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谷田部陣場西遺跡(つくば市島名E13街区)の埋蔵文化財発掘調査が、令和7年12月末で完了しましたのでお知らせします。
宅地造成工事を行うためには、文化財保護法に基づき埋蔵文化財発掘調査を行い、図面や写真などの記録を残すことが必要です。そのため土地区画整理事業の施行者である茨城県が、公益財団法人茨城県教育財団へ委託し、令和5年1月から本遺跡の調査を実施してきました。
本遺跡は地区内で最後に調査を実施した、約4.4ヘクタールの大きな遺跡です。調査の結果については、下記をご覧ください。
埋蔵文化財発掘調査を受けて、施行者は宅地造成工事に着手します。
調査範囲

公益財団法人茨城県教育財団からのコメント
谷田部陣場西遺跡について、3年にわたる調査で確認した主な遺構は、延べで竪穴住居跡517軒、貯蔵穴を主とした土坑5,049基などです。
今回の調査では、縄文時代中期(約4,500年前ごろ)の集落跡のほぼ全体を発掘調査することができました。
集落は、広場を囲むようにして貯蔵穴、その外側に竪穴住居跡を同心円状に配置した環状集落であったことがわかり、大変貴重な成果となりました。
出土遺物では、ヒスイ製の玉類や中央高地をはじめ、他地域の様相を示す土器などがありました。
このことから、当集落が地域における拠点的な集落であったことが推測されます。
今回の調査は土地区画整理事業に伴うものですが、縄文時代にも当時のランドスケープに基づいて集落が作られていた様子をうかがうことができます。
遺跡全景(真上から撮影した3年分の写真を合成したもの)

出土遺物
ヒスイ製の垂飾り
中部地方の特徴をもつ縄文土器
島名・福田坪地区をはじめ県内の埋蔵文化財の発掘調査に関する情報は、公益財団法人茨城県教育財団ホームページ「発掘情報いばらき(外部サイトへリンク)」で紹介されています。