかつモダンな味わい」を社員とともに追求し続けている。
2006年茨城県初の南部杜氏試験に合格、2019年初代常陸杜氏に認証される。
第103回南部杜氏自醸清酒鑑評会「純米酒の部」にて首席受賞。
第104回南部杜氏自醸清酒鑑評会「吟醸酒の部」にて首席受賞。
茨城の霊峰、筑波山の裾野で、地元に愛されてきた「霧筑波」と県外を視野に蔵元の名を冠したブランド「浦里」で、小川酵母が醸し出すまろやかで滑らかな味わいを目指しています。
継承した南部流の技術をベースに最新の技術を織り交ぜた伝統と革新の酒造りに取り組んでいます。
合資会社浦里酒造店 郵便番号:300-2617 |
1877年創業の浦里酒造店6代目蔵元。
東京農大卒業後、出羽桜酒造(山形県)、渡邉酒造(栃木県)、(独)酒類総合研究所(広島県)で修業、蔵に戻り、2019年杜氏に就任。
名前の「知可良」は、茨城県の明利酒類で小川酵母の分離を行った小川知可良博士にちなんで付けられたもの。
大学在学中から「小川酵母一本で酒を造りたい」という思いから、茨城生まれの小川酵母にこだわり、地元つくばのテロワールを意識した酒造りに取り組む。
第102回南部杜氏自醸清酒鑑評会「吟醸酒の部」にて首席受賞。
南部杜氏自醸清酒鑑評会では史上最年少の29歳で首席受賞となる。
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