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更新日:2017年1月27日

ねばねば音頭で茨城を元気に!株式会社Mプロモーション

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インタビュー

かつて、街の人々の拠り所であった商店「かどや」の跡地で、その場に残る歴史や趣きを活かし、2016年4月にマイクロクリエイションオフィスとして生まれ変わった「かどや」。日々、新たな交流や営みがこの場所を拠点に生まれています。

今回はそんな「かどや」開設当初から入居されている企業、株式会社Mプロモーション代表の石井さん、同社制作プロデューサーの淺野さん、歌手の泉水いづみさんにお話しを聞きました。

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プロフィール:株式会社Mプロモーション
音楽プロダクション兼レコード会社。東京は日本橋に本社を構える。茨城支社として、かどやに入居中。写真右から、代表取締役社長の石井満さんはMプロモーションの他にゲーム会社も経営される敏腕経営者。執行役員事業部長、茨城支社長の制作プロデューサー淺野勝盛さんは長年東京にてミュージシャンとして活躍され、業界内外に幅広いネットワークを持つ。歌手の泉水いづみさんは、漫才コンビ おぼん・こぼんのこぼんさんを親に持ち、元芸人の経歴を活かし司会、ラジオ、テレビとマルチに活躍中。石井さんと淺野さんは茨城県鉾田市出身。

40年来の同級生

もともと、石井さんと淺野さんは小学校からの同級生で、かれこれ40年近くの付き合いになる古くからの盟友だそう。石井さんは勉強もスポーツも万能な優等生タイプ、一方で淺野さんはロックが大好きで少しやんちゃな青春時代だったと言います。タイプの違う二人でしたが、当時からお互いに一目を置いていたとのこと。そんなお二人は、高校を卒業してからお互い別々の道を歩んできましたが、東日本大震災後に再会を果たします。

(石井さん)地元の茨城が震災で大変な時に、仕事と家庭の事情で自分が何も出来なかったんです。それがずっと心に引っかかっていて。そんな時に、音楽で茨城を元気づけるという企画を勝盛(淺野さん)から聞いて、彼が高校卒業してから地元の人達に馬鹿にされながらもミュージシャンとして頑張って東京で結果を出しているのを知っていましたから、ほとんど迷わず二つ返事で協力を決めたんです。

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代表の石井さん。

ねばねば音頭誕生

(淺野さん)その企画というのが、僕が茨城県非公認ゆるキャラのねば〜る君との繋がりがありまして、そのやり取りの中で納豆の曲を作って茨城を元気づけることが出来たら良いですね、なんて話しになったんです。そこで、いづみちゃんが出てくるわけですけども、彼女のお父さん(漫才コンビ おぼん・こぼんのこぼんさん)とは仕事をご一緒させて頂くことが何回かあって、そんなご縁でこの子に合った曲を書きたいなと思いまして、曲のキーやテンポ、雰囲気も全ていづみちゃんに合うように作り込んでいったんです。

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 淺野さんと泉水いづみさん、この1年茨城県内様々な場所に駆けつけ、ねばねば音頭で地域を盛り上げてきた。

老若男女誰でも一緒に踊りやすい振り付けは芸人の芋洗坂係長さんが担当

 

(淺野さん)呼んで頂けるのであればどんな場所にも駆けつけようと、いづみちゃんと一緒に頑張ってきて(2016年は大小合わせて約70本!のステージに立つ)おかげさまで少しずつ認知度も上がってきたかなと思っています。踊れる方いらっしゃったら、どうぞステージに上がってきて下さい!なんてアナウンスしてみた時があるんですけど、もうステージが壊れるんじゃないかっていう感じでみなさんがステージで踊って下さって。もう、涙が溢れちゃいましたよね。

(泉水いづみさん)歌を売っていくというよりも、歌を根付かせてていくという感じなのかなと。私は千葉県出身なのですが、ねばねば音頭を通じて茨城のみなさんと交流させて頂く中ですごく茨城に愛着が出て来るようになって。地域を活性化していくには、私みたいな人を増やしていければ良いのかなって思うようになりました。

「かどや」を拠点に

(石井さん)やはりそうやって徐々にみなさんに認知されていったのも、この「かどや」に入居したことがとても大きかったと思います。茨城を盛り上げるための活動をするのに、茨城に拠点がないのでは皆さん認めてくれないですよね。ですから、こちらの募集情報を見つけた時に真っ先に手を挙げたんです。

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「かどや」のシェアオフィススペースで

(淺野さん)地方創生、地方活性ってそこにいる人が活性化して動かないと実現しないと思うんです。誰かや何かを他所から持ってきて、大きなキャンペーンでというやり方では駄目なんじゃないかなと。そういった意味で、この「かどや」という場所で色々な人が交流して何かをやろうという動きは大きな第一歩ですよね。今度弊社が企画しているイベントだってそこのメガネ屋さんや、あそこの着物屋さんも喜んで協力して下さって。そういうのをこの場所を拠点にやっていきたいんです。

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石井さんと淺野さん、お互いをとても信頼されているのがお話しから伝わりました。

老若男女誰にでも親しまれるキャッチーな楽曲”ねばねば音頭”の背景には、Mプロモーションさんの「音楽の力で地方創生をしていく」という確固たるビジョンがありました。既に第二弾楽曲の企画も生まれ始めているとのこと。また、今後は文化施設の拠点を作ってさらに地元の方々、同じ価値を共有出来るクリエイターの方々を巻き込んでいきたいという壮大な構想もお聞かせ頂きました。Mプロモーションさんの今後の展開が楽しみです。

(Text/Photo: 山根 晋)

 

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