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ホーム > 茨城県における腸管出血性大腸菌の分子疫学に関する研究
ページ番号:73782
更新日:2025年12月18日
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腸管出血性大腸菌(EHEC)感染症は感染症法で3類感染症に定められ、EHECは少量の菌数で感染が成立するため広域感染症や食中毒の原因になりやすい菌です。現在全国的に主流の分子疫学解析手法であるMLVA法は得られる遺伝子情報が限定されるため、集団発生時の感染経路の解明や広域感染症の探知のためには、より詳細な遺伝子情報の取得が必要です。しかし、茨城県においては未だEHEC全ゲノム解析法が確立されておらず、その体制作りが急務となっています。
この研究では、県内で収集したEHEC菌株を解析することで、本県のEHEC感染症及び食中毒の実態を明らかにします。また、次世代シーケンサー(NGS)を用いたEHECの全ゲノム解析法を確立し、本県で検出されたEHECの特徴を詳細に解析します。
令和5年度~令和7年度