わたしたちの県議会 茨城県議会

平成14年第3回定例会


財務関連
質問 県は来年度から県営住宅駐車場の管理を直接行うと聞いているが、駐車場料金見直しの考え方を伺いたい。
答弁 駐車場料金は条例により近傍料金を勘案して定めるが、入居者の所得階層を踏まえ、現行料金に比べて高額になる団地は激変緩和を図り段階的な引き上げを検討したい。駐車場料金引き上げは、入居者への説明を行い、団地自治会や入居者の理解を得られるように努め、平成15年4月から実施していきたい。

企画開発

質問メディアパークつくば破綻についての所見を伺いたい。
答弁 民事再生手続きに至ったことは遺憾でありご迷惑をかけたことをおわびする。経営改善の検討を行ってきたが、このままでは難しく、問題を先送りするより今後のことを考え、事業継続を最優先に法的措置を選択する結論に至った。今後、過去の負債の整理など、経営体質の改善を図り新体制のもと事業を継続し再出発を図る。関係者一丸となり精一杯努力する。

質問 つくばエクスプレスの開業に向けた整備上の課題は。さらに工事が順調に進めば、予定どおり平成17年度の開業になるのか伺いたい。
答弁 現在、土木工事の進ちょく率は65%に達し、年度内に概成の見通しである。また千葉県でも用地の確保率は97%になり、平成17年度の開業に確かな手応えを感じている。来春には車両の試験走行の予定であり、県民の機運の高まりを願い万全を期していく。

原子力関連

質問 今、独立した原子力規制機関の確立を国に求めるときだと思うが。また、オフサイトセンターには、情報を県と市町村、事業所にホットラインでつなぐ装置の充実も課題と思うが併せて伺いたい。
答弁 国は、JCOの臨界事故後、原子力安全委員会を内閣府に移し独立の事務局を置き、委員会が独自に施設の調査監視を行う等、安全規制の強化を図っている。オフサイトセンターは、市町村、事業所等との連絡体制を強化し、連携が取れるよう努力している。

保健福祉

質問 がんの早期発見に有効なPET検査の普及のため、検査薬剤の供給施設を整備するなど医療機関の負担軽減を図ることが重要であると考えるが、薬剤の供給体制を含めた県内のPET整備について伺いたい。
答弁 薬剤供給のセンター化が図られることは効率的で望ましい形態であり、今後、検査薬剤の医薬品としての承認の動向や放射線利用高度医療検討委員会の意見を参考に、薬剤供給センターの設置を含め整備に向け検討したい。

質問 少子化が進行する中、子どもを安心して産み、育てることができるようにするためには、妊娠、出産、子育てなど、総合的な母子保健の推進体制が必要ではないか。
答弁 本県は、周産期死亡率や妊産婦死亡率が全国平均より高いことから、周産期救急医療体制の充実等に加え、不妊治療への支援策の創設、小児医療体制の充実等、新たな課題に対応し、母子保健の総合的な推進を図るため、具体的な数値目標等を定めた県の計画を策定する。

災害対策

 
質問 真壁町で山林火災が多発しているが、山間急傾斜地域は道路が未整備、急勾配であり消火活動に苦慮している。特に冬季の霜や凍結に対応できる警察車両配備が必要であるが、配備状況及び対策についての県警の考えは。
答弁 急傾斜地を管轄する交番駐在所に山火事や自然災害に対して機動力を発揮する4WDの小型警ら車等を今後も順次整備していく。また、初期的活動に役立つオフロードタイプの二輪車の配備についても努力する。

海岸復旧

 
質問 全盛期だった昭和50年代後半の阿字ヶ浦海岸は、いまや見る影もない。海岸の侵食については、地元の意見を十分聞いて国と一体となり早急な対策をお願いしたい。
答弁 阿字ヶ浦海岸は北関東を代表する有数の海岸であり、大変重要な観光資源であると認識している。海岸は大変ひどい変わり様であり、今後、より効果的な応急対策を続けながら阿字ヶ浦海岸保全対策検討会の意見を踏まえ抜本的な恒久対策を決定し、早急に海岸の復旧を図りたい。

 

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