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更新日:2017年9月26日

 

知事初登庁時記者会見における発言要旨170926

この資料は,県政記者クラブとの初登庁時記者会見での発言内容を要約したものです。

 

知事記者会見の動画は,こちらから視聴いただくことができます。

いばキラ(外部サイトへリンク)

・初登庁の感想,県政運営等について(1)

・原子力発電所の再稼働について

・県政運営等について(2)

・衆議院解散に伴う総選挙について

・県政運営等について(3)

・取手市の女子中学生自殺問題について

・県政運営等について(4)

 

 

(作成:広報広聴課)
平成29年9月26日(火曜日)
11時00分~11時20分 会見室


 ○初登庁の感想,県政運営等について(1)


NHK(幹事社):初登庁した今のお気持ちと,今後の抱負について教えてください。

知事:好天に恵まれた中で,職員や支援者の方々に非常に温かく迎えられて初登庁できたことは幸せなことだと思っております。

一方で,皆さんの期待の大きさということでもあるかと思いますので,その期待にしっかり応えるべく,やっていかなければいけないなと身の引き締まる思いも合わせて感じているところであります。

これから,県の皆さま,県民の皆さまと一緒に新しい茨城県をつくっていくと,そのための意欲がふつふつと湧いてきたというところでしょうか。

NHK(幹事社):まず最優先に取り組みたい課題はありますでしょうか。

知事:まずは,県庁の職員の皆さんからしっかり,現在と今後の課題,現状の把握をさせていただいたうえで,どういう問題にどうやって取り組むのか。その辺りをきっちりと皆さんと議論していきたいと思っております。

今まで,選挙で,どちらかというと私の想いだけで話していた内容を,これからは知事として就任したわけですので,しっかり県の司の職員の方々ときっちり議論したうえで内容を詰めていくということが第一の優先順位なのかなと思っています。 

NHK(幹事社):具体的に知事として,自らが取り組みたいものというのは何かありますか。

知事:公約に掲げたものすべてでございます。

豊かな茨城をつくることであったり,あるいは医療問題に取り組むことであったり,新しい人材育成のための教育システムをつくることであったり,それらすべて取り組みたいと思っておりますけれども,どういうスピードでどういう優先順位でどういうやり方でということについては,これから県の職員の皆さまあるいは議員の皆さま,いろんな方々と議論するうえでよりよい方向,よりよいやり方を見つけていくことなのかなと思っております。

 

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 ○原子力発電所の再稼働について


NHK(幹事社):東海第二原発についてお伺いしたいと思います。再稼働には知事の同意が必要になるわけですけれども,知事としてどのように向き合っていくのか,今後のスケジュールもあわせてお伺いしたいと思います。

知事:東海第二原発の問題は,しっかり県民の安心安全を守るという観点から,どれだけ理解を得られるという形で決着できるかということなのかなと思っております。

再稼働するしないということについてはいろいろな考え方があるというのは事実でありまして,その中できっちりと納得感のあるプロセスをつくって最終的な判断をしていくことが肝要なのかなと考えております。

今回11月に,延長申請をという話があるわけでございますけれども,ここも含めて県としてしっかりと情報を取りながら,かつ,県民の皆さまの安心安全を最優先にしたプロセスをきちんと作っていくことによって,最終的な結論を,県民本位で考えていきたいなと思っております。

NHK(幹事社):最終的な結論というのはスケジュール感でいうとどれぐらいという考えは何かありますでしょうか。

知事:まだずいぶん先なのではないでしょうかね。

延長申請の結果が出るのが予想されるのが来年と伺っておりますので,さらにそれ以降,いろいろな調整があったうえで,再稼働するしないの判断はその先になるという理解ですので,少なくとも1年や2年で決まる話ではないかなと思っております。

 

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 ○県政運営等について(2)


NHK(幹事社):山口副知事が辞職を表明していますが,後任についてはいかがでしょう。 

知事:後任については現在,人選中でございます。人選した上で,今度の定例会で議案として承認いただくために提案したいと思います。

NHK(幹事社):改めて,この4年間どのような県政運営を進めていきたいのか,併せて,4年後の茨城をどう変えたいのか,変えていくのかという展望も含めて伺えればと思います。

知事:4年間,長いようで短い時間なのかなと。まずはきっちり今まで積み重ねてきたものを私自身が無手勝流にかき回すということにならないように,積み上げも含めてきっちり把握したうえで,どれだけ新しい躍動感のある茨城を作っていけるかということに,この4年間ぜひ挑戦していきたいと思っております。

その中で新しい施策も出るでしょうけど,私自身はぜひ県の職員の皆さんの仕事のやり方とか,そのようなことも含めて躍動感溢れるような,県政が生まれるような,そういう状況を4年後にぜひ実現したいなと思っております。私自身が一人で空回りすることのないように,しっかりその辺は理解を得ながら,議論をしながら,皆さんと一緒にやっていこうと思っております。

