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8月17日(土)に、道の駅ひたちおおたにて令和6年度常陸太田市梨果実品評会が開催されました。
この品評会は、常陸太田市の梨の生産技術向上及び品質の向上を図り農家経営の安定と梨産地の維持発展に寄与することを目的としています。
今年は、昨年に引き続きかなりの高温傾向であり、果樹カメムシ類が多い年でしたが、品質の良いものが多く出品されました。その中でも、表面色が揃い、病害虫の被害がほとんどなく、食味の良いものが上位に入賞しました。
普及センターでは、今後も梨の高品質安定生産にむけて支援していきます。
6月22日(土)に、日立市下深荻町の里川西特産果樹生産部会部会長のほ場にてリンゴ夏季管理講習会が開催され、部会員及びサポーター19名が参加しました。
講習会では、普及センターから、今年のリンゴの肥大状況や見直し摘果、新梢管理、高温対策について説明しました。また、注意報も出されている果樹カメムシの防除対策についても説明しました。
説明後、普及センターの方で新梢管理作業を実演しました。部会員が積極的に質問し、活発な意見交換の場になりました。
普及センターでは、今後もリンゴの高品質安定生産にむけて支援していきます。
6月4日(火)に、日立市下深荻町の中里ブドウ生産部会員のほ場にてブドウの房づくり講習会が開催され、部会員6名が参加しました。
今回は、ブドウの栽培管理の中で、良い房をつくるために必要な花穂整形や摘心といった房づくりの部分を中心に講習を行いました。
講習会では、普及センターから、摘心や花穂整形、摘粒といった房づくり及びこれからの栽培管理について説明しました。説明後、部会員2名のほ場を見回りました。部会員同士で積極的に質問したり意見交換するなど、とても有意義な時間となりました。
普及センターでは、今後もブドウの高品質安定生産にむけて支援していきます。
令和6年5月15日に、JA常陸 常陸太田ぶどう部会が部会員のほ場で講習会を開催し、部会員約30名が参加しました。
今回は、ブドウの基本的な栽培管理である、養分の有効利用のための開花前の摘房や目標房重にするための房づくりについてと、今年の天候や病害虫の発生状況を踏まえた防除について講習を行いました。
始めに普及センターから、今年の天候と病害虫防除のポイント、有核・無核ブドウの管理の概要について説明しました。その後、目標とする品質のブドウを栽培するための管理や花穂整形について、生産部長が実演を交えながら説明しました。
普及センターでは、今後もブドウの高品質安定生産にむけて支援していきます。
4月27日(土)に、日立市下深荻町の里川西特産果樹生産部会部会長のほ場にてリンゴ摘果講習会が開催され、部会員及びサポーター20名が参加しました。
講習会では、普及センターから、今年のリンゴの生育状況やリンゴの摘花・摘果による着果管理について説明しました。また、夏季の高温でも果皮着色に優れるリンゴ品種「シナノホッペ」や、リンゴ赤果肉品種「ムーンルージュ」の紹介をしました。さらに、これから暑くなる時期ということもあって、農作業中の熱中症予防についても情報提供しました。
説明後、普及センターの方で摘花の作業を実演しました。サポーターを中心に積極的に質問し、活発な意見交換の場になりました。
普及センターでは、今後もリンゴの高品質安定生産にむけて支援していきます。
4月13日(土)に、日立市下深荻町の里川西特産果樹生産部会部会長のほ場にて第1回中里フルーツ塾栽培技術支援を行い、中里フルーツ塾生2名が参加しました。
中里フルーツ塾とは、リンゴやブドウをはじめとした様々な果物を栽培する里山「中里フルーツ街道」の特産果樹産地を維持し、後継者を育成することを目的として今年度から日立市で主催し開催している講座です。
講座では、生産部会の会員や普及センターから、リンゴの腋花芽をとる作業や摘花・摘果のポイントや進め方等について説明し、おすすめの参考書も紹介しました。塾生は熱心に受講し、疑問点があれば積極的に質問するなど、研修への意欲がうかがえました。
普及センターでは、今後も関係機関と連携し、担い手育成に向けて支援していきます。
12月14日(木)、土浦市を会場に、9月に行われた茨城県ぶどう連合会青年部シャインマスカット果実品評会の表彰式が行われました。
