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更新日:2015年3月23日

知事定例記者会見における発言要旨131219

この資料は、県政記者クラブとの定例記者会見での発言内容を要約したものです。

(作成:広報広聴課)
平成25年12月19日(木曜日)
11時15分~11時54分 会見室

 科学の甲子園全国大会の茨城県開催決定について(1)

茨城(幹事社)A:それでは,定例会見を始めさせていただきます。
幹事社の茨城新聞です。よろしくお願いします。
まず,冒頭,知事から発言があります。

知事:お手元に資料を配ってあると思いますが,科学の甲子園全国大会というものを,平成26年度から平成28年度まで本県で開催することが決定いたしましたので,発表をさせていただきます。
科学の甲子園全国大会というものは,ここに書いてございますように,各都道府県の選考会を勝ち抜いた代表47校が,筆記競技,実技競技などに挑戦して,総合点を競い合うものであります。
対象は,高校1年生から2年生であります。
私どもとしては,つくば国際会議場をメイン会場に実施をしてまいりたいと思っております。
国の独立行政法人科学技術振興機構が主催するものでございますが,文部科学省なども後援を予定されているところであります。
参加者は1,100人程度。県予選の段階では6,000人から7,000人程度ということで,大変多くの科学に興味のある若い方々が参加をしてくれるのではないかと期待しているところでございます。
県としましても,理科教育,科学技術教育について大変力を入れているところでありますので,この大会を3年間にわたり本県で開催できますことは大変ありがたいことと思っております。
以上です。

 今年一年の感想

茨城(幹事社)A:ありがとうございました。
それでは,今年最後の会見ということで,今年1年を振り返り,知事,または,県にとってどのような1年だったか,考えをお聞かせください。

知事:まだ,一部に,東日本大震災の影響などが残っておりますが,全体としてみれば,着実に復旧してきているものと思っております。北茨城市での防災集団移転とか,あるいは潮来市などの液状化対策など,まだまだこれからというものもありますが,インフラなどは,道路1か所など,そういうものを除いて年度内に復旧できる見込みですので,そういった点では着実に進んできていると思っております。
また一方で,経済面では,かなり安倍内閣に頑張っていただいて,活気が出始めているのかなと思いますが,ただ,それがまだまだ地方や中小企業に十分に行き渡っていない。これをどういう形で地方や中小企業もしっかり受け止められるようにするか,デフレからどうやって脱却していくかということがこれからの課題だろうと思っております。
そういう状況の中で,茨城県といたしましては,例えば,工場立地関係では,今年の上期でありますが,件数で全国第1位,立地面積で全国第5位,県外企業の立地件数で全国第1位と,大変いい成績を上げられたことについては喜んでいるところであります。
ただ一方で,例えば,病院関係など,まだまだ県西地域の中核病院をはじめとして進捗が見られなかったものもございます。そういった点で,トータルとして見れば,復旧・復興をしっかりと進めながら,ある程度明るい兆しが見え始めてきた年なのかなと思っております。

 新中核病院の設置について

茨城(幹事社)A:続きまして,先ほどお話にありました新中核病院の建設が,筑西市,桜川市の両市で合意されました。昨日も両市長が,経過報告と交付金延長の申請に対する謝意ということで,知事にごあいさつにいらっしゃいました。
県として,今後,どのような支援をされていくのかをお聞かせください。

知事:まずは,国のほうから延長が認められるのかどうかということが一番肝心なことではないかと思っております。延長が認められた後,一息ついてしまうのではなく,できるだけ早く建設推進会議を立ち上げて,本格的な検討に入っていくことが大事なのだろうと思っております。
県といたしましては,手続き面の応援や財政面での応援,あるいは,将来検討が進んでいけば,運営面,医師はじめ医療人材の確保,その他の面でどのような応援ができるかということになってくるのだろうと思っております。

茨城(幹事社)A:新中核病院については,一つの区切りがついたというか,大きく前進したという感じはするのですが,交付金延長申請の結果がこれからということや,医師確保の問題も含め,まだまだ大変な問題も抱えているのではないかと思います。その辺についてはどうでしょうか。

