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更新日:2017年12月27日

 

知事記者会見における発言要旨171226

この資料は,県政記者クラブとの記者会見での発言内容を要約したものです。

 

知事記者会見の動画は,こちらから視聴いただくことができます。

いばキラ(外部サイトへリンク)

・「新しい茨城づくり」政策ビジョンについて(1)

 ※関連資料(PDF:647KB)

・平成29年度いばらきイメージアップ大賞について(1)

 ※関連資料(PDF:170KB)

・「新しい茨城づくり」政策ビジョンについて(2)

・平成29年度いばらきイメージアップ大賞について(2)

・「新しい茨城づくり」政策ビジョンについて(3)

・平成29年度いばらきイメージアップ大賞について(3)

・「新しい茨城づくり」政策ビジョンについて(4)

・県北ジオパークの認定取り消しについて

・平成30年度政府予算案について

・保健所長の兼務状況について

 

(作成:広報広聴課)
平成29年12月26日(火曜日)
15時00分~15時30分 会見室


 新しい茨城づくり」政策ビジョンについて(1)


東京(幹事社):よろしくお願いします。

本日は,知事から2件発表があるということですので,発表をしていただいた後で,質疑・応答を行い,さらに時間があればその他の質問ということで進めたいと思います。

では,まず,発表のほうをよろしくお願いします。

知事:お疲れさまです。

きょうは,まず,「新しい茨城づくり」政策ビジョンを策定しましたので,これについて発表させていただきたいと思います。

就任当初の公約として,新しい政策として,まず,政策ビジョンという形で年内に発表させていただいて,その後,県の総合計画を来年9月を目途に策定していくということを発表させていただきましたが,その政策ビジョンを今回策定したところでございます。

基本理念は,「活力があり,県民が日本一幸せな県」ということで,県民とともに挑戦する「茨城づくり」,それから,未来を展望した政策展開,さらに戦略的な行財政運営ということを大きな基本姿勢というふうに位置づけております。

これは,私が常々申し上げている4つのチャレンジということで,豊かさ,安心安全,人財育成,夢と希望という4章立てにして新しいビジョンを策定しております。

まず,「豊かさへのチャレンジ」ということでございますが,まず,大きく重点施策として,戦略的な企業誘致ということです。研究施設やIT関連企業など成長分野の企業を中心に企業の誘致を進めていくということでございます。

それから,東京圏から,工場,あるいは物流倉庫だけではなくて,本社機能を誘致していくということを大きな柱に掲げています。

科学技術を活用した新産業育成や,中小企業の成長支援,質の高い雇用の創出,農林水産業についても,強い農林水産業を実現するためのメリハリのきいた施策,さらに,自然環境の保護・再生も抜本的な対策を打っていくといことを掲げていきます。

多様な働き方の実現,女性の活躍やUIJターンの推進もチャレンジの中の一つでございます。

それから,「安心安全へのチャレンジ」。まず,大きな目玉としては,医師不足の抜本的解決を徹底してやっていきたいということです。高校生や医学生,あるいは研修医,医師,各ステージにおいて総合的な対策をとっていって,医師不足の抜本的解消につなげていくということを目指します。

そのほかとして,県民の命を守る県域医療・地域医療や福祉の充実,それから,健康寿命日本一,さらには,障害児・障害者福祉の充実,安心して暮らせる社会づくり,公共交通の維持や確保など安心して暮らせる社会づくり,さらには,災害に強い県土づくり,ITを活用した災害情報の共有化などソフト面も含めて災害対策を進めていこうということでございます。

3つ目の柱が「人財育成へのチャレンジ」です。何と言っても人財育成の目玉が,グローバル社会で活躍できる人財をこの茨城からつくり出すということで,小中学校等学校においてインターネットを活用した英語やプログラミングといった教育を導入していくということを目指します。

それから,次世代を担う人財の育成として,就学前教育・家庭教育の推進なども考えています。

教育環境の充実として,魅力ある学校・学科づくり,少人数教育の充実,そのほか,日本一子どもを産み育てやすい県ということで,待機児童ゼロの実現や教育費の負担軽減も盛り込みます。

それから,学び,文化,スポーツに親しむ環境ということで,多様な学習機会の提供,文化・芸術の振興,それから,人権を尊重し多様性を認め合う社会づくりとして,ダイバーシティ社会の構築とか,あるいは,いじめを生まない社会づくり,こういうことを盛り込みました。