常陸太田管内からは、最優秀賞と食味賞を本多竜馬氏、優秀賞を本多孝文氏、外観賞を武藤翔平氏が受賞しました。最優秀賞を受賞した本多竜馬氏は昨年に引き続き、2年連続の受賞となりました。本多竜馬氏は、「今年は糖度の上がりを心配していましたが、良い房をつくれてうれしい。家族やスタッフに感謝したい。」と喜びを語りました。
普及センターでは今後もブドウの高品質安定生産にむけて支援していきます。
令和5年10月30日に、JA常陸里川西特産果樹生産部会が目揃え会を開催し、晩生品種の品質の確認を行いました。
この目揃え会は、リンゴ晩生種の販売時期の目安とするとともに部会員個々の果実品質を確認し、品質の良い果実の販売を行うことを目的としています。
出品された果実は、高温の影響で例年に比べ着色が薄い傾向はあったものの、糖度、硬度は概ね良好でした。これから各直売所で人気のふじをはじめとする晩生品種の販売がスタートします。
普及センターでは、今後もリンゴの高品質安定生産にむけて支援していきます。
2月20日、常陸太田地域農業改良推進協議会及び、就農支援協議会の共同による「果樹産地における担い手の確保・育成に関する研修会」を、開催しました。
当部門管内にはブドウ、ナシ、リンゴの観光果樹産地が複数あり、毎年、担い手が減少しています。部会・農協・市と協力し、新規就農者確保・育成のための体制づくりを始めていますが、果樹経営ならではの厳しさがあり、研修受け入れ農業者の確保や研修希望者とのマッチングという面でも多くの課題を抱えています。
そこで、長野県長野農業農村振興センターの担い手担当者を講師に招き、果樹を中心とした新規就農者の積極的な誘致・研修・定着を、普及・指導農業者・農協・市町村が役割を分担のもと、地域ぐるみで進めている先進事例について学びました。
当日はブドウ、ナシ農家を中心に関係機関も含め43名が参加し、熱心に聴き入り、日頃感じている悩みや問題点の解決に向けたヒントを得たようでした。
講演会後は指導農業者と新規就農者・研修生に分かれ、現状や問題点について意見を出し合い、若手からは、「悩んでいることは皆同じだと気付いた。今後は新規就農者同士、交流を深めていきたい」、「他の農家のやり方、他の地域の事例をもっと学びたい」などの前向きな意見が出され、指導者からは、「県・市・農協の連携を更に強化し、農家と一体となって支援をしてほしい」「果樹の担い手育成に特化した補助制度を」などの要望が出され、有意義な研修会となりました。
県北農林事務所経営・普及部門では今後も、地域の担い手の確保・育成・定着に向けた活動を農家や関係機関と協力して、進めていきます。
(担い手)
9月5日(月)に、里川西特産果樹生産部会が中里交流センターを会場として臨時総会を開催し、部会員や関係機関など16名が参加しました。
普及センターからリンゴの販売価格決定の根拠となる「再生産価格」の概念、良果販売のための選果基準、本格的な販売シーズンまでの残りの期間の病害虫防除等について説明しました。また、戸別アンケートの集計結果による産地の将来像や、活性化に向けた対策等についても情報提供しました。
市役所からは、直売における新型コロナ感染対策と、果実の加工向け集荷の取組について説明がありました。
部会員は、現在の販売価格を根拠立てて考え、経営に生かしたり、産地の将来像について真剣に考える良い機会になったと感じたようでした。
普及センターでは、今後も目揃い会などを通して、本年のリンゴ栽培および販売を引き続き支援していきます。
(成長産業化)
令和4年8月24日に、JA常陸 常陸太田ぶどう部会が果実品評会を開催しました。
この品評会は、部会員の栽培技術向上とそれに伴う産地発展を目的に開催するもので、今年で43回目の開催となります。
今年は、「巨峰・露地部門」、「巨峰・雨よけ部門」、「巨峰・種なし部門」、「常陸青龍・種あり部門」、「常陸青龍・種なし部門」の5部門で77点が出品されました。審査は、園芸研究所果樹研究室や普及センターの職員、部会の役員等が、房重や糖度、見た目など各部門の審査基準にもとづいて行いました。出品された果実は、少雨の影響でやや小粒の傾向はあったものの、糖度、着色は良好でした。
普及センターでは、今後もブドウの高品質安定生産にむけて支援していきます。
(成長産業化)
7月14日(木)~15日(金)、県北及び県央地域の鉢物生産農家で構成される「県北鉢物生産者協議会」(会員数11名)では、鉢花の栽培技術や経営管理の向上を目的に福島県の鉢花農家への視察研修を開催しました。