知事:大きく前進したとは全然捉えていません。まだスタートラインの前です。スタートラインに立つということは,構想がまとまって,立地場所も決まって,それでいよいよ医師の確保などに乗り出そうかということではじめてスタートでありまして,まだその前の段階です。例えば,県西総合病院をどうするのかといったことも含めて全く結論は出ていないわけでありますので,そういった点で,まだまだスタートラインの前であると思っております。

 猪瀬東京都知事の辞任について(1)

茨城(幹事社)A:先ほど,東京都の猪瀬都知事が,徳洲会グループからの5,000万円借り入れの責任をとるという形で辞任を表明されました。
どのように受け止められているか,知事のご所見を伺います。

知事:オリンピック誘致をはじめとして,積極的な活動をやってこられたわけですので,大変残念ではありますが,しかし一方で,説明が食い違ってしまったりして,議会あるいは都民の理解が得られないということもある,さらには,オリンピックなどをスムーズに進める必要もある,そういった中で決断されたのだろうと思っておりまして,やむを得ないことかなと思っております。

茨城(幹事社)A:この件について,知事として何か共感できる部分等,あるいは,できない部分とか,そういう具体的な話とかありますか。

知事:テレビで一部を垣間見るだけですので,そういう全体的な感想というのはわかりませんが,説明を聞いた方々が納得しているかというと,ほとんどの人は納得していない。それが事実ではないかなと思っております。

産経:今の関連でお願いいたします。
知事という立場ですと,予算編成など非常にお忙しい時期ですし,この時期に知事がいなくなるというのは,都政にとって非常に大きな影響があるかと思うのですが,そういう面から見て,知事としてはどういうお気持ちで辞められていくものなのでしょうか。

知事:それはちょっとわかりませんが,仮に,予算を編成した後すぐ辞めてしまうと,また無責任ということも言われるでしょうし,今の時期,東京都は予算編成が早いですから,もうすぐ予算案が決定する時期になってくると思います。骨格予算という形になるのかどうかわかりませんが,次に知事になられる方の目指している都政がうまくやれるような状況をつくっていく必要があるのだろうと思います。
具体的には,普通ですと骨格予算ということになるわけでありますが,東京都がどうしていくかはわかりませんが,執行部と議会側とが相談しながら進めていかれるのだろうと思っています。

 科学の甲子園全国大会の茨城県開催決定について(2)

NHK:冒頭に報告のあった事項についてですが,知事としては,科学の甲子園全国大会というものをどのような大会にしたいなというお気持ちがありますか。

知事:高校生の科学への興味・関心を高められるようなものにしていきたいと思っております。
今年は,筑波研究学園都市建設の閣議了解50年,筑波大学開学40年,江崎玲於奈先生のノーベル賞受賞40年ということで,「イノベーションフォーラム2013」という行事を行わせていただいて,全国から高校生が1,200人ぐらい参加してくれましたが,この方たちは,偉い先生というとおかしいかもしれませんが,科学技術的に大変優れた先生方にじかに接することができ,話を聞くことができる,あるいはまた,スタディツアーといいますか,周りに自分たちの関心のある分野の研究所がたくさんある,そういった中で全国のいろいろな人たちと触れ合うこともできる。私は大変刺激を受けて帰ってくれたのではないかなと思っております。科学の甲子園でも,全国から6,000人ないし7,000人の方たちがつくばを目指してくる。それによって,つくばについてのイメージといいますか,関心も深まってくるのではと思っております。
今,国際科学オリンピックの関係で,生物と物理については,2年に一度,本県で国内予選を開催しておりますし,地学については,毎年,本県で開催しております。そういったさまざまな大会などを開催していくことによって,茨城,つくばを全国的に,あるいは国際的にも知ってもらえるようにしていけたらありがたいなと思っています。