4番目が,「新しい夢・希望へのチャレンジ」ということです。重点施策としては,魅力度No.1プロジェクトと銘打って,新しい手法による情報発信力の強化や本県の魅力の再発掘,さらには,ブランド化に戦略的に取り組んでいこうということです。

魅力度No.1プロジェクトとしては,観光誘客や農林水産物のブランド化,企業誘致という目的別にしっかり対策を,ターゲットを決めて戦略的に情報発信をしていくという,漫然とした茨城の魅力の発信ではない,もっとメリハリのきいたフォーカスした情報発信を目指していこうということを今,検討しています。

それに加えて,私自身も含めたトップセールスの推進を積極的にやっていきます。

世界に飛躍する茨城ということで,県産品,工業製品の輸出強化,それから,若者への起業教育,ベンチャー支援などもこの中に含まれます。

ビジット茨城~新観光創生~として,戦略的な誘客プロモーション,それから,里山・海浜リゾートなど,新しい観光地の創造もメニューに入れてあります。

国体やオリンピック・パラリンピックもこの中でキャンプの誘致や県民参加の実現ということでメニューに入ってくるわけでございまして,最後が発展を支える社会資本の整備ということで,つくばエクスプレスの県内延伸や地域資源を生かした魅力ある地域づくり,そういうことを目指していこうということでおります。

以上が,新しいいばらきづくりの政策ビジョンです。

 

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 ○平成29年度いばらきイメージアップ大賞について(1)


知事:次が,平成29年度いばらきイメージアップ大賞です。

茨城のイメージアップ大賞,毎年発表してきたわけでございますが,元気ないばらきのイメージアップとなるさまざまな取り組みを表彰して,県内外にアピールすることにより,郷土への誇りの醸成と県の一層のイメージアップを図るということでございます。

表彰の対象としては,分野を問わず,茨城県や県内地域の知名度,イメージの向上に貢献した取り組み,さらには,今後も継続的に取り組むことによって上記のような効果が期待できる取り組み,そういうものを選ぶことにしています。

応募は256件,県内外のいろいろな方々から応募をいただきました。9月8日まで募集をして,賞の選定として,12月13日に都道府県会館において開催されたいばらきイメージアップ大賞実行委員会,私が委員長でございますが,そこの議論において選定させていただきました。

次に,受賞者の発表でございます。

最初は,大賞,NHKの連続テレビ小説「ひよっこ」(奥茨城村)でございます。

評価のポイントですが,42年ぶりに茨城県が舞台となった連続テレビ小説だったということです。それから,奥茨城村という架空の地名のロケ地,県北地域の豊かな自然環境や出演者の茨城弁などが本県の魅力として全国に発信されたことです。

それから,3番目として,茨城県北「ひよっこ」推進協議会によるオリジナルグッズの開発やイベント開催というものが続き,ロケ地ツアーなど交流の拡大にも寄与したということが大賞に選考された理由として,委員の皆様からも挙げられました。

次が奨励賞,これは3つございます。

1つ目,茨城の栗です。

評価のポイント,生産量,産出額とも日本一であること,それから,栗を活用した商品開発やイベント開催など地域振興の動きも加速していること,それから,飯沼栗が,今年,本県2例目,栗では全国初めての地理的表示保護制度(GI)に登録されたことなどが選定理由に挙げられています。

次に,2つ目の奨励賞は,茨城三大銘茶,奥久慈茶,さしま茶,古内茶です。

歴史と文化に彩られた3つの茶産地で,それぞれ特徴的な背景があるということでございます。本県農林水産物のポテンシャルを示す好例であって,今後,一層のブランド化も期待されるということで選ばれました。

3番目,最後の奨励賞でございます。筑波大学蹴球部です。

評価のポイント,関東大学サッカーリーグで幾多の優勝を誇る強豪であるということでございます。それから,Jリーグ選手も多数輩出している。今年の天皇杯で,学生の部活動として唯一ベスト16に進出して,格上のJリーグチームを次々に破ってジャイアントキリングとして話題になったということが評価のポイントでございます。

