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更新日:2023年2月2日

令和4年茨城県広報コンクール広報写真部門(一枚) 特選受賞感想文・講評

特選受賞作品

市報たかはぎ5月号

受賞感想文

表紙が持つ力を信じて
高萩市 企画総務部 秘書広報課 係長 小池睦美

 「手に取って読んでみたくなる広報誌」にするために、表紙は要となるページと言えるでしょう。広報誌を作成する際、まずはその号の表紙を決め、チームで方向性を共有することから始めています。今回、5月5日号の表紙が広報写真部門において「特選」を受賞できたことは、チームの喜びであり、誇りとして自信にさせていただきます。
 令和4年4月、市内で初めてとなる公立の認定こども園が開園。子育て環境を充実させ、子育て支援の核となる園のスタートです。表紙の写真は、新しい園舎にすべきか、入園式の様子にすべきかと迷いました。それぞれ撮影はしたものの表紙ではないと判断。その後の取材で、園庭で楽しそうに遊ぶ子どもたちの姿に惹きつけられるようにカメラを向けました。子どもたちは撮られるのを気にしない自由な動きで、ピントを合わせるのも難しい状態。カメラは子どもたちの目線の先である地面ギリギリの位置に据え、声掛けをしながらシャッターを切りました。得意げに滑る子、これから滑ろうと意気揚々としている子、遠くの何かを気にしている子、一人一人の表情が愛らしい一枚となりました。
 今回の受賞は、広報に関わる皆さんの協力があったからこそ。今後も表紙の一枚が持つ力を信じて、広報誌を作り上げてまいります。広報紙に込めた思いが一人でも多くの人の心に届くことを願って。

受賞作品一覧

市報たかはぎ5月号

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広報もりや2022年8月10日号

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【特選】 市報たかはぎ5月5日号 表紙(高萩市)

【準特選】 広報もりや8月10日号 表紙(守谷市)

市報ひたちなか令和4年4月25日号

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広報かしま 令和4年7月号(外部サイトへリンク)

【入選】広報ひたちなか4月25日号表紙(ひたちなか市)

【入選】広報かしま 7月号表紙(鹿嶋市)

広報つくばみらい2022年9月号(外部サイトへリンク)

広報とうかい令和4年10月10日号

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【入選】広報つくばみらい9月1日号 表紙(つくばみらい市)

【入選】広報東海10月10日号 表紙(東海村)

講評

株式会社信亥來 代表 (フォトグラファー) 大崎聡

 一枚部門特選「市報たかはぎ」園児たちが青空の下で丘から滑り降りる瞬間をうまく切り取りました。表紙サブタイトルもフレッシュな写真表現とあわせておしゃれな若い世代に響きます。自然豊かな高萩の良さをアピールすると同時にこども園新設で柔軟な行政対応を広報するイメージになりました。広報誌は活動報告だけでなくブランディング可能な媒体ですので表紙はとても重要になります。デザイン、写真を活用して若い世代が共感するものを作り出している「市報たかはぎ」は良かったと思います。

 一枚部門準特選「広報もりや」8/10号は守谷市消防団の女性隊員が印象的な表紙です。女性消防吏員は全体の3.2%(令和3年度総務省データ)と少ない現状ですが消防救急が重要度が高まる中、地方から積極的に女性活用していくインパクトは大きいです。頼もしく引き締まった表情で敬礼をする写真で後進の若者達が憧れを抱き、志すきっかけになるいい写真です。

 一枚部門入選の各誌、若い世代が主役となっている表紙でした。それだけ若い世代が期待されていたり中心となっている証拠でありとても新鮮で新しい風を感じるものが多かったと思います。

講評:フォトグラファー 新垣宏久

 今年度は平均点は高かったものの突出した作品は見当たらず、順位を付けるのは非常に難しく感じました。改めて広報誌の写真に求められる役割とは何か、写真の力とは何かを考える機会になりました。言葉とは違う説得力があり、それが一瞬で伝わるのが写真の力です。記事に使った写真で言いたかったことが伝わったのか、多くの人に感想を聞いてみるのも良いと思います。

●市報たかはぎ 5月5日号表紙
 新しく開園した認定こども園で遊ぶ子供たちです。表紙で使うことを考慮した構図で撮影し、最低限の見出しを配置してシンプルにまとめています。写真としては楽しさや元気の良さがもっと出ても良かったかもしれません。この写真を見て「よし、高萩で育てよう」と思った人がいたとすれば、それが広報誌に求められる写真の力です。

●広報もりや 8月10日号表紙
 消防団で活動する父と娘の凛々しい活動服姿で火災への注意を喚起しています。引き締まった表情は良いとしても雰囲気がやや硬すぎるような気もします。光の向きなどを工夫してもっと生き生きとした写真になればさらに良かったと思います。

●広報ひたちなか 4月25日号表紙
 児童館の利用を呼び掛けるための写真です。明るい表情から楽しそうな雰囲気は十分に伝わります。大きな画面を生かすなら具体的な活動内容が分かる写真でも良かったかもしれません。

●広報かしま 7月号表紙
 地元の海の魅力を伝えようと若い人たちをモデルに水浴場で撮影しています。景色の美しさを伝えるため、あえて光が難しい時間帯に撮影した力作です。ハイライト部分などにやや不自然さが感じられるのが残念です。

●広報つくばみらい9月1日号表紙
 市の防災課の職員をドラマ風にカッコよく撮影しています。注意を引くきっかけになるのであれば、こうした遊び心も良いでしょう。黄色いヘルメットがもう少し目立つと良かったと思います。

●広報とうかい 10月10日号表紙
 中学新人体育大会のバスケットボールからの1枚。複数の人が写っている写真を選びがちな題材ですが、一人の選手をアップに使って人目を引く表紙に仕上げています。写真の使い方の上手さが光ります。

 

 

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