NHK(幹事社):幹事社からは以上です。各社お願いします。

朝日:朝日新聞です。よろしくお願いします。

大井川さんは,ずっと挑戦する県政というものを掲げられていると思うのですけど,職員の方が挑戦するという意識を持つ具体的な仕組み作り,例えば若手の人と議論する場を増やすとか,何か考えていることがあれば教えてください。

知事:これからではございますけど,挑戦したくなる,したいと思う気持ちがおこるような環境づくりを県の中でやっていきたいと思っておりまして,若手の方々とのフリーディスカッションを積極的にやるということは,もう既にお願いをして,これから段取りを組み始めようと思っておりますし,それ以外にもいろいろな会議の場で,ものの考え方ということで私の方からしっかりタブーなく,いろいろなことを挑戦するような,そういう議論を通じて,県庁の中でそういう考え方,挑戦していいんだという考え方をどんどんゝ実感として浸透させていければいいかなと思っています。

朝日:県政の課題として最優先に取り組むのは,これから意見を集約して考えていくということでしたが,選挙戦を通じていろいろ話をされていて,人口減への対応は急務ということですから,教育とか医療とか何でもいいのですが,今あるイメージの中で,これはちゃんと取り組まなければいけないなという優先的なものがあれば教えてください。

知事:あえて言うと,教育,医療問題,さらには産業育成ですかね。この3つは,この4年間で何としてでも,新しい何か形の,目処でも作って行きたいなと思っております。

朝日:ありがとうございます。

読売:読売新聞です。よろしくお願いします。

選挙戦の期間中に,大井川知事は多選禁止条例の制定ですとか,医師不足の非常事態宣言を出すとか,わかりやすい主張をされていたと思うんですけれども,そういった取り組みというのはいつごろからされる予定なのか,例えば今度の10月議会から早速動き出すとか,そういったことはあるんでしょうか。

知事:その辺については,もうちょっと時間をかけて,県庁内でもんだうえで,やっていこうかなと思っています。スピード感としては,次の定例議会にいきなり何か出すということは今のところ考えておりません。もうちょっと時間をかけて,関係者と議論をしたうえで,何がベストかということを考えたうえで,でもやることはやりたいと思っていますので。

あとは,多選禁止条例は,1期4年中に作れば間に合いますので,何も次の定例議会に出さなくても,私の今回の任期が終わるまでには,しっかり制定したいというふうに思っておりますが,それまでの間,有識者の委員会を立ち上げるなりの手続きが必要だと思いますので,そういうことも,しっかり準備していきたいなと思っています。

 

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 ○衆議院解散に伴う総選挙について


朝日:朝日新聞です。よろしくお願いします。

衆議院の解散が決まりましたけども,大井川さんは自民党と公明党の推薦で当選されたわけですが,今度の選挙で,それらの党を含めて,応援・支援,実際に駆けつけてどうされるということなど,何か決めていることがありましたら教えてください。

知事:いや,全く何も決めておりませんし,私,実際には民進党の先生の一部からも,きちっと応援もいただいているんで,どこかの党派を特段応援するというようなことは,とりあえず今のところは考えておりません。

 

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 ○県政運営等について(3)


 

朝日:今度の10月でですね,県の人事に触るということはされるのでしょうか。

知事:県の人事は,10月も含めてふんだんに触っていくことになるんじゃないかと思ってますけれども。

朝日:具体的に,部長・課長レベルまで触れる予定なのでしょうか。

知事:いやいや全く何も決まってませんけれども,人事というのはどんどんゝ見直す必要があるところは見直していきたいと思ってますけど。何か決まっているわけではないです。

朝日:ありがとうございました。

毎日:人事の関係で,今後,例えば民間登用なども含めて,目玉になるような登用などを,10月に間に合わなければ次の4月ですとか,そういったことも考えていらっしゃるのでしょうか。

知事:目玉になるような登用が何なのかということも含めて,これから検討したいと思いますけれども。

毎日:少なくとも10月に関しては大きな人事は考えていないということでしょうか。

知事:10月に関してはそんなに大きなものはとりあえず考えていません。

毎日:今後の人事や登用に関して,どういうふうな人事をされていくのでしょうか。

知事:もう,能力本位です。能力本位で,どんどん登用したいと思っています。

茨城放送:茨城放送と申します。よろしくどうぞお願いします。

市町村との関係ですが,今回の選挙戦の中では,応援された自治体・首長と,そうでなかったところとありまして,選挙が終わるとノーサイドという話もありました。今後,具体的に市町村の首長さんとお会いするとか,何か懇談する機会があるとか,今後の付き合い方なども含めて今の段階でお考えのことをお願いします。

