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更新日:2000年7月27日
日本の医療もめざましい進歩を遂げ、日本は世界一の長寿国になりました。しかしながら、国民病といわれた結核の死亡率は激減したものの、がん、心臓病、脳卒中のいわゆる3大成人病で死亡する人が過半数以上を占めており、21世紀になろうとしている現代においても、完全な予防は難しいのが現状です。
本県においても、1994年の死亡者数で第1位から第3位までが、がん(5,274人)、心臓病(3,581人)、脳卒中(3,097人)の順となっており、総死亡者数の約60%を占めています。
心臓病、脳卒中は、ある日突然発病して命を失うことが多い病気ですが、がんは少しずつ病状が進行し、自覚症状が現れるころにはかなり進んでいる場合が多いという意味で、やはり怖い病気です。
心臓病、脳卒中は、減塩を中心とした高血圧管理や動脈硬化を促進するコレステロールに気をつければある程度防ぐことができます。特に、脳卒中が1970年ころから減少傾向にあるのは減塩指導などによる高血圧管理が普及したためです。
一方、がんは1950年から一貫して増え続けております。特に肺がんと大腸がんが顕著な増加傾向を示しており、肺がんは喫煙、大腸がんは肉類を中心とした食生活が大きく関係しているといわれています。
がんは初期においては、そのほとんどが無症状であることが多く、発生原因も分かっていないので、早期発見のためには、定期的にレントゲン検査などの健康診断を受けることが必要です。もし不幸にして異常が見つかっても、自覚症状がない段階で発見できれば治癒する確率が高いわけです。
いずれにしても3大成人病は、食事やストレス解消などを中心とした規則正しい生活と、定期的な健康診断を受けることが予防の第一歩です。
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