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薬物依存症について

 薬物依存症とは,大麻や麻薬,シンナーなどの薬物をくりかえし使いたい,あるいは使っていないと不快になるため使い続ける,やめようと思ってもやめられないという状態です。こうなると日常生活に支障が出てもやめられない,また薬物を手に入れるためになりふりかまわなくなるといったことが出てきます。
 一度だけのつもりでも,気がつくと薬物依存症になってしまうことがあります。また一度やめても,また手を出してしまうこともあるため,クスリをやめた後も,二度とやらないという強い気持ちが必要です。

 

依存症のサイン・症状

 常用者は薬物の効果が切れてくると、使いたいという強烈な欲求がわいてきます。ある期間、あるいは、数ヶ月やめていても、何かのきっかけで、使いたいという強烈な欲求がわいてきます。

 その結果,万引きや強盗、売春などの犯罪をおかしてでも薬物を何とか手に入れようとします。

 

薬物の使用をやめたり、量を減らしたりすると、離脱症状(禁断症状)が出ることがあります

 不眠、過眠、抑うつ、不安、焦燥、幻覚、筋肉や関節の痛み、妄想、けいれん発作、食欲亢進、脱力、嘔吐、下痢、異常な発汗。

 

ほとんどの場合、薬物に「耐性」ができ、使用量が増える

 薬物の作用に体がなれてしまい、快感を得るために必要な量が増えていき、使用量がどんどん増えます。

 

薬物使用中心の生活

 一日の大部分を、薬物の入手、使用、回復のために使うようになります。結果的に、社会的、職業的、娯楽的活動が放棄されるか、軽んじられてしまいます。

 

              ※文章は,厚生労働省のホームページ(薬物依存症)より引用しております。