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更新日:2023年9月28日

県広報紙「ひばり」8月号【特集4】

百酒繚乱ひゃくしゅりょうらんいばらきの地酒

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かな自然と水源に恵まれ、約40もの酒蔵を有する関東屈指の酒どころである本県。各蔵元が技と情熱をそそぎ込み醸造する地酒には、個性豊かな味わいがあります。
回は、パンフレット「JIZAKEじざけ IBARAKIいばらき 百酒繚乱」(県発行)から、元サッカー日本代表で海外でも活躍された中田英寿さんが来福酒造(筑西市)を訪れた様子や、日本酒に精通した達人が選ぶ「いばらきの地酒」のごく一部をご紹介します。
のパンフレットを参考に、暑い夏は「冷酒」で、残暑には冷たい飲み物に疲れた体をじんわりと温める「熱燗あつかん」で、いばらきの地酒を堪能してみてはいかがですか。

 

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中田英寿と来福酒造

「藤村さんのところに来ると、毎回新しいものがあるから面白い!」と、来福酒造へは3年ぶり3回目の来訪となる中田さんは語ります。当主の藤村俊文さんは、消費者の皆さんに良いお酒を届け、より楽しんでもらいたいと、「超」が付くほどの辛口から、若い女性を中心に人気を集めているスパークリングまで多種多様な日本酒を造り出します。
「来福酒造はつかみどころがないのが面白い。ひとつの蔵でいろいろな味わいを楽しめる。それぞれの銘柄ごとにしっかりと味をまとめ上げているのが来福の強みであり力だと思います。」と中田さんも評価します。

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▲パンフレット「JIZAKE IBARAKI 百酒繚乱」より

 

 

中田英寿さん
日本文化の発信・発展をサポートし、日本酒の可能性を伝えていくことをミッションに「JAPAN CRAFT SAKE COMPANY」を自ら設立。また国内最大級の日本酒のイベント「CRAFT SAKE WEEK」もプロデュース。これまで本県の蔵を含む約400もの酒蔵を訪問し、消費者としての目線で、日本酒の楽しみ方を探求・発信されています。

来福酒造(筑西市)
1716年に創業し、約300年の歴史を持つ。10代目の現当主・藤村俊文さんは、20種類を超える酒米と、ベゴニアなどの花酵母をはじめ多彩な酵母をマッチングさせて、次世代の日本酒を造り出しています。「SAKE COMPETITION※」で、2016年にはスーパープレミアム部門第1位、2019年にはスパークリング部門第2位を獲得。※市販している日本酒の品評会

来福 純米大吟醸超精米8%

hibari202008_p10_7極限の8%まで米を磨き造ったぜいたくな純米大吟醸。2016年にSAKE COMPETITIONスーパープレミアム部門第1位を受賞したお酒です。超高精米によるフルーティーでクリアな味わいと華やかな香りが特徴です。

 

 

 

 

常陸杜氏ひたちとうじ」認証制度が誕生

業何百年という蔵もある本県ですが、近年まで新潟の越後杜氏や岩手の南部杜氏の集団に酒造りを委ねる習慣が残っていました。
かし、30年ほど前から全国的に地元の蔵の社員や経営者が作るスタイルに変化し、本県でも4分の3ほどの酒蔵は地元の造り手になっています。
造りが地元主導にシフトしていく中で、地域の杜氏を育成し、酒造技術を上げていくため、昨年度から「常陸杜氏」の認証制度がスタートしました。
1号として、吉久保酒造の鈴木忠幸さん(写真左)、森島酒造の森嶋正一郎さん(写真中央)、結城酒造の浦里美智子さん(写真右)の3人が認証されました。
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一部をご紹介
達人セレクト「いばらきの地酒」

 ★=「常陸杜氏」が造る地酒

嚼梅しゃくばい 大吟醸/吉久保酒造(水戸市)★

hibari202008_p10_8国内外の酒コンテストに出品するために造られた一品。酒造好適米を極限まで研磨し低温発酵により醸された香りやのど越しは絶品。ポタリポタリと滴り落ちる雫酒を集めた無加圧の酒で、研ぎ澄まされた味わいと華やかな香りが楽しめます。

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渡舟 純米大吟醸/府中誉(石岡市)

hibari202008_p10_9a酒米「渡船」の魅力を凝縮した純米大吟醸。青リンゴのように甘く爽やかな香りが口中に広がり、芳醇で滑らかな味わい。キレもあり上質な仕上がり。酒米「渡船」の魅力を存分に楽しめるお酒です。
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森嶋 純米大吟醸(雄町)/森島酒造(日立市)★

ひばり202008_p10_10みずみずしさと、気品を感じさせるあでやかさを合わせ持つ一杯は、採れたてのクリーミーな生牡蠣や蕎麦などのシンプルな味わいを引き立て、食材が持つ奥深さに気付かせてくれます。
2019年InternationalWineChallenge〔GOLD〕受賞酒
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御慶事 純米大吟醸/袋吊り斗瓶取り/青木酒造(古河市)

ひばり202008_p10_11最高の原料で造った純米大吟醸を「袋吊り」で搾ったぜいたくなお酒。雑味がなく、透明感のある味わいです。柔らかい甘さとトロリとした舌触りはとても柔らかくふくよか。一度飲んだら忘れられない蔵最高峰の一品。
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結ゆい 純米大吟醸/結城酒造(結城市)★

ひばり202008_p10_12結城紬で有名な結城市で江戸時代に創業した結城酒造。敷地内の井戸水を使用し、丁寧に醸造しています。そんな結城酒造が造る「結ゆい」純米大吟醸は、生産者を指定した赤磐雄町米を使用しています。
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稲里 大吟醸 山田錦/磯蔵酒造(笠間市)

ひばり202008_p10_13人との関わりの中で、日々成長していく「米の味と香りのする、日本酒らしい日本酒」を目指している磯蔵酒造。終わりなきうまさを追い求め、どこまでも届く事なき「天」のように突き抜けて…との思いから造られた大吟醸です。
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いばらき県産品お取り寄せサイト(外部サイトへリンク)~IBARAKImade~」で地酒を販売中

お問い合わせ

県産業政策課☎029(301)3585

 

飲酒は20歳になってから。妊娠中や授乳期の飲酒はやめましょう。

 

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