当日は、会員8名が参加し、矢祭町の(有)矢祭園芸、白河市の(株)穂積園芸、中島村の(有)ブルーメあぶくま、船引町の(有)フローラ・ハシモト、郡山市の(有)こおりやま園芸ナーセリーの5カ所を視察しました。
5カ所ともシクラメンを主体にカーネーションやクレマチス、花苗等を組み合わせた大規模生産で法人化していました。販売面でもホームセンターとの契約栽培や公共事業の受託生産等により価格と収入の安定化を図っていました。
会員からは、病害虫防除や潅水方法、パートさん達の雇用管理等について質問するなど、活発に質疑応答交換がされました。今回、3年ぶりの視察研修でしたが多くの刺激を受けた有意義な視察研修となりました。
普及センターでは、今後も消費者ニーズに適応した鉢花生産を支援していきます。
(担い手)
7月5日(火)に、里川西特産果樹生産部会が部会員のほ場を会場として夏季管理講習会を開催し、部会員や中里レジャー農園サポーターなど21名が参加しました。
今年は6月下旬に記録的な高温となったことや少雨の影響で日焼け果が目立つ状態となっています。また、果実の肥大状況は、過去2年と比較し小玉傾向となっています。そのため、普及センターから「ふじ」の着果量は適正からやや多めであることや、樹相が旺盛な生育であることなど生育概況について説明し、適正な着果量にすることや徒長枝切り、日焼け防止等の夏季管理を実施するよう指導しました。
次に園地の樹を用いて、徒長枝の切り取りについて説明しました。部会員は、どの枝を残すか積極的に質問をするなど熱心に参加する様子がみられました。
普及センターでは、今後、見回り会や巡回指導などを通して、消費者に買ってもらえるリンゴづくりを支援していきます。
(成長産業化)
6月27日(月)に、JA常陸 折笠ぶどう部会が講習会を開催し、部会員6名が参加しました。
普及センターから、これまでの気象と今後の気象予報について話した後、梅雨期の病害虫防除を中心とした栽培管理について、説明を行いしました。また、良質なブドウを生産するため、着果過多にならないよう着房数に注意するよう周知しました。その後、部会員のほ場2ヶ所を巡回し、ぶどうの生育状況と栽培管理について意見交換を行いました。
普及センターでは、今後もブドウの高品質安定生産にむけて支援していきます。
(成長産業化)
12月15日(水)に、令和3年度茨城県ぶどう連合会冬季研修会がJA常陸折笠ぶどう部会員のほ場(2ほ場)で開催され、県内のブドウ生産者約100名が参加しました。
研修会は、園芸研究所果樹研究室の研究員や専門技術指導員が講師となり、今年の気象状況やブドウの基本的な整枝・せん定方法についての説明後、実際の樹を用いて整枝・せん定を行いました。実演では、短梢せん定の「シャインマスカット」で、芽座が欠損した時の対処や芽座を基部に維持する方法について研修しました。また、事前に質問のあった、薬剤・植調剤の塗布・散布や潅水方法についても説明がありました。
参加者の中には、近くに寄って切る位置を確認したり、研究員に直接質問したりする様子が伺えました。参加者同士の情報交換も積極的に行われるなど、充実した研修会となりました。
今後も普及センターでは、関係機関と連携し、ブドウの高品質生産に向けた取り組みを支援していきます。
(成長産業化)
令和3年12月7日、JA常陸 常陸太田梨部会が講習会を開催し、部会員約15名が参加しました。今回は、部会員のほ場で次作に向けたナシ「幸水」の整枝・せん定と、常陸太田合同庁舎内で黒星病防除の基本について講習を行いました。
せん定講習会では、始めに普及センターから、樹相診断のポイントと整枝・せん定のポイントについて、一部せん定しておいた樹を見ながら説明しました。その後、研究部員1名を中心に、部会員と話し合いながら1樹せん定しました。部会員からは、「自ら意見を出し合いせん定したことで、とても勉強になった」という声がありました。
黒星病防除についての講習では、園芸研究所病虫研究室の研究員より、病害の発生生態と子のう胞子の発生条件等に基づいた黒星病の防除の基礎について説明がありました。冬季の落葉処理の重要性、薬剤選択時の考え方について理解を深めた様子でした。
普及センターでは、今後もナシの高品質安定生産にむけて支援していきます。
(成長産業化)
