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更新日:2021年10月25日
生態系を維持・保全するため、ウナギ種苗が地域の皆さんによって放流されています。
ウナギ種苗放流の様子
霞ヶ浦北浦のウナギは日本からはるか遠くの海でふ化した稚魚(シラスウナギ)が河口から湖内へ遡上し、5年~10数年かけて親ウナギまで成長した後、再び海へ降りて産卵場へ向かうといわれていますが、霞ヶ浦北浦では「汽水湖」から「淡水湖」へ変わるなど環境が激変したため、昭和30年代をピークにウナギの資源量が激減しています。
霞ヶ浦北浦のウナギ漁獲量の推移(グラフ)
そこで近年、エサ場や隠れ場所となるヨシ帯の保全活動とあわせてウナギ資源の回復を目的に種苗放流を実施しています。
また、放流するウナギ種苗の一部には、標識を付けてその成育状況の把握に努めています。
ウナギ標識作業の様子
情報提供を呼びかけるポスター(左:霞ヶ浦、右:北浦)
ウナギ種苗放流の取組みを始めた後のモニタリング調査では、ウナギの生息が徐々に確認されるようになっており、資源維持・保全に種苗放流が寄与していると考えられています。
モニタリング調査の様子
調査で漁獲されたウナギ
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