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更新日:2000年7月27日

茨城沖でとれる魚-ハマグリ類は全国1位-

 平成8年7月5日紙上掲載

本県は豊かな漁場を持ち、水産物にも恵まれています。本県の沖合には黒潮と親潮がぶつかるため、マイワシ、サバ、サンマ、カツオ、シラス、オキアミなどの寒・暖流性魚類の好漁場となっています。特に水揚げ量が全国シェア上位のものは、カタクチイワシ、マアジ、イカナゴなどがあります。

ところで「県のさかな」に指定されたヒラメですが、新しくできた栽培漁業センターでヒラメの稚魚の生産が始まったところであり、稚魚が放流されることにより今後は鹿島灘で捕れたヒラメが皆さんの食卓に上る回数も増えそうです。また、北茨城などで特に有名となったアンコウですが、昨今のグルメブームに乗り、今やフグに匹敵する美味とされています。

なお、鹿島灘で捕れるハマグリ類は市場評価の高い本県特有の貝であり、シェアは5割以上を占めて全国1位となっています。近年増加している紛らわしい輸入品や他の産地のものと区別するために、「鹿島灘ハマグリ」と名付けられ全国に出荷されています。

次に、湖沼や河川における、いわゆる内水面の漁業についてですが、本県にはわが国第2位の面積の霞ヶ浦を控えており、コイの養殖など内水面の漁業養殖業の生産量は全国2位となっています。霞ヶ浦における漁業をみますと、エビ類、ハゼ類が全国1位の生産をあげているほか、シラウオ、ワカサギも全国シェアの上位を占めています。このほか涸沼、利根川などの河川ではシジミ漁が盛んで、全国2位の生産量です。

河川では、太公望お待ちかねのアユ釣りが解禁になったところですが、そのアユが那珂川、久慈川を中心に全国7位の生産量です。

このように本県は水産物でも「うまいもんどころ」。茨城の魚を肴(さかな)に今夜は一杯としゃれてみませんか。

茨城県の主な魚介類

  • <海面漁業生産統計調査,内水面漁業生産統計調査(農林水産省)より>

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