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霞ヶ浦北浦の湖岸にあるヨシ帯は、湖の生き物が隠れたり卵を産んだりする場所となり、湖の生態系にとって非常に重要な場所となっています。そのため、漁業資源の増大や漁場環境の回復を目的として、県などが水生植物帯(ヨシ帯)の造成に取り組んでおり、漁業者らによってこれらのヨシ帯を保全する取り組みが行われています。
青々と生い茂るヨシ(行方市八木蒔地区のヨシ帯)
保全活動の中心はヨシの刈り取りです。ヨシは、刈り取ることで生育が良くなるので、ヨシ帯の保全には欠かすことができません。また、ヨシは、チッソやリンといった水中の栄養分を吸収して大きくなるため、刈り取って湖の外に持ち出すことは霞ヶ浦北浦の水質を良くすることにつながっています。
ヨシ刈り取りの様子1
刈り取り後のヨシは一旦堤防へ
ヨシ刈り取りの様子2
堤防のヨシを湖外に運び出す
また、保全活動の際にはヨシ帯の清掃活動も行っています。活動している漁業者らからは「年々ごみが少なくなってきており、活動の効果を実感している。」との声もあり、この取り組みが霞ヶ浦北浦の景観保護に貢献していることが感じられます。
活動の様子(行方市大和地区蔵川)