ここから本文です。

更新日:2021年3月10日

精密検査

 と畜場および食鳥処理場では肉眼検査を主体に行っていますが、肉眼検査に加えさらに精密な検査が必要な場合には、検査材料を試験室に搬送し次のような検査を行っています。

             【微生物検査】
             敗血症や豚丹毒などの疾病を診断するために細菌の分離,
             同定等を行います。顕微鏡で細菌の形態等を観察すると
             ともに生化学的性状試験等を行います。

             精密検査写真1
             豚丹毒菌や連鎖球菌等の細菌が主な原因となって
             心臓の内膜に起きた炎症。(心内膜省)

             seimitu2
              炎症部位の細菌が血液寒天培地上で発育し,
              コロニーを形成しています。

              

            【理化学検査】
             黄疸や尿毒症の診断をするために生化学的検査を行います。
             また,生産段階で治療等に使用した抗菌性物質等の食肉中に
             おける残留の有無を検査します。

                                       精密検査3
             腎臓中に残留していた抗菌性物質のために形成された阻止円。
             精密検査4
             阻止円が形成された検体はさらに残留していた抗菌性物質等
             の種類や量を検査します。(写真はLC/MS/MS)

 

            【病理(寄生虫)検査】
               腫瘍や寄生虫を疑う臓器を顕微鏡等を使用して検査します。

             精密検査5
             鶏の腹側にみられた腫瘤

             精密検査6
             鍍銀法という特殊染色法で線維を特徴的に染め、
             顕微鏡で観察します。

             

このページに関するお問い合わせ

保健医療部生活衛生課食の安全対策室-食の安全対策室食品衛生

〒310-8555 茨城県水戸市笠原町978番6

電話番号:029-301-3424

FAX番号:029-301-0800

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

質問:このページの情報は役に立ちましたか?

質問:このページは見つけやすかったですか?