通常ですと,大賞1つ,奨励賞3つなのですが,今回は,委員からの強い希望があって,特別賞が新たに加わりました。

特別賞として選ばれたのが,株式会社ブランド総合研究所でございます。

評価のポイント,魅力度ランキングが話題となった結果,逆説的でありますが,本県の魅力についてもメディアで数多く紹介されたことが1つ目,2つ目が,逆に県民が本県の本当の魅力を改めて考える機会になったということ,それから,愛郷心の醸成にもつながったということで,委員からの強い希望もあって,今回,特別賞としてブランド総合研究所を選ばせていただきました。

以上が,結果になります。

このイメージアップ大賞,奨励賞,特別賞は,来年の2月7日,ホテルグランドアーク半蔵門で表彰式を開催して,表彰させていただきたいと思っております。

私からの発表は,以上です。

 

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 ○「新しい茨城づくり」政策ビジョンについて(2)


東京(幹事社):ありがとうございました。では,幹事のほうから幾つか質問させていただきます。

まず,政策ビジョンですが,ビジョンを取りまとめて,例えば知事カラーを出せたとか,何か所感があればお話しいただけますでしょうか。

知事:もともと政策ビジョンを出すと訴えてまいってきたものが,曲がりなりにもある程度形になったのかなと思います。今回,パブリックコメントなどもいただいたわけですが,県民の皆様に方向性をビジョンとして示すことができて,これからしっかり総合計画の策定に移りつつ,また来年度の予算編成にも向けてしっかり方向性を決めて,努力する下地ができたのかなと感じております。

東京(幹事社):とりわけ,知事が重点を置いた部分,知事カラーを出した部分はありますでしょうか。

知事:特徴的としては,戦略的な企業誘致ですかね。それが研究施設やIT関連企業,それから,本社にこだわった誘致,そういうところは私のカラーが出ている。

それから,医師確保も,2つ目,私は力を入れて今回盛り込んだものです。その対策としても,医学部新設という可能性も含みながら,高校生,医学生,研修生全ての段階であらゆる方法を追求するという柱にしています。

それから,もう一つは,教育,これはネットを使った教育という新しい教育手法をぜひこの茨城に取り入れていきたいということです。

それから,最後は,魅力度№1プロジェクトと銘打って,今後,観光誘客,農林水産物のブランド化,企業誘致,それぞれの目的に合ったPR,情報発信を展開していくということが大きな特徴なのではないかなと思っています。

東京(幹事社):今のは重点施策をそれぞれ挙げていただいたかと思うのですが,その中でもとりわけここにはというのはどこかありますでしょうか。

知事:とりわけこの4つなのですけれども。

東京(幹事社):その中での順位は。

知事:甲乙つけがたいのですけどね。どうしても4つなのですが。一つにしなければだめですか。

東京(幹事社):特に思い入れがあるようなものがあれば。

知事:いや,全て4つに思い入れがあるので,この施策で優劣をつけることはできませんが,一つ,本当に特筆すべきことがあるとすると,政策の柱というよりは,挑戦する姿勢をこのビジョン全体を通して貫いているということが特筆すべきことなのかなと。最初からこれは難しいというテーマについても,挑戦する姿勢を捨てずに,ビジョンとして形にしていったというのが今回の私が最も評価している点であります。

東京(幹事社):ありがとうございました。

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 ○平成29年度いばらきイメージアップ大賞について(2)


東京(幹事社):では,今度はイメージアップ大賞で一つお伺いしたいのですが,例えば,知事が推したものはこの中には入っていますでしょうか。入っていなければ,どういうものを推したか教えていただけますでしょうか。

知事:今回は大賞はほぼ全員一致だったですね。誰も異論がないというか,委員全員が間違いなくという感じであったので,それ以下の奨励賞,特別賞についてはほかの意見もありましたが,多数の意見がこうなった。私自身も,実際に茨城の栗などは奨励賞ぴったりだなと思っていますので,そんなに意見の違いはなかった今回の委員会だったと思っています。

東京(幹事社):例えば,県のイメージアップで言うと,稀勢の里関とかあったかと思うのですけれども。

知事:稀勢の里関と髙安関も議論にはなったのですが,今の状況を考えると,もう少し時間を空けたほうがいいだろうということで,今回は賞の対象から一旦は外したという感じですかね。当然,有力な候補でありました。

