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更新日:2015年4月1日
戦後の焼け跡時代から今日まで、日本は世界でも例をみない経済発展を成し遂げましたが、その原動力となったのは、諸外国から“働きバチ”と非難されるほど頑張ってくれた先輩諸氏の血のにじむような努力にあったわけです。
ところで、先進国の仲間入りを果たし、経済・社会も成熟期に入ると今度は生活の質の向上が求められるようになりました。その第一歩として、労働時間の短縮が国の内外から声高に叫ばれていますが、来年4月からはいよいよ労働時間週40時間制が全国的にスタートします。
本県においては、グラフにみられるように、所定外(残業)の労働時間数そのものは年々減少しているものの、1991年から94年まで4年続けて所定外労働時間が日本一多い県となっています。
最近は、がん、心臓病、脳卒中などの成人病はもとより、過度なストレスによる精神的疾患が増加傾向にありますが、働き過ぎも原因のひとつになっているようです。
忙しくて病院に行こうにも行けないという声もよく聞かれますが、行くべきときに病院に行き、受けるべきときに適切な治療を受けてさえいれば治ったのに、という場合がかなりあるといわれています。
先進国となった今日、身体を犠牲にしても働かなければならないという状況は、やはりどこかおかしいといわざるを得ません。健康については私たち一人ひとりが気をつけるとともに、県としても安心して働ける職場づくりの推進に努めていくこととしています。
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