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更新日:2020年5月1日

県広報紙「ひばり」8月号【特集2】

茨城の日本遺産を歩く~誇れるいばらき~

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化庁では、2015(平成27)年度から、地域の歴史的な魅力や特色を通じて、我が国の文化・伝統を語る"ストーリー"を「日本遺産」として認定しています。
県では、初の日本遺産の一つに認定された「近世日本の教育遺産群―学ぶ心・礼節の本源―」(水戸市、栃木県足利市、岡山県備前市、大分県日田市)に続き、今年6月に「日本ワイン140年史~国産ブドウで醸造する和文化の結晶~」(牛久市、山梨県甲州市)と「かさましこ~兄弟産地が紡ぐ"焼き物語"~」(笠間市、栃木県益子町)の2件が認定されました。
年の夏は、文化や伝統を感じながら、歴史をひもとくマイクロツーリズム※に出掛けてみませんか。
※マイクロツーリズム…住んでいる地域の近場で観光を楽しむ新しい旅のスタイルの一つ

 

 

 

日本遺産についてはこちら(外部サイトへリンク)

 

 

日本ワイン140年史 ~国産ブドウで醸造する和文化の結晶~

<ストーリー>
産ブドウを原料とし、日本国内で醸造される「日本ワイン」。その140年にわたる歴史において、重要な地位を占めるのが牛久市と山梨県甲州市です。牛久市の「牛久シャトー」は、ブドウ栽培から醸造、貯蔵、瓶詰め、出荷までの一貫した工程を構築し、大規模な醸造体制を確立。日本初の本格的なワイン醸造場へと発展しました。甲州市は、地元のブドウ農家との共存繁栄を図り、広大なブドウ畑と新旧30ものワイナリーを誕生させるに至りました。明治の文明開化期、国営では果たせなかったワイン醸造を、牛久市、甲州市それぞれの地域の特性を生かして民間の力で成し遂げたのです。
磋琢磨せっさたくまして日本のワイン文化の広まりに貢献した2つのまちに息づく歴史を知れば、ワインの味わいもより一層深いものとなるでしょう。

牛久シャトー

事務室(本館)※非公開
醗酵室、貯蔵庫と併せて国指定重要文化財。ヨーロッパの古城を思わせる建物で、牛久のシンボルです。アーチ状の通路の上側には、ワインの原料であるブドウと、受粉に欠かせない蜂が描かれています。
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貴賓室(事務室2階)
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醗酵室(御神谷傳兵衛かみやでんべい記念館)
1階にはワイン樽や醸造用具など、2階には創設者である神谷傳兵衛の軌跡や創業当時のワイン造りの資料が並びます。 

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貯蔵庫(牛久シャトーレストラン)
赤レンガの情緒がある建物の中で、ワインとお食事を楽しめます。 ひばり202008_p4_4 ひばり202008_p4_5

 

お問い合わせ

牛久市文化芸術課(外部サイトへリンク)☎029(874)3121

 

かさましこ ~兄弟産地が紡ぐ “焼き物語”~

<ストーリー>
日本屈指の窯業ようぎょう地「かさましこ」(笠間市と栃木県益子町)は、古代から窯業や統治者によって同じ文化圏でした。江戸時代に入り別々の道を歩みますが、18世紀後半から再び、製陶を通じてつながり合った地域です。使い勝手のいい日用品を作り続けていたこの地は、存続の危機に陥ると、時代に合わせた革新に挑み、多様な作風を許容する産地へと変化しました。自由でおおらかな風土が創造する者を惹きつけ、今では600人を超える陶芸家が活躍しています。
意識を追求し美しい生活造形を生み出す「かさましこ」は、訪れる人の五感をも刺激し、暮らしに寄り添う陶文化を醸成しています。

笠間焼の歴史

久野陶園
笠間焼創始である久野半右衛門道延の窯元。益子焼の陶祖である大塚啓三郎が陶芸を学んだ窯元でもあり、益子焼と深いつながりがある場所です。
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登り窯
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笠間稲荷神社
笠間焼を含めた殖産興業の神として崇敬された神社。文久元(1861)年に建造された本殿には、後藤縫殿之助ら名匠による「蘭亭流觴曲水の宴」や「三頭八方睨み龍」などの彫刻が施されています。
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本殿(国指定重要文化財)
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笠間城跡
佐白山にある山城跡で、中世は笠間氏、近世は笠間藩主の居城として機能しました。現在も、土塁や空堀、石垣などを見ることができます。江戸時代、笠間藩主・牧野貞直のときに久野陶園などを御用窯とし、笠間焼の産業振興に努めました。
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お問い合わせ

笠間市生涯学習課(外部サイトへリンク)☎0296(77)1101

 

 

マイクロツーリズムを楽しもう
自由なスタイルでいばらきキャンプ

hibari202008_p4_13然豊かな本県は、バラエティーに富んだキャンプ場が数多くあります。
平洋から昇る朝日や、山・湖に沈む夕日を眺めたり、満点の星空の下でたき火を楽しんだり、キャンプで非日常を満喫してみませんか。
※利用に当たっては、各施設の実施する新型コロナウイルス感染症対策に沿ってキャンプをお楽しみください

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お問い合わせ

県観光物産課 ☎029(301)3622

 

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「あたご天狗の森スカイロッジ」が”空に近い森のアウトドアリゾート”をキャッチフレーズに7月18日(土曜日)にリニューアルオープン。言葉がこぼれる心地良い空間で、アウトドア気分を満喫するぜいたくなグランピングが体験できます。

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所在地

笠間市上郷2775-7☎0299(56)7075
予約受付時間:9時~20時

 

日川浜にちかわはまオートキャンプ場

日川浜海岸に隣接する緑と開放感あふれるキャンプ場です。手軽に楽しめる電源・水道付き区画やキャビン、バーベキュー広場のほか、今年からグランピングもご利用いただけます。

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所在地

神栖市日川2036-124☎0299(97)0567
予約受付時間:9時~17時(火曜日定休、GW・7~9月は無休)

 

北茨城市家族キャンプ村 花園オートキャンプ場

全サイトAC電源・水道付きの高規格のキャンプ場です。温浴施設も整備されているほか、場内を流れるじゃぶじゃぶ川で水遊びも楽しめるので、ファミリーにもお勧めです。

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所在地

北茨城市華川町花園454☎0293(43)9277
予約受付時間:8時30分~17時

 

夏だけじゃない!

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秋風を感じながら、優
雅に読書などはいかがでしょう。また、サンマやキノコ類など
秋の味覚をバーベキューで楽しみながら、紅葉を堪能するのもお勧めです。
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寒い季節にしか感じることのできない凛とした空気は、冬キャン
プならではの魅力です。たき火をしながらきれいな星空を眺め
る、そんなゆったりとした時間をお楽しみいただけます。

 ※7月20日現在の情報に基づき編集しています。お出掛けの際は、国・県などの最新の新型コロナウイルス感染症対策をご確認ください。

 

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営業戦略部営業企画課戦略・広報

〒310-8555 茨城県水戸市笠原町978番6

電話番号:029-301-2128

FAX番号:029-301-3668

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