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更新日:2016年10月7日

 

知事定例記者会見における発言要旨161005

この資料は、県政記者クラブとの定例記者会見での発言内容を要約したものです。

 

・全国学力・学習状況調査の結果について

・茨城県北芸術祭について(1)

・高速増殖炉もんじゅの廃炉について(1)

・常陽銀行と足利ホールディングスの経営統合について

・教職員の不祥事について

・茨城県北芸術祭について(2)

・高速増殖炉もんじゅの廃炉について(2)

・希望郷いわて国体について

・原子力発電所の再稼働について

・茨城県北芸術祭について(3)

・日本ウェルネススポーツ大学(別科)の誘致について(1)

・2016日本女子オープンゴルフ選手権で優勝した畑岡奈紗選手について

・日本ウェルネススポーツ大学(別科)の誘致について(2) 

 

(作成:広報広聴課)
平成28年10月5日(水曜日)
11時16分~11時50分 会見室


 ○全国学力・学習状況調査の結果について


時事(幹事社):全国学力・学習状況調査の結果について、中学3年の数学Aで平均を下回ったものの残りの分野では平均を上回った結果についての所感と、今後どういったことに取り組んでいくのかを教えてください。

知事:徐々にではありますが、着実にいろいろな施策の効果が出てきているなということで、大変喜んでいるところであります。

これまで、中学の数学について、ずっと全国平均を下回るような状況が続いてきていたのですが、今度は、残念ながら「A知識」のほうは下回りましたが、「B活用」のほうについては17位ということになりまして、全体でも中学の数学の「A知識」を除いて全て20位以内に入っている状況にありますので、バランスもとれてきているなという感じを持っております。

時事(幹事社):この結果を踏まえて、今後どういったことに取り組んでいくのかということも教えてください。

知事:一つには、この、中学の「A知識」という部分で、さらに学力向上に取り組んでいく必要があると思っております。これにつきましては、これまでも小学生でやってきております「学びの広場サポートプラン事業」を、中学校1年生、2年生でも始めたところですので、こういった形で、いろいろ個人差がある学力というものを、個別に指導していけるような体制もつくっていきたいと思っておりますし、また一方で、「授業力向上ブラッシュアップ研修」というものをやっておりますが、先生方の授業を行う力を引き上げる研修などもやっていきたいと思っております。

 

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 ○茨城県北芸術祭について(1)


茨城:茨城県北芸術祭について伺います。開幕から2週間余りが経ちましたが、現在の来場者の状況について、まとまっていれば教えてください。

知事:9月末までの14日間の状況をまとめております。今、30会場で開催しておりますが、そこに約11万5,000人ほど来場いただいているところでございまして、主なところでは常陸太田市にある鯨ヶ丘地域、また、天心記念五浦美術館、この辺が7,000人台ぐらいになっております。そのほか、高戸海岸なども結構来ていただいていますし、日立市の御岩神社も多くなっております。

茨城:実感として、想定より多いのか少ないのか、どのように受け止めていますでしょうか。

知事:始まったばかりですから、ある程度たくさん来てくれるだろうとは思っておりますし、Amazon(アマゾン)でもガイドブックが芸術系の本の中では売れ行きトップクラスになっておりますから、そういった点でも、当面の滑り出しとしては順調なほうかなと思っておりますが、これから10月に入りまして、しっかりと気を引き締めて、多くの方々にご覧いただけるように頑張っていかなくてはいけないと思っています。

茨城:例えば、他県からが何割ぐらいとか、そういう来場者の傾向みたいなものというのはありますか。

知事:アンケートをとった結果では、他県の方が22%ぐらい来てくれています。まあまあ来てくれているかなと思っておりますが、これからほかの県のテレビなどでもコマーシャルをやっていただく、あるいは、全国の旅行系の週刊誌などでも特集を組んでいただく、いろいろな働きかけをして、他県の方にもっと来てもらえるように頑張っていきたいと思います。

茨城:一方で、迎える側の地元の盛り上がりはどうでしょうか。

知事:これは、私、直接それぞれの場所へ行っていないのでわかりませんが、少なくともサポーターはかなりの数が集まってくれています。サポーターは1,000名募集したのですが、1,217名が現在登録されているところでありまして、その方たちを中心に、一緒に芸術祭をつくり上げていくという感じは出てきているのかなと思っております。

