ホーム > 茨城を創る > 商工業 > 金融・経営支援 > 事例紹介:株式会社村上工務店

ここから本文です。

事例紹介:株式会社村上工務店

定期的な実動訓練により体に覚えさせ、

有事にも自然に行動できるようにする

株式会社村上工務店集合写真

村上工務店ロゴ

御社の事業内容について教えてください。

当社は1971年に創業し、主な事業として土木・建築工事とその設計・施工管理、および建築資材の販売・型枠の加工販売などを行っています。

特にその中でも、弊社の特徴・強みは、ツーバイフォー耐火建築とシステム建築だと考えています。前者は、耐火木造壁を使用したツーバイフォー建築のことです。鉄筋コンクリート造並みの防・耐火性能を有しており、大規模施設や4階建ての建設が可能なものです。また後者は、標準化された部材を使用して建物を建築する新しい工法です。すべての建築工程を体系化・省力化できるためコスト削減や工期短縮に効果があり、倉庫や工場、大型店舗で導入されています。

今回BCP策定に取り組まれた理由を教えてください。

東日本大震災の際は、対応マニュアルが無かったため個人が勝手な判断で行動してしまいました。また、部署間の連携にも問題があり、その結果、社員の安否確認や応急支援体制を整えるのに時間を要してしまいました。

当社は地元の建設企業として社会的な責任を自覚し、災害時にはいち早く対応に当たらなければなりません。そこで、当時すでに始まっていた国交省の基礎的事業継続力認定を受けようと、私一人でBCP策定を始めました。ある程度形になった頃に、当事業の存在を知り、色々参考にできることがあるのではないかと考えて参加することにしました。

BCP策定の課程で、どのような検討をされたのかその経緯をお聞かせください。

当社は、災害発生時にはすぐに被災したインフラ設備の補修・復旧に動く必要があり、その司令塔となる拠点を確保する事が重要です。第一の拠点はこの事務所になりますが、ここが被災して使えない場合は、近くにある従業員の宿舎、そこもダメな時は社長宅というように、代替拠点を決めました。同時に、予防低減策として、事務所の耐震補強や、書棚、什器の転倒防止策についても検討しました。

従業員の行動面では、すでに作成中だった国交省向けのBCP策定で、BCP発動以降は検討済だったので、その前の発災直後に個々の従業員が身の安全を確保するための行動マニュアルの検討を主に実施しました。

それを携帯用BCPとしてとりまとめ、緊急時の安否確認フローだけでなく、災害対策本部立ち上げ後の対応フローなども記載することで、各個人が自発的に行動する際の参考にできるようにしました。

完成したBCPの検証のために机上演習をやりましたが、実際に机の下に身を隠す身の安全確保や、避難経路確保のために事務所の出入口付近の従業員が扉を開けるなどの実動訓練は実施していません。従って、現時点では各従業員がとっさに決められた行動をするのは難しいと考えています。今後は、避難・消火・負傷者救護等の実動訓練を毎年定期的に行って、体が覚えて自然に行動できるまでにしていきたいと考えています。

苦労されたポイントや、新たな気づきはありましたか?

当初は、BCP策定を担当する人員が確保できず、私一人でコツコツと作らざるを得ませんでした。

最終的には、災害対策本部メンバーにも参加してもらい、BCPを完成させるのと同時に、一通りその内容を説明しましたが、机上演習の際にはまだ理解が不十分なメンバーもいて、十分な理解にはさらに時間が必要だと感じました。

また、事務所の防災対策も、一度実施すればいつまでも大丈夫という訳ではなく、5年に一度くらいの定期点検が必要ではないかと思っています。

BCPを策定したご感想をお願いします。

本事業に参加した結果、国交省のテンプレートに無い部分を補完できたので良かったと思っています。

また、当社がBCPを策定した事は取引先にも報告しており、例えば、災害発生時に当社のどこが拠点で、代替拠点がどこになるかも連絡しています。こういったことは、当社の信用向上や営業力向上に、確実に繋がっていると考えています。

今後も、定期的な見直しと訓練を実施して、BCPを改善して行きたいと考えています。

会社情報

称号: 株式会社村上工務店
本社所在地: 茨城県鹿嶋市小山1114-12
設立: 1971年5月12日
資本金: 3,000万円
従業員数: 29名
事業内容: 土木及び建築工事一式請負、土木・建築工事の設計、施工管理、建築資材の販売及び型枠の加工販売
URL: http://murakamikoumuten.co.jp

(2015年11月末現在)

このページに関するお問い合わせ

産業戦略部中小企業課団体支援

茨城県水戸市笠原町978番6

電話番号:029-301-3554

FAX番号:029-301-3569

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

質問:このページの情報は役に立ちましたか?

質問:このページは見つけやすかったですか?