東京:幹事のほうからは,以上です。

各社,質問があればお願いします。

 

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 ○「新しい茨城づくり」政策ビジョンについて(3)


日刊工業:産業の関連で質問なのですが,特に誘致の力を入れるところで,IT関連企業やベンチャー企業と書かれていて,県南地域が中心になるのかなという企業誘致の形になるのかなと思うのですが,一方で,人口が減ってきているのは県北地域のほうだと思うのですが,そっちのほうの産業活性化のための施策はどのように考えていらっしゃるでしょうか。

知事:企業誘致について,県南というふうに限るつもりはなくて,県北も含めて可能性のあるものは誘致していきたいと思いますし,特にIT関連企業のサテライトオフィスなどは,県南・県北問わずに自由な働き方ができるところなので,そういう施設を,場所を問わずに戦略的に企業誘致をやっていきたいと思っています。

東京(幹事社):その企業誘致を通じて,もともと地域の企業との連携も深めていくというようなことですか。

知事:そうですね。その地域の特色のある産業を重点に引っ張ってくるとか,農業と関連のある食品関係とか,そういうことも当然視野に入れて考えたいと思っています。

毎日:先ほど,企業誘致の関係もありましたが,企業誘致というのはこれまでも力を入れていた分野ではあると思うのですが,これまでとは何が違って,ほかにどういう可能性があるのか,そういう今後の細かいビジョンまで教えていただければ。

知事:これまでどちらかというと工場中心の企業誘致が多かったのかなと思います。工場中心,あるいは物流倉庫中心というところから,研究室や本社機能,あるいはサテライトオフィス,そういう実際に付加価値をより小さくても生むようなところ,規模にこだわらずに,質にちょっとこだわって企業誘致を進めるということも議論しておりますし,そういうところが一つ特徴に大きく加わるのではないかなと思っています。

毎日:本社機能の件に関しては,どういう特性というか,有利な点があるのでしょうか。

知事:本社機能,当然,税収も落ちますし,それ以上に質の高い雇用を生み出すという点で,本社機能というのは重視すべき点だと考えています。

毎日:本社を移してもらうためのセールスポイントというのは,県としてはどういうところがあるのでしょうか。

知事:わかりやすい点で言うと,例えば,研究施設,あるいは,もう既に茨城にある企業群との連携,そういうところは一つの売りになると思いますし,県の施策自体でもそこはサポートを手厚くしていこうと考えていますので,総合的にそういう意欲のある企業をぜひスカウトしたいと思っています。 

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 ○平成29年度いばらきイメージアップ大賞について(3)


毎日:イメージアップのほうなのですが,魅力度ランキングの会社のところで,知事も苦笑いしていたのではないかという気もするのですが,ずっと最下位で,そういうところに渡すというのは,知事としてはどういう思いを持たれているのでしょうか。

知事:特別賞なので,特別だということだと思います。

でも,委員からもご指摘があったのですが,ある意味,非常に茨城県の県民全員が茨城の魅力を考えるきっかけとなったし,話題にもなったということもあるので,大賞でもないし,奨励賞でもないのですが,特別賞として,今回選ばせていただいたということで,魅力度ランキングが5年連続47位だということを逆に我々としては糧としながら,自分たちの魅力をどんどん磨いていって,発信していく,そういうきっかけをつくってくれたということだと。それで特別賞を授与するということだと思います。

毎日:県民の中では,中途半端なら最下位のほうがいいよというような声もありますけれども。

知事:最初から最下位を目指すという人はいないと思いますので,当然,私は,公約にも挙げましたように,常に1位を目指しておりますので,そういう声もあるのはわかっていますが,県としては常に魅力は1位を目指すということでいきたいと思っています。

茨城:今の質問に関連してなのですが,ブランド総研に与えるということで,ある意味,格付けをしてくれているところに賞を与えることになるのですが,その点に関しては,今までの特別賞をやってきたのは,見方によっては,言葉は適切ではないかもしれないですが,ちょっとネタ的なところもあるのかなと思うのですが,そういうところに与えることについて,そのこと自体はどうお考えでしょうか。