7月9日(金)、日立枝物栽培研究会(会員10名)では、栽培管理技術の向上を目的に現地研修会を開催しました。今回も、新型コロナの感染拡大防止をふまえ、会長、JA担当、普及センターが各圃場を回り、会員は自分の圃場で待機する方法で実施しました。
当日は、7名の会員の圃場を回りました。概ね、順調に生育していましたが、一部に、せん孔細菌病やシンクイムシの発生が見られました。
今後の管理作業として
①摘芯は7月末までに実施すること
②込みあった枝のせん除(間引き)や除草
③ナシヒメシンクイムシやせん孔細菌病の防除
などを会員とともに生育状況を確認しながら指導しました。
今後も、随時、ほ場巡回をとおして必要な管理作業を助言していきます。
(担い手)
6月21日(月)に、JA常陸常陸太田梨部会研究部が見回り会を開催し、部員等8名が参加しました。この研究部は、後継者や新規就農者などで構成されており、定期的に圃場巡回や講習会を行っています。講習会では、若木の管理について学んだり、ドローンを活用して上空から生育状況を確認するなど、技術の研鑽に努めています。
今回の見回り会では、参加した部員全員の園を回り、肥大状況の確認や苗木の生育状況、病害虫の発生程度について確認しました。また、一昨年定植したジョイント栽培園の生育状況を確認し、今後の管理についての助言を行いました。参加した部員同士で積極的な情報交換が行われ、有意義な会となりました。
今後も普及センターでは、若手生産者の積極的な活動や、ナシの高品質果実生産に向けた支援を行っていきます。
(担い手)
6月4日(金)、日立枝物栽培研究会(会員10名)では、栽培管理技術の向上を目的に現地研修会を開催しました。これまでは、全会員で全圃場を回る集合研修方式で開催していましたが、今年は新型コロナの感染拡大防止をふまえ、会長、JA担当、普及センターが各圃場を回り、会員は自分の圃場で待機する、という方法で実施しました。
当日は、7名の会員の圃場を回りました。一部、昨年の凍霜害の影響から枯死した株やせん孔細菌病が見られましたが、概ね、順調に生育していました。
普及センターからは、今後の管理作業として
①摘芯のやり方と実施時期
②込みあった枝のせん除(間引き)や除草
③芯折れの原因となるナシヒメシンクイムシやせん孔細菌病の防除
などについて会員とともに生育状況を確認しながら必要な作業を指導しました。
次回は7月下旬に現地研修会を開催する予定です。
(担い手)
5月15日(土)に、JA常陸 常陸太田ぶどう部会が部会員のほ場で講習会を開催し、部会員約30名が参加しました。
今回は、ブドウの基本的な栽培管理である、養分の有効利用のための開花前の摘房や目標房重にするための房づくりについてと、今年の天候や病害虫の発生状況を踏まえた防除について講習を行いました。
始めに普及センターから、今年の天候と病害虫防除のポイント、有核・無核ブドウの管理の概要について説明しました。その後、目標とする品質のブドウを栽培するための管理や花穂整形について、生産部長が実演を交えながら説明しました。
普及センターでは、今後もブドウの高品質安定生産にむけて支援していきます。
なお、講習会は屋外で全員がマスク着用し、適切な間隔を確保した上で、短時間で行いました。
(成長産業化)
4月7日(水),県北及び県央地域の鉢物生産農家で構成される「県北鉢物生産者協議会」(会員数13名),「シクラメンズひたち」(会員数10名)では,ポットカーネーションの栽培管理技術の向上を目的にした合同での現地検討会を開催しました。
当日は,この2組織の会員9名に加えて種苗メーカーの技術者が参加しました。会員の施設8ヶ所を巡回し,生育及び栽培管理状況に関する検討や情報交換を行いました。今年の作柄は,2~3月の気温が高く,日照時間も多いことから1週間程度前進傾向ですが,病害虫の発生も少なく,概ね良好となっています。出荷のピークは4月末から5月1週目頃となる見込みで,赤色系,ピンク色系主体に40数品種,約14万鉢が京浜市場を中心に出荷される見込みです。参加した会員らは,温度管理や遮光処理などによって適期に出荷させることや施肥管理に関する情報交換を盛んに行っていました。
普及センターからは,4月下旬からの出荷にむけて、生育状況と気象予報に留意して温度管理を行うことなどを伝えました。今後,この2組織では合同でのシクラメンの現地検討会を7月から11月まで毎月開催する予定です。
(担い手)