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更新日:2020年10月9日

水田利用研究室(Utilization of Paddy Field Lab.)

 水田利用研究室では,高温や縞葉枯病に強い水稲品種,転換畑に適した麦類・大豆の奨励品種を選定しています。また,水田高度利用のため,麦類・大豆・飼料用米等の高品質安定栽培技術の開発等を行っています。さらに,IT技術を用いた水稲の生育予測・診断技術の開発に取り組んでいます。

主な研究課題

水稲大規模経営の栽培技術に対応した生育診断技術の開発(平成28~32年度)

 IT技術を用いた水稲の生育予測・診断技術を開発します。 

イネ縞葉枯病に対する抵抗性品種の導入と防除技術の確立(平成27~29年度)

 イネ縞葉枯病対策として有効な抵抗性品種・系統について,本県における諸特性を明らかにし,栽培技術を確立します。

飼料用米専用品種の生育に応じた省力施肥技術の確立(平成29~31年度)

 本県の主要な飼料用米専用品種・知事特認品種の生育に応じた省力追肥技術を確立します。

茨城県における小麦の湿害を中心とした多収阻害要因の実態解明及び対策技術の確立(平成27~31年度)

 県内各産地の実態把握に基づいた多収阻害要因を明らかにします。湿害程度を簡易に判定できる手法と湿害程度に応じた対策技術をマニュアル化します。

 主な研究成果

大豆認定品種「里のほほえみ」の高品質・安定栽培法(平成28年度)

 青立ち症状が発生しにくい大粒大豆「里のほほえみ」の高品質かつ250kg/10aが得られる栽培法を確立しました。

 成果の内容はこちら(PDF:395KB)をご覧ください。

 

satonohohoemi_seijukuki 「タチナガハ」成熟期
     「里のほほえみ」の成熟期       「タチナガハ」の成熟期

 

 高品質で機能性に優れた精麦用二条裸麦「キラリモチ」の認定品種採用(平成28年度)

  高βグルカン,プロアントシアニジンフリー,モチ性を有し,オオムギ縞萎縮病抵抗性の精麦用二条裸麦「キラリモチ」を認定品種に採用しました。

 成果の内容はこちら(PDF:329KB)をご覧ください。

キラリモチの出穂期 キラリモチの成熟期 キラリモチの子実
      出穂期の様子       成熟期の様子    子実外観

中晩生品種の飼料用米栽培に適した全量基肥肥料(平成27年度)

 中生の「ホシアオバ」および「ゆめひたち」,晩生の「あさひの夢」,極晩生の「クサホナミ」,それぞれについて,粗玄米重700kg/10a程度が得られる肥料タイプを明らかにしました。

 成果の内容はこちら(PDF:253KB)をご覧ください。

 

ホシアオバ

クサホナミ

        ホシアオバ(中生)        クサホナミ(極晩生)

アクセス

水田利用研究室(茨城県龍ケ崎市大徳町3974)

バス:JR佐貫駅乗り換え、関東鉄道竜ケ崎駅から関東鉄道バス「江戸崎」行きで約15分、

「戸張」下車後、徒歩約20分

自動車:圏央道「牛久阿見」I.C.から15キロメートル(約30分)

地図はこちら(別ウィンドウが開きます)(外部サイトへリンク)

 

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このページに関するお問い合わせ

農林水産部農業総合センター農業研究所水田利用研究室

〒311-4203 茨城県水戸市上国井町3402

電話番号:0297-62-0206

FAX番号:0297-64-0667

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