NHK:人材の育成というだけではなくて,茨城県のイメージアップにもつながったらいいということでしょうか。

知事:そうですね,茨城のイメージアップというか,つくばのようなところがあることを知ってもらうことによって,子どもたちが茨城に関心を持つ,さらには科学技術に関心を持つというふうになってもらえればいいなと思っています。

 平成24年医師・歯科医師・薬剤師調査の結果について

NHK:厚労省から,全国の医師数等の,2年ごとのデータが出たかと思うのですが,茨城県はワースト2位ということで,いつものポジションにまたなってしまいました。この辺り,知事としてはどのように受け止めていらっしゃいますか。

知事:46位,下から2番目ということでありますけれども,例えば,埼玉が一番下で,我々より1つ上が千葉,2つ上が福島なのです。2つ上の44位まで上げようとすると,医者が360人増えなければ無理なのです。全国平均まで上げようとすると,たしか1,800人,現実問題として,今,県内の医者数が5,000人ですから,その中で毎年亡くなられる方がいて,そこに新しい医者が誕生している。あるいはまた,ほかから来てくれているという状況ですから,360人や1,800人なども増えてくるということは,相当長期的に考えても極めて難しい状況であります。
ですから,我々としては,今ある医療資源をどういうふうに活用して,安全・安心な社会を築いていくかということが極めて重要であり,例えば,きのうもあるお医者さんとお会いしたのですが,産科一つとってもお医者さんは結構いるということなのです。ただ,それが極めて地域的に分散していて対応が難しくなっているという問題も考慮に入れて,国として,医師の地域的な偏在や診療科による偏在をどうやって改善するのか,もうちょっと本格的に考えてもらえればいいのではないかなと思っております。
例えば,一人の医師を養成するのに1億円以上かかると言われております。私学で高い授業料を払っていても授業料で半分までいかない。そうすると,少なくとも5,000~6,000万円は公費を入れているということであります。奨学金として,例えば,茨城県で月15万円,年間180万円で地域枠という制度をつくっていますが,地域枠を利用して県内に勤めれば後で返還を免除しますというシステムですが,それに比べて桁違いの数千万円という単位で税がつぎ込まれている人が,全く自分の希望だけで勤務地,あるいは,診療科目というものを選べるようなシステムがいいのかどうか,そこを考えていかない限り,地域的な偏在,診療科による偏在はなくならないと思っております。

NHK:もちろん,国のほうでとってもらわなければならない施策というのもあると思うのですが,先ほど知事がおっしゃった医療資源の活用という面から見たときに,来年度予算がまだ決まっていない段階ではあるのですが,知事の頭の中で,こういう施策を来年度とっていきたいというような具体的なアイデアというのは今の段階で持ち合わせていますか。

知事:地域医療支援センターというのをつくって,若手の人たちのキャリア形成をどうするかなどに積極的に取り組んでいるところでありまして,最近,雑誌などに,「若手医師教育研修立県茨城」というものを何度か出させてもらっております。こういう形で,若手の方たちが茨城へ来るとキャリア形成の点でもしっかり指導してもらえるよということをわかってもらえる。これが極めて大事ではないかなと思っております。その上で,我々としては,地域枠,あるいは寄附講座などを活用して現実的な対応も進めていく。こういう形で少しでも医師数を増やしていきたいなと思っておりますし,あわせて,女性医師の活用とか,あるいは,勤務体制をどうするかといったことについても積極的な思考をしていく必要があるのではなかろうかなと思っております。
毎日,朝から晩まで勤めていなくても,常用雇用と認められるような体制をつくれば,女性医師は働きやすくなるわけでもありますし,あるいはまた,看護師さんなども子育てしながら看護業務をやれるというふうにしていかないと,今のままだと看護師不足というものが大変大きな課題でありまして,医師が揃った場合でも,看護師が揃わないために病院の診療体制が充実できないなどということも起きてきていますので,そういったことも含めて,医療資源をどうやって充実していくかということは,県にとりましては大きな課題だと思っています。

