ホーム > 茨城県の各部局の業務案内 > 農林水産部 > 出先機関 > 鹿行農林事務所 > 鹿行農林事務所行方地域農業改良普及センター > 農業用ハウス強靭化に係る現地研修会を開催!
ここから本文です。
更新日:2020年11月12日
11月10日(火曜日),潮来市前川 山本一心農業経営士ハウス圃場において,鹿行農林事務所行方地域農業改良普及センター,同企画調整部門主催(茨城県農業経営士協会鹿行支部行方分会,JAなめがたしおさい後援)により,「農業用ハウス強靭化現地研修会」を開催しました。
近年,本県の農業用ハウスに甚大な被害を与える自然災害が多発し,昨年は,行方普及センター管内の潮来市,行方市の両市でパイプハウスを中心に施設被害だけで延べ2,603件,面積74.7ha,総額11.2億円もの被害が発生し,農業経営に大きな影響を及ぼしました。
この様なことから,県では農業者が農業用ハウスの補強や新設を行う場合,風速36m/sに耐えられる強度のハウスを推進することとし,農業者がハウスを整備する際に県等の支援策を活用する場合は,強靭化を要件とすることを想定しています。
そこで,県の考え方をベースに補助事業や共済などの支援策,ハウスの補強方法などについて周知し,ハウス強靭化の取組を促すため研修会を開催することとしました。
当日は,農業者18名,両市役所4名,JA等8名が参加し,新型コロナウイルス感染症予防対策(検温,手指消毒,マスク着用,アマビエ登録,マイク消毒など)を実施のうえ,強靭化の定義など,県の考え方やハウス強靭化マニュアルの説明に加え,山本農業経営士からは足場パイプを使用した施工例について説明して頂きました。また,資材業者の渡辺パイプ茨城サービスセンター寺門所長からは,実際のハウスを使って施工実演と施工上の留意点などを解説していただきました。
参加者からは,ジョイント金具や補強の効果などに関する質問が出されるなど,関心の高さが伺えました。
自然災害が多発している近年,災害に強い農業用ハウスの建設は農業経営のリスク管理を考えるうえで避けてと通れない検討項目になっておりますので,今回の研修を参考に,まずは自身のハウスの現状を正しく知って必要な対策をできるところから着手して頂ければと思います。
(農業の成長産業化)
このページに関するお問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください