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ホーム > 県政情報 > 広報・広聴 > 広報 > 茨城県広報コンクール > 令和6年茨城県広報コンクール審査結果 > 令和6年茨城県広報コンクール「広報写真部門(組み)」特選受賞感想および審査員講評
ページ番号:70847
更新日:2025年2月5日
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届け!石岡のおまつり思い出
この度は、広報写真部門(組み)の特選にご選出いただき、誠にありがとうございます。広報の担当となり3年目で初の特選をいただきました。カメラの使い方や紙面の作り方、取材のやり方など全く分からなかった自分にご指導・ご鞭撻いただきました先輩方、取材にご協力いただきました皆さま方にこの場をお借りしまして、改めて感謝申し上げます。
毎年9月に開催される石岡のおまつりは、敬老の日を含む3日間で開催され、令和6年の石岡のおまつりには過去最高の「約53万3000人」もの観光客が訪れました。盆や正月には帰らなくても石岡のおまつりには帰るという人もいるほど、市民に愛されているおまつりとなっています。今回の石岡のおまつりでは広報担当3人と元広報OB1人の計4人で取材を行いました。9月とはいえ暑さの残る環境の中、熱中症との戦いの3日間となりましたが、全員で協力して素晴らしい写真を撮影することができました。
今回特選を受賞できたのは、市民の皆さまとのつながりを大切にしてきたからだと思っています。撮影スポットを教えていただいたり、私たちが撮影しやすいように環境を整えてくれたりと、市民の皆さまにたくさん助けていただきました。本当にありがとうございます。今後もこのご縁を大切にしながら、見ている人の心に響くような広報紙を作成していきたいと思います。
組み写真のスタイルは多岐にわたり、使い方によって望ましい撮り方も変わります。撮影前から最終的なページの仕上がりをできるだけ具体的に計画して、それにふさわしい撮り方を心がけることが大切です。
「広報石岡11月1日号 4~5ページ」
恒例の石岡のお祭りの記録写真です。今年の主役である「年番」の泉町にフォーカスして写真の枚数を抑えた結果、見やすいレイアウトになりました。15の町内が参加する盛大な祭りで、すべてを紹介しようとすれば写真が小さくなり熱気が伝わりにくくなります。年番を取り上げるのであれば毎年変わりますから、上手い方法だと思います。
「市報ひたちなか6月10日発行号 6~7ページ」
小中学校の運動会・体育祭の写真です。学校生活がこんなに輝いていることの幸せとありがたさを感じます。「子どもたちが笑顔で学校生活を楽しんでいる姿や、真剣に打ち込んでいる姿を、あらためて広報紙で伝えたい」という担当者の思いに共感を覚えます。
「広報龍ケ崎『りゅうほー』4月前半号 2~3ページ」
小学生の職業体験イベント。何をしている場面なのかが分かるという説明的な要素も押さえながら、真剣な表情や楽しそうな表情をしっかりとらえています。
「広報筑西People10月1日号 9ページ」
あけのひまわりフェスティバルの会場で楽しむ人々の姿。盛りだくさんの内容を限られたスペースに詰め込んで紹介しています。
「広報もりや11月号 3ページ」
学校給食の大切さと、それを支える取り組みを紹介する特集のフロントページ。素晴らしい笑顔の写真を生かしたシンプルなデザインで「食べてNICONICO」というタイトルにピッタリの仕上がりです。
「広報常総11月号 表紙」
街づくりに取り組む団体で共に活動する年齢や立場の異なる3名を取り上げています。テーマに合わせて街を背景に撮影していますが、レイアウトの都合上背景があまり生かせなかったのは残念です。
組み写真のページで重要なのは、写真選定に加え、必要な部分を切り取る「切り抜き」の工夫である。特に人物のアウトラインを切り取った配置は目を引き、ページ全体に動きを与える。撮影時からどの写真が切り抜きに適するかを意識することが、組写真デザイン成功の鍵となる。
【特選】広報石岡11月1日号 イベント写真は多くの要素が写り込みがちだが、紺を基調としたページカラーと文字レイアウトで整理感を演出。扇子踊りの写真を切り抜きで配置し、幌獅子の丸抜きがアクセントとなり、動きと魅力を引き出している。
【準特選】市報ひたちなか6月10 日発行号 ゴールシーンの迫力ある切り抜き写真と、子供たちの生き生きとした表情が相まって、皆が主役の楽しい雰囲気のページに仕上がっている。動きを感じさせる配置が印象的である。
【入選】広報龍ヶ崎「りゅうほー」4 月前半号 職業体験イベントに参加する子供たちの真剣な表情が見どころ。多彩な体験風景を捉えるカメラマンの意気込みが伝わり、読者も思わず見入ってしまう構成となっている。
【入選】広報筑西People10月1日号 珍しい八重ひまわりが中心に配置され、青空とのコントラストが美しいページである。部分を切り取ることでひまわり畑全体を読者の想像に委ね、今度は実際に訪れたくなる気持ちにさせてくれる。
【入選】広報もりや11月号 統一感のある構図と瞬間の笑顔にこだわり、楽しい給食の雰囲気が伝わる組写真である。一瞬の表情を捉えるには迅速な判断が重要であり、「迷ったらシャッターを切る」という姿勢も時には必要である。
【入選】広報常総11月号 手書きパネルを持つことで読者の興味を引きつけている。各自の生活拠点の背景でドラマ性もうまれリアルな活動が伝わり、世代の違う被写体がまちづくり参加者の多様性を後押ししている。