目的から探す
ページ番号:72960
更新日:2025年7月17日
ここから本文です。
住宅などの窓及びベランダから子どもが転落する事故が発生しています。
この度、消費者安全調査委員会において、住宅の窓及びベランダからの子どもの転落事故に係る消費者安全法第24条第3項の規定に基づく事故等原因調査報告書(以下「報告書」という。)がとりまとめられました。
報告書では、事故原因について、子どもは窓及びベランダから転落する危険性が高いにもかかわらず、ソフトとハードの両面において子どもの窓及びベランダからの転落を防止するのに十分な住環境整備がされていないことと考えられるとされており、再発防止策として、転落防止対策をした住宅の普及、転落防止用製品の研究・開発、転落に至るプロセス及び転落事故防止方法の周知啓発が挙げられています。
以下では、子どもが窓及びベランダから転落する危険への対策をした住宅を普及させるため、ガイドラインや支援策をまとめておりますので、ご活用ください。
安全・安心で快適に子育てできる住まいづくりのノウハウを取りまとめた「子育てに配慮した住宅と居住環境に関するガイドライン」を国土技術政策総合研究所が令和7年3月に公表しています。
本ガイドラインでは、子育てに配慮した住宅と居住環境において配慮すべき事項や要求水準(性能・仕様等)等をまとめており、子どもの窓・ベランダ(バルコニー)からの転落防止に配慮に関する事項についても整理しています。
国土交通省では、「子育て支援型共同住宅推進事業」において、共同住宅(分譲マンション及び賃貸住宅)を対象として、事故防止や防犯対策など、子どもの安全・安心に資する住宅の新築・改修や、子育て期の親同士の交流機会の創出に資する施設の設置を支援しています。
本事業は、窓やベランダ等からの転落防止など、子どもの事故防止に資する設備の設置に活用可能ですので、以下のHPを参考にしてください。
消費者庁では、「住宅の窓及びベランダからの子どもの転落事故」の報告書と合わせて、子どもの転落防止に資する動画及びチェックリスト公開しています。
また、国土交通省においても、マンション内での転倒や転落などの日常事故を予防することを目的として作成した冊子「安全・安心なマンションのために」を用意しています。