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ホーム > 県政情報 > 県の概要 > 組織案内 > 農林水産部 > 本庁 > 農地局農地整備課 > 令和6年度農業農村整備優良地区コンクールにおいて、柳河地区(水戸市)が農村振興局長賞を受賞しました。
ページ番号:72114
更新日:2025年4月3日
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令和7年3月26日に令和6年度農業農村整備優良地区コンクールの表彰式が開催され、県営畑地帯総合整備事業柳河地区(やなかわちく、水戸市)が、農業振興部門において農村振興局長賞を受賞しました。
柳河地区は水戸市の中心部から3kmほどの那珂川左岸に位置する畑地帯であり、農業者からの申請により、平成22年から県央農林事務所で県営畑地帯総合整備事業に着手しました。
現況の農地や道路は狭小で不整形であり、排水も悪く、たびたび湛水被害も起きていたなど営農効率が悪い状況でした。また、農家の高齢化により耕作放棄地が増えつつあったことも懸念されていました。
そこで、本事業により排水路や道路を整備した他、10a程度の区画を30aに拡大する整地工事を実施しました。また、本地区は国営那珂川沿岸農業水利事業の受益でもあることから、畑地かんがい施設を整備し、計画的かつ安定的な生産が実現しました。
事業により営農環境の改善が図られ、農業者の経営規模が拡大しただけでなく、新規に大規模経営体が参入しました。また、JA水戸のブランドである「水戸の柔甘(やわらか)ねぎ」の生産も開始しました。
農地の基盤整備の実施により効率的な営農が可能となったことから、今後もさらなる生産拡大に取り組むことにより「儲かる農業」を目指すとともに、国営那珂川沿岸農業水利事業の受益地でかん水の効果を知ってもらえるよう、近隣の市町村や土地改良区と連携して現地研修会を開催するなど、引き続き、様々な活動を展開していきます。
事業概要
事業主体 |
茨城県 |
事業名 |
県営畑地帯総合整備事業 |
工期 |
平成22年度~令和7年度 |
受益面積 |
91.2ha(水田9.9ha、畑地81.3ha) |
受益戸数 |
216戸 |
主要工事 |
区画整理、農業用用水、農道 |
関係土地改良区 |
那珂川統合土地改良区 |
関係市町村 |
水戸市 |
整備後の畑
受賞の様子