令和2年度茨城県の児童・生徒の体格と疾病（学校保健統計調査結果報告書）：調査結果の概要2

令和3年(2021年)8月18日掲載

調査結果の概要

むし歯のある者の割合（処置完了者を含む。以下同じ。）は、幼稚園35.6％、小学校47.4％、中学校36.1％、高等学校47.0％となっており、幼稚園及び小学校では、被患率が最も高い疾病・異常となっている。

全国と比較すると、幼稚園は5.3ポイント、小学校は7.2ポイント、中学校は3.9ポイント、高等学校は5.3ポイント全国平均を上回っている。

年齢別にみると8歳が55.1％と最も高くなっている。（表8、図8）

区分		計			処置完了者			未処置歯のある者
区分		計	男	女	計	男	女	計	男	女
幼稚園（5歳）	茨城県	35.6	35.3	35.8	16.2	17.0	15.3	19.4	18.3	20.5
	全国	30.3	30.9	29.8	12.7	12.8	12.6	17.7	18.2	17.1
	差	5.3	4.4	6.0	3.5	4.2	2.7	1.7	0.1	3.4
小学校	茨城県	47.4	49.1	45.6	22.5	23.4	21.6	24.9	25.7	24.0
	全国	40.2	41.5	38.8	20.6	21.2	20.0	19.6	20.4	18.9
	差	7.2	7.6	6.8	1.9	2.2	1.6	5.3	5.3	5.1
中学校	茨城県	36.1	34.2	38.1	20.1	18.3	22.1	16.0	16.0	16.0
	全国	32.2	30.8	33.6	18.8	17.5	20.1	13.4	13.4	13.5
	差	3.9	3.4	4.5	1.3	0.8	2.0	2.6	2.6	2.5
高等学校	茨城県	47.0	44.1	50.0	24.9	22.4	27.7	22.1	21.8	22.3
	全国	41.7	39.8	43.6	25.0	22.9	27.2	16.6	16.9	16.3
	差	5.3	4.3	6.4	-0.1	-0.5	0.5	5.5	4.9	6.0

図8:年齢別むし歯の者の割合-茨城県のグラフ

裸眼視力1.0未満の者の割合は、小学校39.1％、中学校59.0％、高等学校73.5％となっており、中学校及び高等学校では、被患率が最も高い疾病・異常となっている。

全国と比較すると、小学校で1.6ポイント、中学校で0.7ポイント、高等学校は10.3ポイント全国平均を上回っている。

年齢別にみると17歳が75.6％と最も高くなっている。（表9、図9）

区分		計			1.0未満～0.7以上			0.7未満～0.3以上			0.3未満
区分		計	男	女	計	男	女	計	男	女	計	男	女
幼稚園（5歳）	茨城県	X	X	X	X	X	X	X	X	X	X	X	X
	全国	27.9	27.2	28.6	21.1	20.8	21.5	6.1	5.7	6.5	0.7	0.8	0.6
	差	…	…	…	…	…	…	…	…	…	…	…	…
小学校	茨城県	39.1	35.5	42.9	12.8	11.7	14.0	14.3	12.9	15.7	12.0	10.8	13.2
	全国	37.5	34.6	40.6	12.7	12.0	13.4	13.9	12.8	15.0	10.9	9.7	12.2
	差	1.6	0.9	2.3	0.1	-0.3	0.6	0.4	0.1	0.7	1.1	1.1	1.0
中学校	茨城県	59.0	54.7	63.5	12.8	12.4	13.2	19.0	18.2	19.8	27.2	24.1	30.5
	全国	58.3	54.3	62.4	13.5	13.2	13.9	19.4	18.6	20.3	25.3	22.6	28.2
	差	0.7	0.4	1.1	-0.7	-0.8	-0.7	-0.4	-0.4	-0.5	1.9	1.5	2.3
高等学校	茨城県	73.5	70.1	77.1	10.0	10.3	9.7	17.8	19.2	16.3	45.7	40.6	51.1
	全国	63.2	59.9	66.5	13.5	14.1	13.0	18.1	17.9	18.4	31.5	27.9	35.2
	差	10.3	10.2	10.6	-3.5	-3.8	-3.3	-0.3	1.3	-2.1	14.2	12.7	15.9

図9:年齢別裸眼視力1.0未満の者の割合（茨城県）のグラフ

鼻・副鼻腔疾患の者の割合は、幼稚園0.7％、小学校18.2％、中学校18.2％、高等学校13.8％となっている。

全国と比較すると、幼稚園は1.7ポイント下回っているが、小学校は7.2ポイント、中学校は8.0ポイント、高等学校は6.9ポイント全国平均を上回っている。

年齢別にみると、11歳が21.3％と最も高くなっている。（表10、図10）

図10:年齢別鼻・副鼻腔疾患の者の割合（茨城県）のグラフ

ぜん息の者の割合は、幼稚園1.4％、小学校5.3％、中学校3.5％、高等学校2.8％となっている。

全国と比較すると、幼稚園は0.2ポイント全国平均を下回っているが、小学校で2.0ポイント、中学校で0.9ポイント、高等学校では1.0ポイント全国平均を上回っている。

年齢別にみると、6歳が6.5％と最も高くなっている。（表11、図11）