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更新日:2024年3月28日
県民の皆さまに広く人権について考えていただくため、人権メッセージを募集し、厳正な審査の結果、 入賞作品が決定しました。多数の御応募ありがとうございました。
応募総数72,422作品
小沼 典子 さん
「すみません。」自閉症と知的障害のある息子がいる私の口癖です。小さい頃は多動や奇声などで、買い物に行くにも一苦労、周りからは奇異な目で見られる事も多々ありました。その視線に耐えられず、謝ることで自己防衛をしていたのかもしれません。そんな時「お母さん、気にしなくて良いの、大丈夫よ。可愛いお子さんね。」と見知らぬ方に声かけしていただいた事がありました。
その言葉ひとつがどれだけうれしかったか。日本では普通じゃない人に対しての世間の目は未だに“自分には関係ない”“触れない方がいい”という風潮が強いと感じます。「大丈夫だよ。」「何か助けが必要?」困った人がいたら気軽に声かけや助け合いが出来る、優しい社会を目指して私自身も相手を思いやる気持ちを大切に生きていきたいと思っています。
ひたちなか市立市毛小学校3年 細谷 奈々葉 さん
わたしはこの前、自てん車でころんでしまった。その時、外国人の家族が声をかけてくれた。わたしは、その人たちが外国語を話していたので、何を言っているかは分からなかった。でも、わたしのことを心ぱいしてくれているということは分かった。それは、自てん車をおこしてくれたり、水とうをひろってくれたりしたからだ。わたしは、とても安心した。言葉が通じなくても、気持ちは通じるのだなと思った。わたしも、助けられる人になりたい。
守谷市立大井沢小学校6年 堤 楓 さん
私の弟は自閉症だ。自閉症とは、人とのコミュニケーションが苦手で、物事に強いこだわりがある障害のこと。私の弟は日々の生活で自分の思いをつたえるのが苦手だ。でも、家族や幼稚園の先生、友達がやさしく接し、寄りそい、助け合ったおかげで、弟はぐんぐん成長している。自分の思いが少しでも相手に伝えられるようにもなった。皆が、寄りそったおかげで弟は来年、特別支援学校に入学できる。人間は一人では生きられない。支え合うものだから。
鹿嶋市立平井中学校3年 水野 朱梨 さん
私と妹がバスに乗って出かけた時の事です。私達は立っていたお年寄りの方に席を譲りました。しかし、バスに乗り慣れていない妹は立つことが不安定な様子で、それを見たお姉さんに席を譲ってもらいました。今思うと、人のためにやったことが失敗したように感じますが、思いやりの連鎖が起きたようで、とてもあたたかい気持ちになったことをよく覚えています。これからも思いやりの連鎖が続くように人の役に立つことをたくさんしていきたいと思います。
茨城県立岩瀬高等学校1年 大平 愛心 さん
街を歩くと、スロープのない大きな段差がある店がある。それを見た私は、車椅子の人は入れない、バリアフリーに対応していないと思った。しかし数日後、店員や近くの人が車椅子を持ち上げて段差を乗り越えているのを目にした。物理的なバリアを「心のバリアフリー」で乗り越えている姿を見て、本当に必要なのは、困っている人を支え助けることなのだと気付かされた。私も、困っている人と心を通わせバリアを取り除いていきたい。
茨城県立水戸高等特別支援学校2年 渡邉 結花 さん
私は人の悩みを聞くのが得意。この得意なのを見つけだしてくれたのは友達だ。友達が以前私に「なんでそんなに人の悩みを聞けるの」と聞かれた時私は小さい頃にあった事を言うことができた。自分の事を話すのも大切だと気付かせてくれたのも友達だ。私は色々な事を気付かせてくれる友達がとても大好きだ。友達が私を笑顔にさせてくれる。また、謝る事の大切さを気付かせてくれる。そんな友達がいてくれて私は本当に幸せ者だと心から強く思う。ありがとう。
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