首都圏中央連絡自動車道(以下 「圏央道」)は、都心からおよそ半径40〜60kmの位置に計画されている総延長約300kmの高規格幹線道路(自動車専用道路)です。
圏央道は、横浜、厚木、八王子、川越、つくば、成田及び木更津などの中核都市を相互に結ぶことにより、首都圏に地域の核となる都市群を形成します。さらに、これらの地域における交通の円滑化と、交流、連携が強化されることにより、地域の自立性を高める拠点となる都市の育成が促進され、地域発展の基盤として役割を果たします。
また、東名、中央、関越、東北、常磐、東関道などの放射幹線道路と接続することで交通の分散化が図られ、首都圏の交通混雑が緩和されるほか、環境改善、経済効率の向上など、多くの整備効果が期待されます。
茨城県内においては、平成19年3月につくば牛久IC〜阿見東IC、平成21年3月に阿見東IC〜稲敷IC、平成22年4月につくば中央IC〜つくば牛久JCTが開通しています。
圏央道の概要
(1) 全体計画
- 路線名:首都圏中央連絡自動車道(一般国道468号)
- 延長:約300km
(2) 計画の諸元
種類: |
自動車専用道路 |
道路の区分: |
1種2級 |
設計速度: |
100km/h |
車線数: |
4 |
(3) 道路構造と標準的計画幅員
(4) 県内区間(延長70.5km)
常磐自動車道より東側の計画
区間: |
つくば市大字梶内(常磐自動車道)〜稲敷郡河内町大字十三間戸(千棄県境) |
延長: |
30.0km |
通過市町村: |
つくば市、牛久市、稲敷市、阿見町、河内町 |
都市計画決定: |
平成6年4月21日 |
常磐自動車道より西側の計画
区間: |
つくば市大字梶内(常磐自動車道)〜猿島郡五霞町大字幸主(埼玉県境) |
延長: |
40.5km |
通過市町村: |
つくば市、常総市、坂東市、境町、五霞町 |
都市計画決定: |
平成7年3月23日 |
土浦・つくば・牛久業務核都市と圏央道
土浦・つくば・牛久業務核都市には、3つのインターチェンジが建設され、これにより他の業務核都市との連携が強化されるとともに、成田空港とのアクセスも格段に向上し、つくばの持つ国際性が一段と高まり、中心都市として一層充実するものと考えられます。