私どもとしては、これからさらにお客さんが来るように、芸術祭への関心を高めるために、メディアなどにもっともっと載せていただけたらと思っております。

これまでのところ、メディア掲載・報道件数というのは、合わせて9月までで148回ほどになっております。新聞関係が一番多く、そのほか、県や市町村の広報紙、フリーペーパー等、さらにはテレビなどもかなりの回数、放映してくれております。

茨城:まだ1回目ということで何をもって成功とするかは難しいと思いますが、今後の課題ですとか力を入れて取り組んでいくことについてはいかがでしょうか。

知事:今申し上げましたように、できるだけ多くの人に知ってもらって、参加者を増やすということが一番だろうと思っております。そして、来られた方に評価してもらえるような、そういう内容となっているな、ということを実感してもらえれば大変ありがたいと思っております。

また、おもてなしの体制ということについては、案内標識なども比較的よくできていると思っていますので、そういった点ではまあまあうまくいっているのかなと思っています。

 

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 ○高速増殖炉もんじゅの廃炉について(1)


茨城:高速増殖炉もんじゅについて伺います。「もんじゅ」が廃炉を含めた抜本的見直しということで方針が示されていますがその受け止めと、また今後の核燃料サイクルや本県の「常陽」のあり方についてお考えがあればお聞かせください。

知事:政府が核燃料サイクル政策を積極的に進めてきた。その中で「もんじゅ」は中核的な施設であったわけであり、今後、政府としては、一応、先般の閣議決定などですと、「核燃料サイクルを推進するとの方針を堅持する。」としているところでございますので、どのような形で今後核燃料サイクルを推進していくのか、そうしたことについてしっかりとした政府としての方針を出してもらう必要があるのではないかなと思っております。

例えば、高速炉開発の意義、今度、「もんじゅ」を廃止するのかどうか、まだはっきりはしておりませんが、もし廃止するのだとすれば、高速炉開発の意義というものをどう捉えていて、今後それをどういう道筋のもとに実現していこうとするのか、そういったことをしっかりと国民の皆さんに分かりやすく説明していくことが必要なのだろうと思っております。

これまであれだけ力を入れてきた政策でありますから、今回、年内に結論を出すというようなことが報道されておりますが、そのようなことであれば、かなり集中した議論をされることになっていきますが、これまで、極めて長い期間をかけて議論してきたものとの整合性などもどうとっていくのかということも課題になってくるのだろうと思います。

そしてまた、「常陽」についてであります。「常陽」については、これから、政府のほうとしてはどういうふうな位置づけをしてくるのかわかりませんが、再稼働ということを提唱しておられるところであります。「常陽」の役割というものを明確に位置づけますとともに、あわせて、原子力規制委員会が策定した新たな規制基準に基づく審査において、安全性がしっかりと確認されていくことが大事であると思っておりまして、私どもとしては、「常陽」をこれから使っていくということについては歓迎をするところであります。

 

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 ○常陽銀行と足利ホールディングスの経営統合について


日経:先日、常陽銀行と足利ホールディングスが経営統合しまして、めぶきフィナンシャルグループが発足したことについて伺います。この2行、茨城県、栃木県をそれぞれ地盤としておりますので、今後、そういった2県の交流ですとか、あるいは首都圏の企業との取引というのが地元の中小企業にも増えてくることが期待されるかと思うのですが、知事から見て、地元経済に対する期待などありましたらお伺いさせてください。

知事:これから人口減少、地域経済の縮小などが予測される中で、今回の統合はそれに対処するために必要不可欠な状況になってきていた、その中で行われたのではないかなと思っております。それぞれの顧客の間での例えばマッチングなど、より広い範囲でやれればもっと多くの相手にもめぐり合うわけでありますから、地域経済にとってもいい効果を持ってくれるのではなかろうかと思っております。