知事:委員から多かった意見は,要するに,魅力度最下位といっているブランド総研の調査に対するいろいろな思いがあって,県民からすると,逆に魅力度最下位というのが自分たちの実感とギャップがあると。だから,なおさら自分たちの魅力について考える。要するに,県民の人たちは,みんな自分たちの魅力度が最下位なんて誰も思っていないという,あるいは,県外の委員の人からも,それはちょっと違うのではないかという印象を非常に実感をもっている方がほぼ全員で,そういう意味で,逆説的にはなりますが,自分たちを見つめ直すいいきっかけになったのかなと。別に,だからといって,ブランド総研のイメージ調査を評価しているわけではないというところがミソなのかもしれません。

茨城:評価方法からしてあり得ないとは思うのですが,例えば,賞を与えることで,それに対して向こうが忖度してくれるのではないかとか,そういう含みというのはどうですか。

知事:あり得ないですね。あり得ないと思いますね。

茨城:では,そこは期待していないということなのですか。

知事:全く期待していないですね。

茨城:わかりました。

知事:全く期待していないどころか,逆に,ある意味,ブランド総研の魅力度ランキングの呪縛から自分たちを切り離すという意味も含まれている特別賞の授与だと,委員の皆様の発表を総合すると,そういうふうにも受け取っていただいて結構なのではないかなと思います。

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 ○「新しい茨城づくり」政策ビジョンについて(4)


産経:政策ビジョンのほうに戻るのですが,資料には来年9月をめどに県総合計画を策定とあるのですが,本日,政策ビジョンが決まって,来年9月までの具体的なスケジュールとかがあれば教えていただきたいのですが。策定までの過程。

知事:来年2月ごろにまず総合計画審議会を立ち上げて,新たに委員を委嘱します。その中で総合計画策定をその審議会に諮問させていただいて,9月をめどに,数回,審議会を開催しながら内容を固めていって,9月中に審議会の答申をいただいて,新たな総合計画を決定したいと考えています。

東京:発表について,ほかにある社はありますでしょうか。

では,その他ということで。

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 ○県北ジオパークの認定取り消しについて


茨城:今回の発表とは関係ないのですが,先だって,日本ジオパーク委員会が茨城県北ジオパークの認定を取り消しました。このことについての受け止めをお伺いできればと思います。

知事:茨城県北ジオパークについては,茨城大学,地元の市町村,関係者,ボランティアの方も含めて一生懸命取り組んできたと聞いております。県としても,独自に予算措置をして,ジオパークツアーを実施するなど,いろいろサポートはしてきたのですが,今回の結果というのは非常に残念だなと考えています。

ただ,審査結果の詳細というのがまだいただけていないので,速報しかいただけていないので,1月下旬ごろ,日本ジオパーク委員会から茨城大学に正式に審査結果の詳細が報告されるということなので,それを踏まえて,今後の対応を関係者と協議していきたいと考えています。

茨城:主体が茨城大学ということもありますが,現時点では,方向性などについては,今後,話し合いをしてからということですね。

知事:そうですね。

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 ○平成30年度政府予算案について


茨城:あともう1点,これも先日,政府予算の概要が固まりました。これについて,圏央道の4車線化なども盛り込まれておりますが,知事のご所見をお聞かせください。

知事:我が県にとっては,特に圏央道の県内区間4車線化について,財政投融資などを活用した整備予定箇所として示されたということは非常に大きな前進だというふうに評価しておりますし,地方財政全体としても,前年度と同程度の一般財源総額が確保されたということで,評価をしているところではあります。

 

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 ○保健所長の兼務状況について


読売:保健所の所長が不足しているという調査があったのですが,このことについて,茨城県も(保健所長が兼務になっているところが)5カ所あったという指摘がありましたが,これからどういうふうな対応をされるという考えがあれば教えていただきたいです。

知事:本県は12保健所があって,そのうち5カ所の保健所が所長の兼務状態ということで,ほかの都道府県と比較しても深刻な状況になっているという認識をしております。

対策として考えられることがいろいろあるのですが,公衆衛生医師のスカウトをさらに強化していくとか,あるいは,地元の診療医の方々との連携を強化していくとか,あるいは,そもそも12ある保健所自体をもっと整理できないかとか,いろいろな考えがあり得る中で,より県内の公衆衛生医師の確保に向けて,有効な対策・方策は何かということを,今,庁内で検討しているところでございます。

東京:ほかに質問ある社は。

では,ないようですので。どうもありがとうございました。

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