 指定廃棄物の最終処分場について

茨城(幹事社)B:今月25日に指定廃棄物の最終処分場について市町村長会議が久々に開かれますが,この間,公明党の県政要望の中には,分散したままのほうがいいのではないかとありましたが,知事は今回の会議にどういった議論を期待しておりますでしょうか。

知事:有識者会議というもので一定の方向が示されております。その説明がなされるのだろうと思いますが,そういったやり方で方針としていいのかどうか,それから,もう一つは,具体的にこの方針で選べるのだろうか,そういう2つの点が議論になってくると思います。有識者会議の方向は,多分,皆さん方,こんなものかなという話になるかもしれませんが,それでは,具体的に1か所に場所を選んでいけるのか,あるいは複数立地あるいは,また,公明党からも話がありました,現在の状況で堅固なものにしていく,そういう中でどれが現実性があるかということも含めて議論を詰めていかなければいけないと思っています。

 教育委員会制度について

茨城(幹事社)B:教育委員会の改革の件なのですが,この間,中教審で両論併記的な内容の答申が出されました。知事は,かねてから首長の責任という部分をしっかり明記すべきということでしたが,両論併記になった今回の答申内容について,知事ご自身はどういうお考えをお持ちでしょうか。

知事:両論併記ではなくて,このような有力な意見もあったということで若干差がついています。
今回の議論が何故出てきたかといいますと,やはり大津市の事件がきっかけであります。その中で,例えば合議制の教育委員会というものでは,機動的,弾力的な対応が取りにくいのではないか,また,合議制では誰が本当の責任を持っているのかわからないのではないか,つまり,もう少し責任のあり方がわかるようにした方がいいのではないか。さらに,迅速性なども発揮できるような教育委員会にしていった方がいいのではないか,といったことで教育委員会制度をどうするかということが議論されたわけであります。
教育委員会制度そのものについては,地方分権改革推進委員会や地方制度調査会の中で何度も今の教育委員会制度は問題があるのではないかといわれてきました。特に国では行政委員会制度をとっておらず,準司法的なものでもないわけであります。こういったものについて例えば総合行政の中で行われているわけだから,それは首長の下にしっかり教育行政を推進できるようにすべきではないか。また,総合行政とう点だけでなく,教育行政には極めて大きな予算もつぎ込まれていることを考えれば,首長が何も口を出せないでいる行政委員会方式というものはおかしいのではないか。あるいは一般の県民,住民の方々の意見を反映するためにも,教育委員さんよりは首長の方がはるかに住民に接している度合いが多い。レイマンコントロールということが盛んに言われているのですけれども,そうした点でも,首長の方が教育委員の方たち,それぞれの分野で立派な方たちですが,一般県民,市町村民と接しているわけではありませんので,もう少し首長にしっかり教育行政に責任を持たせる体制を作ったらいいのではないか,といった提言がなされてきたわけであります。そういう中で大津の事件があった。それでは思い切って何か変えようかということでありますから,私は,変えないのであれば,また大津の事件のようなことが起きてしまうかもしれないという点で,追加で書かれているほうではなくて,答申本文に書かれている主張の方がいいのではないかと思っております。

茨城(幹事社)B:知事は,かねてから,県の予算でも25%は教育予算であるということも挙げていますし,文部科学大臣が代わっても教育方針はずっと変わらないなど,いろいろと主張もされています。
ただ,いろいろな議論をしていく中で,安定性とか中立性とか,どうしても戦後の教育や戦前の教育のこととかを含めて,中立性というところに対して非常に抵抗感というか,そういう考えをお持ちの方もいるのは事実で,現実に,首長という立場であっても反対の考えを持っている人もいますよね。

知事:おりますね。

茨城(幹事社)B:そういう中で,さっき言った大津の事件をスピード感をもって対応するための,その難しさというところを,どう県民や国民に理解してもらえるような改革につなげていくかということになるのでしょうか。