それから、これから海外関係なども、農業一つ取ってみても輸出が大きな課題になってきているわけですが、中小企業の皆さんにとってもこれまで以上に重要になっていくと思いますので、母体の経営が強化されることによって、そういう方面、あるいはまた、県外の地域への支店の設置なども含めて活動範囲が大きくなってくれるのではないか。その中から県内の企業にとってもいろいろなメリットが出てきてくれるのではないかと期待をしております。 

 

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 ○教職員の不祥事について 


NHK:教職員の不祥事について伺いたいのですが、最近、立て続けて起きており既に10人が処分の対象となっていまして、過去を見てもかなり速いペースで進んでいるのかなと私は認識しております。コンプライアンス推進委員会も立ち上げられいろいろと活動をされていますが、今のところこういう状況で来ているということについて、知事の所感を伺います。

知事:大変遺憾に思っているとしか言いようがないわけでありますが、これからしっかりコンプライアンス委員会の中で何をやれるかということについて、これまで以上に力を入れて議論していく必要があるのだろうと思っております。今、全ての公立学校にコンプライアンス委員会を置いているところでありますので、こういった中で、それぞれの学校の特色なども踏まえながらやっていってもらえればと思っております。

既に、処分基準の強化とか、あるいはまた、研修の充実とかには努めてきているところでありますが、先ほどお話がありましたように、例年と比べて多いのではないかということもありますので、ここでしっかりと学校の先生方に意識を改革してもらって、そしてまた、全体として、学校として機運を醸成していくといったようなことにも努めていただいて、今後起きないようにしていければなと思っております。教育委員会のほうでぜひそういったことに力を入れてほしいなと思っております。

NHK:コンプライアンス推進委員会の体制についての見直しとか必要なのかもしれないというふうにも思いますが、どういうふうにお考えですか。

知事:県のほうの教育委員会のコンプライアンス委員会の中では、弁護士さん、学識経験者さん、あるいはPTA、そういった外部委員が10名、それと県関係者9名でやっているところでありまして、これまでに4回開催してきております。これについて、今までの経過をもちろん考えながらにはなりますが、なぜいろいろやってきてもうまくいかないのかという観点から、さらに検討してもらうことが必要なのだろうと思っております。そこでアイデアなどがあまり出てこないようであれば、それはまたメンバーの入れ替え等々も考えなければいけないかもしれませんが、とりあえずはここでしっかり議論してもらいたいと思います。

 

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 ○茨城県北芸術祭について(2)


NHK:茨城県北芸術祭についてですが、少し早いかもしれませんが、これを定期的にとかそういったところのことについてはいかがでしょうか。

知事:来年度以降どうするかは、もう少し様子を見させてほしいなと思っております。県北の人口減少が大変著しいものですから、ここ向けのどういう対策を講じていけるかという大きな視点の中での県北芸術祭の取り扱いになってくると思います。

ほかに代わるようなものがあれば、それはそれに代わるかもしれませんし、そういったものがなかなか思いつかない、そして、今回の県北芸術祭がまあまあ成功と言えるというような状況になれば、それは継続していくかもしれませんし、財政問題などもありますから、今後、トータルに考えていきたいと思っております。いろいろな意見が出ております。1回だけでは効果が出ないから、続けてやるべきではないかとか、面積、会場が広すぎるから、海と山と分けたらどうかとか、いろいろな意見が出てきておりますが、そういったご意見を聞きながら対応していきたいと思います。

NHK:様子を見るというのは具体的に何か数字的なものを見て判断されるとか、どういう判断になるのでしょうか。

知事:結果的にどういう評価を受けたかということが大事になってくると思います。人数だけの問題ではなくて、しっかり盛り上がってくれたか、地元として成功だったと感じられるような状況かどうか、そういうことが一番の課題かなと思っております。

朝日:茨城県北芸術祭の関連ですが、先ほどメディア掲載関連148回ほどと、今後、全国メディアや他県でも発信されるメディアについても働きかけていくということですが、現状で148回のうちどれほど全国発信のメディアが占めているのでしょうか。

