令和3年度行方地域農業学園第5回講座「経営管理研修」を開講しました！

　12月22日（水曜日）、23日（木曜日）の2日間にわたり、令和3年度行方地域農業学園第5回講座「経営管理研修」を開催し、行方地域及び鉾田地域から19名の若手農業者が参加しました。

　1日目は、株式会社日本政策金融公庫農林水産事業水戸支店から洞口課長代理を講師に、お金を借りる際のポイントとして、目的や金額、返済方法などの事業計画の必要性、青年等就農計画や経営改善資金計画の策定の注意点について説明がありました（写真1）。

　2日目は、斉藤税理士事務所から斉藤税理士を講師に、青色申告の実施や青色専従者給与の設定による所得税の節税方法や消費税、特に令和5年度から導入が予定されるインボイス制度の概要について説明がありました（写真2）。

　受講生からは、青年等就農資金は他産業に比べて新規就農者が活用しやすい制度であるとの説明を踏まえ、施設導入の時期を具体的に検討したいとの意向や、青色申告の控除を受けるため新しい会計ソフト導入にあたっての注意点などの質問がありました。

 　次回の講座は、1月18日（火曜日）に、後継者が今年度、経営改善に取り組んだプロジェクト活動について、農業三士の助言を踏まえた実績検討会の開催を予定しています。

　普及センターでは、引き続き、新規就農者に対してPDCAの実践による経営改善を支援してまいります。 

12月27日　行方地域農業改良普及センター　石川　正浩（担い手）

　　　　　写真1　経営改善資金計画作成について　　　　　写真2　青色申告の実施について