性暴力について

性暴力とは

同意のない性的な行為はすべて「性暴力」です。

性暴力は自分の気持ちが尊重されず、自分の身体に関することを自分で決める権利が否定される人権侵害であり、被害者の心身に長期にわたり重大な悪影響を及ぼします。

相手が恋人や家族、顔見知りだったとしても、場所がどこでも、同意のない性的な行為はすべて性暴力です。

 

【啓発動画：性暴力って知ってる？】

 

啓発動画：同意のない性的な行為は性暴力です（内閣府）（外部サイトへリンク）

性暴力の例

• 同意のない状態でのボディタッチ、キス、性交等
• プライベートゾーンを触られた
• 望まないキスや性行為をさせられた
• 避妊に協力してくれない
• 盗撮される
• アルコールや薬物を使用して性行為をされた
• 下着姿や裸の写真、動画を撮られた
• SNSで知り合った相手から性的な被害を受けた　など

 

同意について

同意は、対等な関係であり自発的に決めることができる状況下で成り立つものです。
そのような状況にない中で承諾を得ても、同意があるとは言えません。
また、一つの行為に同意をしたとしても、他の行為に同意したことにはなりません。

＜同意があるとはいえない例＞

• 子どもや障がいがある等で、行為の意味を理解していない人に性的行為を行う
• アルコール、薬物の影響で意識がもうろうとしていて、意思表示できない状況にある人に性的行為を行う
• 上司と部下、教師と生徒、指導教官と学生、先輩と後輩、監督・コーチと選手、親と子等、対等ではない立場を利用して性的行為を行う
• 配偶者やパートナー・恋人同士であることを利用して一方的な性的行為を行う
• 以前は同意していても、今は同意が確認できていない時に性的行為を行う

 

性暴力を受けると

性暴力は、被害に遭った人や周囲の人に長期にわたって深刻な影響を与えることがあります。
性暴力の被害にあわれた方の多くは、次のような経験をしています。

• イライラする
• 不安になる
• 眠れない
• 怖くなる
• 食欲がない
• 自分を責める
• 何が起きたか思い出せない
• 誰にも話したくない　など

突然の被害に混乱してしまうのは正常な反応です。