知事:例えば、NHKさんをどう考えるのかとか、テレビ東京さんをどう考えるのかとか、いろいろな捉え方があるのだろうと思います。朝日新聞さんにも書いていただいていますが、たしか県内版だったかな。ぜひ県外版も含めて皆さん方に積極的に記事にしていただければ大変ありがたいと思っております。メディアの協力というものがないと、こういうものはなかなか成功しませんので、私どももホームページその他一生懸命PRに努めていきますが、皆さん方にもご支援をお願いしたいと思います。

朝日:県外の方も目にするようなメディア発信がどれぐらいかというのは、数は把握されていますか。

知事:私の手持ちの資料にはありませんが、例えば、先月号、芸術関係雑誌、全国誌にかなり取り上げられていますので、各部長の待合室には全部それをセットで置いてありますから、そういったものをご覧いただければと思います。各部長のところに来たお客さんには、少なくともそういうことについて、いろいろ茨城県がやっているのだなということをわかってもらえるようにそれを置いてあります。南条史生さんが紹介される形で出ている記事が多いですけれども、かなり芸術系の全国誌には取り上げられていると言っていいのではないかと思っています。

 

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 ○高速増殖炉もんじゅの廃炉について(2)


朝日:高速増殖炉もんじゅの関連なのですが、廃炉を含めた抜本的見直しを政府が議論を進めていくということで、これまで茨城県が核燃料サイクルにどのように協力してきたという認識があるかというところと、それを踏まえた今回の政府の方針は、知事としては批判的に見ていらっしゃるのかどうかというところと、「常陽」に関して活用は歓迎されるというふうに先ほどおっしゃっていましたが、その理由を改めて詳しく教えてください。

知事:今、いろいろJMTR(Japan Materials Testing Reactor:材料試験炉)のほうもありますが、そういったことも含め、私ども、もうちょっとこういった中性子を利用してのいろいろな方面での研究を進められないかということを考えているところであります。例えば、BNCT(Boron Neutron Capture Therapy:ホウ素中性子捕捉療法)などもあるわけですが、そういったことも含めて、「常陽」はこれまで高速中性子の照射施設として国際的にも貴重な原子炉であったわけでありますし、我が国の高速炉開発における必要な技術基盤や人材の維持には大変大きく貢献してきているのではないかと思っております。ここでいろいろな勉強をされて、その次の段階に進んでいるということでありますから、こういう高速炉開発の関係の人材をしっかり育てるという点などでは本当に大きな役割を果たしてきているのではないかと思っております。

今後、どういうふうになっていくのか、核燃料サイクルを推進するという方針は堅持すると言っているわけですので、その中で、「もんじゅ」を除いたらどういう形がとれるのか、しっかり説明してもらうことが必要なのではないかと思っております。「もんじゅ」がなくなった場合に、今までのいろいろな研究を進めてきている、それを常陽が再稼働することによってかなりカバーできる面もあるのかどうか、そういったことも含めて政府のほうからこれから方針を出してもらえればと思っております。

朝日:特に様子見という形なのでしょうか。今の段階で、政府の姿勢に対して批判的な目を向けていらっしゃるとかありますか。

知事:批判的とかいうことではなくて、高速炉開発ということを進めると言ってきているわけですから、「もんじゅ」抜きでどういうふうに進めるのか、その場合に「常陽」はどういう取り扱いになるのか、そういったことをきちんと説明してもらわないと、我々はどういうふうに対応するということは言えない状況にあります。

朝日:特に今回の動きを受けて、茨城県側から何か政府に働きかけたりとかはありますか。

知事:まだ方針が見えていないので、それは何とも言えません。

朝日:何とも言えない、予定はないということでしょうか。

知事:今のところ、予定はありません。これから年内に方針が出るということですから、その方針も決まらないうちに、こちらで動いてもしょうがありませんので。 

 

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 ○希望郷いわて国体について


読売:先日、希望郷いわて国体の開会式に出席されたと思うのですが、次に控える茨城としての感想と、岩手のほうでは会場が水没して使えなくなるというトラブルがあったと思うのですが、その辺の安全対策など取り組んでいることがあれば教えてください。

知事:まず、使えなくなったときに云々ということについてまでは、多分、施設整備のほうについては考えが行っていないと思います。とりあえず、どうやって(国体を)実施できる体制をつくるかということで、今、一生懸命に取り組んでいるところであります。