知事:ノーサイドということは当選した当時にもお話したわけでございますし,その後,何人もの首長さん,推薦は橋本前知事にされていた首長さんも何人もの方が当選祝いのご挨拶に来ていただいていたので,そういう形で徐々に自主的な話し合いというのができる体制が作られてきているのではないかなと思いますし,今後必要に応じて,何らかの会合を持ったりとか,しっかり県政の上では市町村はパートナーでございますので,協力できる体制を早急に作れればいいなとは思っています。具体的にどういう仕掛けでどういう形でそういう手続きになるのかは今後の課題になるのかなと思います。

茨城放送:今パートナーという言葉が出ましたけれども,改めて県と市町村というこの関係は,どうあるべきか,どういうふうに関係を作っていきたいとお考えでしょうか。

知事:それは対等なパートナーだと私は考えておりますので,それを県だけで独善的に物事を進められるわけではございませんし,市町村の意向とか,あるいはやりたいことをいろいろ踏まえたうえで,いろいろ議論をしながらいっしょにいい茨城を作っていくという,そういう体制をつくることが必要不可欠かなと思っております。

 

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 ○取手市の女子中学生自殺問題について


毎日:毎日新聞です。よろしくお願いします。

県が積極的に取り組まなければならない課題の中で,すごくピンポイントなのですけれども,取手のいじめの自殺の問題があると思います。前の知事の段階で知事直轄の調査委員会がつくられるということで動こうとしているのですが,その方向性は変わらないままでいいかという確認と,調査するのであればどういう点を重視されるのかという点をお伺いできればと思います。

知事:基本的に変わらずに調査委員会の設置に関する条例を次の定例議会には提出しようと思っていますし,スピード感を持って調査の内容を詰めてきちんと報告できるような形にしたいなと思っています。事実関係の把握から,どうも最初からやり直さなければいけないような状況だということも聞いていますので,そこの事実関係のしっかりした把握,それから関係者の方々,例えば学校から,卒業してしまうような時間までかけてしまうとなかなか調査が難しくなってしまうので,そういう意味ではスピード感を持った調査をして,きっちり議論をしてもらって,結論を出すというような形を取れたらいいかなと思っておりますので。何を重点に(という点では),きちっとした事実関係の把握を重点的にしっかりと調査していただきたいというふうに思っています。

毎日:ありがとうございます。その調査の中では,当時の取手市の,生徒や親への対応というのも含まれますか。事実関係の次だと思いますけど。

知事:そういうことも含めて全体的な把握は必要だと思っています。 

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 ○県政運営等について(4)


読売:読売新聞です。先ほどの人事の話では10月には大きな目玉というか,そういうのは考えていないとおっしゃいましたけれども,例えば政策面で,例えば10月議会,最初が肝心という思いもあるのかなという気もするのですが,10月議会とか,10月中の記者会見とかで何か新しく目玉というか,大井川さんならではのものを出す予定はあるのでしょうか。

知事:もうちょっとしっかり現状を把握したうえで打ち出したいと思っていますので,10月中に何かあるということはあまりないのではないかなと思っています。あわててやって空回りするのも嫌なので,そこはしっかりじっくり議論しながら進めていきたいと思っています。

読売:もう一つ,来週早速,就任して一週間で県議会が開会しますけれども,どのような立場でどのように望んでいくかという意気込みを伺ってもよろしいでしょうか。

知事:最初の議会ですので,しっかり私のこれからのビジョンなり,やりたいことということをご説明させていただきながら,一つひとつ質問には真摯に答えていく中で,県議会が活性化するような,そういうメリハリのある議論ができればいいかなと思っています。

日刊工:日刊工業新聞社です。先ほど優先されたい分野のひとつに産業育成とおっしゃってまして,県はこれまで企業誘致などに積極的に取り組まれてきたと思うのですが,現段階で,具体的にどんな産業分野についてどんな方法でやっていきたいというイメージがありましたらお教えください。

知事:そこについてはまだ白紙ということにさせてください。やはり現状を踏まえて何ができるかということをきっちりと把握したうえで青写真を描いていきたいと思っています。

茨城:茨城新聞です。よろしくお願いします。先ほど人事のお話で能力本位という方針をおっしゃっていましたが,副知事人事に関して,こういった方向でやりたいとか,たとえば民間登用などもあるかと思うのですが,今の時点で何か方向があれば教えていただきたいのですが。

知事:特に別に民間登用も含めていろんな可能性は当然考えなければいけないとは思いますが,広くいろんな方々のご意見を伺いながら判断していきたいと考えています。

茨城:こういう人物がいいとか,そういうビジョンみたいなものはありますでしょうか。

知事:やはり私が新任ですので,安定感や信頼感のある人が望ましいとは考えています。

NHK(幹事社):よろしいでしょうか。ありがとうございました。

知事:どうもありがとうございました。これからもよろしくお願いします。 

 

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