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津波・高潮危機管理対策緊急事業

 津波又は高潮発生時における人命の優先的な防護を図るため、既存の海岸保全施設の緊急的な防災機能の確保及び避難対策を推進しています。

護岸の破堤防止対策

 既存海岸保全施設の緊急的な防災機能を確保するため、損傷の著しい護岸の破堤防止対策を実施しています。

下桜井海岸(北茨城市)

 北茨城市南部の大北川河口付近に位置する下桜井海岸の背後地では、標高5m以下の地域に多くの人家が密集しています。堤防・離岸堤・消波工等複数の施設により保全していますが、堤防の一部にはクラック(ひび)や鉄筋の露出が確認されるなど著しい損傷がみられました。そこで県では、津波や高潮の発生時に地域の安全を確保するため、堤防の補修工事を行っています。

整備前の下桜井海岸

整備後の下桜井海岸

▲整備前の下桜井海岸

▲整備後の下桜井海岸

 

日高海岸(日立市)

 日立市北部の川尻港の南側に位置する日高海岸は、背後に並行して地域の幹線道路となっている[しおさいロード(市道)]が走っています。市道に隣接する既設護岸は表面に鉄筋が露出するなど著しい損傷が見られるうえ、護岸の高さも不足していたため、荒天時には高波が護岸を乗り越え、道路が度々通行止めとなるなどの支障をきたしていました。そこで県では、津波や高潮の発生時に地域の安全を確保するため護岸の補修を行うと同時に海岸保全緊急対策事業(県単事業)により、嵩上げを実施しました。

 

整備前の日高海岸1

 

整備前の日高海岸2

整備後の日高海岸

▲整備前の日高海岸

▲整備後の日高海岸