この間の会場については、北上市の総合運動公園が使われたのですが、あれは、正直言って、屋根がない場所だったので、この辺が真っ黒に日焼けして、今、皮がむけ始めているところなのですが、どういうふうな形で観客も選手もしっかりと競技を、あるいはまた、開会式などを満喫することができるようにするかというのが課題かなと思っております。例えば、今回も、プラカードを持っていた女性が、高校生だと思いますが、途中で倒れてしまった。そういったことなども踏まえて、どういうふうにしていくのかということについては、十分に体協のほうとも一緒になって検討していく必要があるのかなと思います。

読売:次に控える身として、開会式を見てのご感想、感じたことなどあれば教えていただければと思います。

知事:今回は「希望郷いわて」ということで、大震災からの復興というものをかなり表に出しておられましたが、本県の場合、さらにあと3年後ということですから、どういう形で開会式の演出をするのか、茨城の特色を出していくのかということを十分議論していかなければいけないと思っております。

 

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 ○原子力発電所の再稼働について

東京:関西電力美浜原発3号機についてなのですが、本日、新規制基準に合格する見込みというふうに報道されております。老朽原発の審査で適合が正式に決まることになりますと、関西電力の高浜1、2号機に次ぐ事例となりまして、40年とされた運転期間の原則がなし崩し的に破られるような形になると思われます。東海第二原発につきましても、2018年に運転開始から40年を迎えるということですので、どのように受け止められるかということをお教えください。

知事:新規制基準でちゃんと審査すると、そして、さらに延長しても大丈夫かどうかということについてしっかりと規制委員会のほうで検査した結果ということでありますから、私どもとして特別に意見を言う立場にはありませんが、東海第二原発の場合にそういう状況になったときどうするかという課題については絶えず頭の中に置きながら、これから推移を見ていきたいと思っております。

きのうも、土浦のほうで「知事と語ろう明日の茨城」という催しをやっていましたら、そういったことについての質問もございました。どういうふうにその時判断していくのか、避難計画との関係をどうするのか、内閣府が中心になってそちらはやっているわけでありますが、規制委員長は、そちらについては規制委員会としては関与しないというようなことを言っておられますから、政府としてトータルに見た形でどういう方向を出していくのかを地元にきっちり示していただく、それを受けて、本県の場合ですと、原子力安全対策委員会、あるいはまた原子力審議会、さらには市町村や議会等々と十分に相談しながら方針を出していくということになるのではないかと思います。

 

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 ○茨城県北芸術祭について(3)

茨城放送:茨城県北芸術祭に関して、序盤が終わってこの部分は不足しているな、あるいはこの部分はテコ入れしていかなければいけないなとか、そういう部分がありましたらお話しください。

知事:きょうの庁議でも、お客さんは想定しているぐらいは来ていただいているかなと思っておりますが、地元を中心として、芸術祭をやっているのだという盛り上がりをどうやってこれからつくっていくか、それが大事なのではなかろうかなという話をしていたところであります。

私どもとしても、いろいろメディアなどを使ってPRするのとあわせて、先ほどのサポーターの話も申し上げましたが、地域全体として盛り上がっていく状況が必要なのではなかろうかなと思っております。

それが一つと、あとは、県外の方が22%と申し上げました。茨城を知ってもらうという点ではもっともっと県外の人たちに来ていただきたいなという思いがありますので、そちらに向けてのPRにも力を入れていきたいと思います。

茨城放送:そういったご結論ということは、現状の感触としてはちょっとまだ不足しているなという感が否めないということがあるわけですか。

知事:いや、不足しているというか、もうちょっと盛り上がってくれるといいなという感じがしております。会場によるのですけれどもね。例えば、チームラボ、天心記念五浦美術館なんかは、子どもたちが本当に映像で楽しんでくれている状況にあります。ほかはまた、ひっそりと楽しむような場所もあるということで、必ずしも盛り上がるような場所ではないところもありますが、盛り上がるほうがいいような場所については積極的に盛り上がって欲しいなということです。

 

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 ○日本ウェルネススポーツ大学(別科)の誘致について(1) 


