わたしたちの県議会 茨城県議会
平成12年第1回定例会


行政全般
県政運営について
質問 世紀のかけ橋の時期にいる知事の責任は大変重い。
 今世紀に残した課題の解決、そして県民が夢と希望の持てる21世紀の展望という観点に立って県政を進めていくべきと考えるが、今後の県政運営の基本的な考え方を伺いたい。
答弁 喫緊の課題である景気・雇用対策、行財政改革に全力で取り組むとともに、活力ある産業社会づくりや福祉・医療体制の充実など、ゆとりや潤いを実感できる県民生活を実現したい。
21世紀は必ずや茨城の時代になると確信している。

財政運営について(外形標準課税に対する考え)
質問 東京都の外形標準課税についてどう考えるか伺いたい。
答弁 特定の銀行を課税対象にするなど税制上の問題があるが、地方自治体が、厳しい財政状況にあることを国や国民に知らしめた点は意味がある。
 導入については、中小法人の税負担や税制の簡素化などに配慮したうえで、全都道府県 一律導入が望ましく、全国知事会等と連携を図り、実現に向けて国等に働きかけていきたい。

市町村合併の推進について
質問 地方分権を確かなものにするためには、市町村の行財政基盤を強くしていく必要があり、市町村合併が最も有効な手段である。合併推進に向けた取り組み姿勢を伺いたい。
答弁 合併特例交付金などの財政支援制度のPRに努めるとともに、市町村合併ケーススタディ事業などさまざまな事業を展開し、合併をより一層推進してまいりたい。

行財政改革について(県出資団体の経営健全化)
質問 本県で初めて、県出資団体の外部監査報告書が提出されたが、その指摘を踏まえ3公社の経営改善をどう指導していくのか。
答弁 今回の外部監査は土地問題に着目し、公認会計士としての専門家の目で監査が実施された。監査で指摘された内容を、県と3公社が詳細に分析検討し、改善措置についての検討を進めている。
 一日も早い経営改善が求められているという認識に立ち、3公社に対し徹底した経営改善に取り組むよう指導していきたい。

企画・開発

2002年ワールドカップについて
質問 2002年ワールドカップを成功させるためには、宿泊施設の確保、交通輸送対策など準備に万全を期すとともに、県民参加型の大会としていくような機運の醸成を図ることも重要な取り組みであるが。
答弁 本県開催を記念したメモリアルタイル事業への参加募集を開始したが、今後カウントダウンボードの設置や記念イベントの実施などにより、全県的な機運醸成を図っていきたい。

環境

JCO臨界事故について
質問 JCO臨界事故による住民の最大の不安である将来の健康問題についての取り組みは。
答弁 国は、推定線量一ミリシーベルト以上または、避難要請区域内で希望する方を対象に健康診断を実施することとしている。
 現在、4月の実施をめどに、健康診断の詳細が決定され次第、心のケアを含めた住民の健康管理対策について、保健所や精神保健福祉センターを活用して積極的に協力していきたい。

霞ヶ浦問題の解決に向けた今後の取り組みについて
質問 県民の貴重な財産である霞ヶ浦は、水質汚濁が進み、豊かな水辺環境も失われつつある。さまざまな問題を抱える霞ヶ浦問題に、今後どのように取り組んでいくのか伺いたい。
答弁 高度処理できる生活排水浄化施設の開発による浄化への取り組みや自転車道の整備による水辺環境づくりなど、各部局間の連携を密にし、総合的な対策を図っていきたい。

商工業

雇用対策について
質問 厳しい雇用情勢が続く中での今後の雇用対策への取り組みは。
答弁 雇い入れ助成制度などの活用により、新雇用を図りたい。
 また、若年者の就職活 動を支援するため、求人情報の提供、就職面接会などの新規学卒者対策や各総合事務所に雇用相談コーナーを設置するなどきめ細かな対策を講じて、県民の雇用の安定に取り 組んでいきたい。


 

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