わたしたちの県議会 茨城県議会

常任委員会活動状況

県議会保健福祉委員会の県内調査(県央地区)の結果について


 県議会保健福祉委員会(小田木真代委員長)では,平成21年6月24日(水)に下記のとおり県内調査を実施しました。

 

1 社会福祉法人やまびこの里 知的障害者通所授産施設「かしの木」(城里町)
 障害者自立支援法の施行により,障害者が地域でいきいきと生活するための就労支援が課題となる中で,東茨城郡城里町の「かしの木」において,野澤理事長から,隣接のゴルフ場での除草,清掃作業や,厨房作業補助などを独特のユニット方式(障害程度の異なる4〜5人で一つの作業を行う)など,独自のアイデアで,障害を持つ方が一定の収入を得て,地域での生活を可能とする就労支援の実践状況について説明を受けるとともに,その活動の様子を視察しました。


2 茨城県立あすなろの郷(水戸市)
 県が設立し,社会福祉事業団が指定管理者として管理運営を行う,あすなろの郷において,押野理事長から,施設の概要について説明を受けるとともに,本年度から障害者自立支援法の施行に伴う新体系へ移行し,支援体制の見直しや利用者に応じたきめ細やかな支援のための取組み取り組んでいることなどが報告されました。
 その後,障害者支援施設(さくら寮),重度心身障害児施設(ばら寮),地域生活支援センターを視察しました。

写真
※あすなろの郷で説明を受ける保健福祉委員会委員


3 茨城県立こども福祉医療センター(水戸市)
 児童福祉法に基づく肢体不自由児施設と医療法上の病院機能を併せ持ち,上肢・下肢又は体幹の機能に障害のある児童の治療,独立自活に必要な知識技能の訓練等を行う当センターの概要について堀田センター長から説明を受けるとともに,近年,在宅での療育の増加に伴い,入所児童の減少や重症心身障害児の入所割合が高まっていること,外来の診療,機能訓練が増えていることなどが報告されました。
 また,施設の老朽化(昭和36年の開設)が課題となっており,劣化度調査,耐震診断の結果についても報告され,今後の建て替えも含めた施設のあり方について委員との間で意見交換するとともに,施設の状況を視察しました。



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