茨城:日本ウェルネススポーツ大学の誘致の関連ですが、坂東市に大学別科を誘致する補正予算案が減額されることになりましたが、それをどのように受け止めているのかということと、また今後どのような対応をとっていくのか、お考えをお聞かせください。

知事:これは、坂東市のほうで、大学別科というものを誘致したい、そのことについては、私は地方創生などの一環にもなり得るものであるし、良いことだなと思って、坂東市のほうで進めるのであれば、ある程度、県としても応援しましょうという予算を組ませてもらいました。

しかし、坂東市議会のほうで、まだ十分、議会として説明も受けていないといったようなこともあったのかも知れませんけれども、もっと議論してからやるべきだということで、否決されてしまいました。否決されたので、県としては、向こうに本体が無いわけですから、(補助金を)出すわけにはいきませんので、これを取り下げさせていただいたところであります。

また、今後どうするかということについては、市長のほうで、向こうの実施主体のほうと十分これから議論をしていきたいということを言っておられますので、それを見据えて我々としても対応をしていきたいと思います。

茨城:働きかけるようなことは何かあるのでしょうか。

知事:この間、理事長さんご本人が来られまして、色々こういうことをやっていきたいという話をしておられました。これからどういうふうにやるのか全体像というものを市長のほうとも相談しながら、しっかり市民の皆さんに理解していただいて、それで進めればいいのではないかということでお話をしておきました。

 

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 ○2016日本女子オープンゴルフ選手権で優勝した畑岡奈紗選手について


NHK:先日、日本女子オープンゴルフ選手権で優勝した畑岡奈紗選手についてですが、改めて所感をお伺いできますか。

知事:本当に快挙だなという感じですね。ほかの長野選手が注目されたところで、下からグッと最終日に伸びていって優勝した。アマチュアとして日本女子オープンでは初めてだということで、そういう点では私どもとしては、これからどこまで伸びるのかということに大変期待を持っているところであります。今回は彼女のこれからの活躍の過程の一部、これから大きく飛躍していってほしいなという思いを持っています。

NHK:近く茨城県表彰の発表もありますが、畑岡さんはどうですか。

知事:これから検討しますけれども、新聞報道によると笠間市のほうでは今回はまだ見送っているということでありますが、県としてどうするか、これまでの例なども含めて勉強して決めていきたいと思います。

NHK:知事としてはあげたいという考えでしょうか。

知事:まだ、それはちょっと。ここでは控えさせていただきます。

 

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 ○日本ウェルネススポーツ大学(別科)の誘致について(2)


朝日:日本ウェルネススポーツ大学の誘致の件ですが、ウェルネス大学のほうでは、ベトナムの名門である国立フエ大学のほうでもう既に100人規模で募集を始めていて選考も進んでいるということで、もしここで大学誘致が実現できなかったとすれば、これまで県とベトナムは良い関係を築いてきたと思うのですが、それに少し泥を塗るではないですがそういう関係に水を差すようなことにもなりかねないと思うのですが、その点はどういうふうに受け止めていらっしゃいますでしょうか。

知事:理事長の話によれば、そこについては、あまり問題はないということを言っていますので、今、おっしゃられたような心配はしておりません。

朝日:大学のほうでは、何らかの策を考えていらっしゃって、確実に受け入れられるような態勢は整っているという確認はされているのですか。

知事:そういう話ではなくて、何人来るかというと、百人来られるという話を言っていましたけれども、そこも決まっていないんですね。百人来る予定には今なっていないと聞いておりますので、ですから、大学のほうで実態を掴んでいて、ちゃんとそういった人達に対する対応は自分達でしていきますということを言っていますから、そういった点で心配しておりません。

朝日:影響は無いにしても、県としてはちゃんと坂東市に大学別科が設置されて受け入れられるほうが好ましいという考えでしょうか。

知事:地方創生の施策としては、1つの良いタマというとおかしいかも知れませんけれども、良い取組かなと思っておりますので、県としても応援することとして予算を提出したところでありますから、そういった点では我々としても実施に持っていきたいなという思いがあります。

時事(幹事社):ありがとうございました。 

 

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総務部知事公室報道・広聴課報道

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