知事:政治的中立性,継続性,安定性ということが,よく言われるわけですけれども,私はそれじゃあ,自民党から民主党政権になってそんなに変わったかどうか,民主党から自民党政権になって逆に今度の方が変化が大きいかもしれない。あるいは,大臣が毎年代わっていても教育行政というのは安定しているじゃないかとか,そういうことを考えていくと,継続性,安定性というものは学習指導要領でしっかり縛られている面もありますし,あるいはまた,教育委員会という制度があって,これからも,この制度を今のかたちではなくて,別なかたちでいろいろな意見を取り入れていくシステムを作ればよいのではないかということも考えれば,政治的中立性,継続性,安定性ということだけに主眼を置くというのはもう時代遅れなのではないかと思っております。
特に時代の変化への対応という点で,たとえば小さい市町村で,時代の変化の流れみたいなものを掴める方が,感じておられる方がどのぐらいいるかということになると,やっぱりそんなにたくさんはおられないだろうと思うんですね。ですから,今どういう教育が必要になってくるのだろうか,例えば英語教育をどんどん導入しようとしている,あるいは道徳もどんどん入れようとしている,あるいは最近は郷土教育というかそういうものを入れようとしている,そういう発想というものは,たぶん教育委員会の中からは出てこないと思うのです。ですから,そういう点で今の教育委員会でいいのだろうかということは絶えず考えていく必要があるのだろうと思っております。

 猪瀬東京都知事の辞任について(2)

共同:猪瀬都知事の件でお伺いしますが,次の新しい都知事に何か求めるものがあればお伺いさせていただきます。

知事:今の段階では,まだなにも考えてもおりません。東京の知事としてどういう人がふさわしいかということは,都民がこれから選んでいかれるでしょうから,しっかりと東京都だけではなく地方自治全体,あるいは国の中での役割といったものも考えていただきながら,がんばってもらえる人がいいと思います。

 米子便の運航について

茨城(幹事社)C:茨城空港の米子線が明日,就航します。改めて就航への期待と今後の目標,課題についてお聞かせください。

知事:スカイマークさんが,この度そのような路線を設置してくださるということで,大変ありがたく思っております。我々も,できるだけ利用客を確保することによって安定した路線になっていけるように協力をしていきたいと思っておりますし,また同時に,一般的にいうとかなり離れたところですから,そこと結ばれるようになるということは,我々にとっても,観光客を呼ぶ,あるいは物産品を売るという点でも大変ありがたいことです。時間的な面だけではなくて,たぶん金額的に大分安価で行けるようになりますので,お互いの特色というものを相互に宣伝しながら,交流が深まってくれればいいなと思っています。

 映像コンテンツを活用したイメージアップについて

IBS:県と映像コンテンツの関係,魅力度向上というところでお聞きしたいと思います。
今年1年を振り返りますと,映像でいいますと,例えば,映画「天心」が上映されました。そして,いばキラTVでは,知事ご自身も出演され,今日は公開放送も水戸市内で行われるということで聞いております。
また,明るい話題としては,水戸ご当地アイドルが全国1位になったり,あるいは,北茨城市でアイドルの曲を使ったPR映像に副知事2人が登場されております。
そうした映像コンテンツを使った魅力度向上,復興支援ということも考えられると思うのですが,知事のご見解をお聞かせください。

