ページ番号:75163

更新日:2026年4月27日

ここから本文です。

水稲における高温対策について

1等米比率の低下要因に係る調査結果について

1 現状と課題

 本県産うるち玄米の1等米比率は、令和5年から7年にかけ3年連続で60%を下回っており(表1)、高温等による品質低下が問題となっている。これまでも高温耐性品種の導入を進めるとともに、カメムシに対する適期防除を指導してきたが、1等米比率の向上には至っていない。

1toumai

 そこで、今後の対策強化に向けた資料とするため、県内で農産物検査を実施している機関を対象として、品種別の品質低下の要因や発生程度を調査し、概要をとりまとめた。

2 調査概要

対  象:県内農産物検査機関

回 答 数:52機関

調査方法:令和7年産米について、品種別に、検査員の達観による各被害粒(白未熟粒、斑点米、黒点米、ヤケ米)の発生割合を聞き取った。なお、被害が併発している場合は、全てを落等要因とした(例:「斑点のある白未熟粒」は、「斑点米」と「白未熟粒」の両方を要因に含めた)。

table2

写真は茨城県農業再生協議会HP(https://www.ibaraki-suiden.jp/post-5954/)より引用

3 結果

(1)品種別の落等要因(図1)
  • 「コシヒカリ」(中生、高温耐性「中」)では、白未熟粒が67%と最も高く、次いで斑点米が30%であった。
  • 「あきたこまち」(早生、高温耐性「中」)では、黒点米が65%と最も高く、次いで白未熟粒が48%、斑点米が27%であった。
  • 高温耐性が「強」とされる「ふくまる」(早生)では、白未熟粒は21%と他品種と比べて最も低く、斑点米が50%と高かった。
  • 高温耐性が「やや強」とされる「にじのきらめき」(中生)では、白未熟粒は33%とやや高く、斑点米が49%と高かった。また、ヤケ米の発生も他品種と比べて高かった。

Fig1

(2)品種別の技術対策
  • 高温耐性「中」の「コシヒカリ」や「あきたこまち」については、登熟期間における田面を乾かさない間断かんがいによる水管理や土づくり、実肥といった白未熟粒や黒点米の対策を講じる必要がある。
  • 高温耐性「強」の「ふくまる」や高温耐性「やや強」の「にじのきらめき」については、斑点米被害が目立つため、特にカメムシ防除を徹底する必要がある。
  • 「にじのきらめき」については他品種と比較してヤケ米の発生が多く、刈り遅れの可能性が示唆されたことから、適期収穫に向けた作業体系見直しを検討する。

このページに関するお問い合わせ

農林水産部農業技術課有機農業・気候変動対策推進室

茨城県水戸市笠原町978-6

電話番号:029-301-3931

FAX番号:029-301-3937

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

質問:このページの情報は役に立ちましたか?

質問:このページは見つけやすかったですか?

PAGE TOP