知事:今度,公開される映画「永遠の0(ゼロ)」,これもこころの医療センターで撮影されていて,旧司令部の建物,号令台なども残っております。そういったものも含めて,本県ではこれまでもフィルムコミッションということで,映像関係では全国の都道府県の中でも先陣を切って取り組んできたところですが,ロケ本数は増えていても,なかなか茨城でロケをしていることが分かってもらえなかったものが多かった。今回は,そういった点で,映画「天心」にしろ「永遠の0(ゼロ)」にしろ,舞台が茨城だということがはっきりとしているので,より活用しやすいテーマではないかと思っております。
これを全国にPRしていくということだけではなく,ロケ地などに来た方達に満足して帰ってもらえるようにする必要があると思っています。茨城県の場合,いいものがあることはみんな分かってくれているかもしれませんが,おもてなしという点で,やや他の県よりも優れていない面があるのかなという感じがしています。そういう点をもっと考えていく必要があると思っています。
例えば宿泊もそうですし,NHK朝の連続テレビ小説「ひまわり」が大子町の旧上岡小学校で撮影されたときも,人は来てくれますがお土産がない。ですから,今度もお土産などどうするのか,食べ物もそうですし,特に「永遠の0(ゼロ)」の場合,関係する拠点を回っている方々もおられるし,予科練記念館もある,そういうものをトータルに見てもらえるような仕掛けも作っていく必要があるだろうと思っております。
我々としては,「永遠の0(ゼロ)」についてもできるだけ情報発信するようにということで進めておりますし,さらに「天心」につきましても,もう少しどこで上映されているのかなどはっきり分かるようにしないと一般の人が行きにくいということもありますので,例えばいろいろなツールを使って宣伝してはどうかといったことも言っているところです。

 今年の漢字について

毎日:先日,今年の漢字で輪っかの輪が1位に選ばれました。年内最後の会見ということで,知事が今年1年を振り返って,漢字1文字で表すとどのような字になるかというのを,理由もあわせて教えていただけますでしょうか。

知事:皆さんどう考えているのかわからないけれども,本県では「輪」という漢字ではないですね。ただ一方で,災害からの復旧もある程度進み始めている。新しい災害も大分起きていますけれども。そういう中で経済も少し動き始めている。政治も動き始めている。そういう点からすると,本当は再出発みたいなイメージ,日本全体として再スタートを切っているような感じがするのだけれども,そういう1字というのがないものだから,あえて選ぶとすれば,変化の「変」とか,本格的な変化,これから将来に向けての新しい第一歩が踏み出されつつあるのかなと思っています。例えば,政治で言えば,これまでとは違ってある意味決めすぎる政治かもしれないけれども,かなりたくましくというか,すごい勢いで変わり始めていると思っています。
それから,デフレが本当に長いこと続いていた。そのために,諸外国との給与格差などもどんどん縮まってしまって,優秀な外国人などが来ないような状況も出てきてしまっております。そういうものを克服して新しい時代を築いていく。特に,本県の場合に,災害から復旧・復興して,さらに次に行くためにいろいろなものが動こうとしております。
例えば,圏央道がその筆頭でありますが,圏央道だけではなくて,港の整備もさらに進んでいるし,茨城空港のほうでも今回の米子便だけではなくて,ミャンマーのチャーター便も飛び始めるとか,あるいは,さらにちょっと先になりますが,常磐線の東京駅乗り入れも加わってくるとか,いろいろな意味で動き始めているなという感じを持っております。
何とか前へ動いていかないと日本全体が置いていかれてしまう。そういう中で,つくばもちょうど50周年記念や40周年記念ということなどもあって,今,国際戦略総合特区を中心に大きく変化しようとしております。
そういう意味で,「動」というか,「変」というか,どっちがいいのかちょっと言いにくいけれども,変化が始まっているというのはいいことだろうと思っています。いいほうへの変化が始まっているという意味で,変化というか,変動というか,蟄動というと虫が動き始めるような感じでいろいろ動きが出てきているなという感じなのだけれども,それを省略すると,「変」という字かなという感じがしています。
しかし,あえて1字にこだわりませんよ。

 来年の抱負について

茨城(幹事社)A:それでは,最後に,知事,来年の抱負をお聞かせいただけますか。

知事:来年,一番期待しているのは,景気が回復してほしい,デフレから脱却してほしいということで,それによって県を取り巻く状況も極めて大きく変わってくるのだろうと思っております。
今度,5.5兆円の経済対策が講じられておりますが,そういったものを通じて,何とか消費増税を乗り越えていって,デフレ脱却をしてほしい。そして,経済が元気になって,地方の中小企業などもゆとりが出てくるようになってほしいと思っております。
もちろん,その前提として,復旧・復興は着実に進めていきますけれども。

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総務部知事公室報道・広聴課報道

茨城県水戸市笠原町978番6

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